- 2008-07-01 『氷の華』
- 2008-06-29 おさぼりちゅう
- 2008-06-16 創元メルマガより
- 2008-06-15 ヴィクトリア朝サスペンス×2
- 2008-06-11 『カスに向かって撃て!』 ジャネット・イヴァノヴィッチ
- 2008-06-07 氷室冴子さん
- 2008-06-05 『ウースター家の掟 ウッドハウス・コレクション(4)』
2008. 07. 01
『氷の華』
氷の華 (幻冬舎文庫 あ 31-1) / 天野節子帰り道に寄った本屋で、文庫化されているのを発見。「テレビドラマ化」「米倉涼子主演」という帯つきで。
私、去年末の「このミス」でこの作品が話題になっていたのを見てから気になっていて、2〜3ヶ月ほど前に ハードカバー版 で読みました。
「結婚12年の隆之と恭子は、誰もが羨む夫婦生活を送っていた。ある日、恭子のもとにかかってきた夫の愛人と名乗る女からの電話。そこで告げられた事実が、彼女を殺人へと駆り立てる。罠が罠を呼ぶ、本格ミステリー。(「MARC」データベースより)」という話です。
例によって感想を書きそびれていたんですが(笑)、おもしろかったですよ〜。読者を驚かせることにこだわるあまりちょっと不自然に思えるところがあるのが多少気になったものの、リーダビリティ抜群。それに、どことなく古風で品の良さみたいなものがありました。
これは著者が50代後半になってから初めて書いた作品で、最初は幻冬舎の個人出版部門から自費出版したものを、出来の良さが評判になって、幻冬舎が商業出版しなおしたものなんだそうです。
ドラマの公式サイトももう出来ているのか。
http://www.tv-asahi.co.jp/koori/
夫役は堺雅人なのね。小説では、主人公は有閑ミセスで夫はサラリーマンだったはずだけど、ドラマでは、主人公がピアニストで夫は外科医ということになっているんですね。
主人公が米倉涼子というのはハマリ役なんじゃないかなー。
2008. 06. 29
おさぼりちゅう
最近、何事に対してもやる気を喪失していて、読んだ本の感想を書くのも面倒くさくなってます……。
『ワイルダーの手』 はとっくに読み終わってるし、その後にグラディス・ミッチェルとかフレッド・ヴァルガスとかも読んじゃったんですけど。(いや、本を読むことに関してだけは気力があるようだ……)
昨日、出掛けたついでに大きな本屋に寄ったら、新潮文庫の7月の新刊のバッジ・ウィルソン 『こんにちは アン(上)』『こんにちは アン(下)』 がもう出ていました。
『赤毛のアン』 のアンがグリーンゲイブルスにやってくる前の話なんだけど、帯には「アニメ化」の文字が。
結局買わなかったんですが、アニメ化するのなら読んでみようかなあ。
http://ameblo.jp/anne100/entry-10077271710.html
↑ こちらのブログによると、モンゴメリの子孫の方々が依頼して書いてもらったもののようだし、モンゴメリ研究者も絶賛しているそうだし。
新潮文庫と言えば、大手出版社の「夏の100冊」キャンペーンが始まっているようですね。
新潮のエコバックや、角川のブックカバーは欲しいなーと思うんですが、買いたいような本がないんだよなあ……。
『ワイルダーの手』 はとっくに読み終わってるし、その後にグラディス・ミッチェルとかフレッド・ヴァルガスとかも読んじゃったんですけど。(いや、本を読むことに関してだけは気力があるようだ……)
昨日、出掛けたついでに大きな本屋に寄ったら、新潮文庫の7月の新刊のバッジ・ウィルソン 『こんにちは アン(上)』『こんにちは アン(下)』 がもう出ていました。
『赤毛のアン』 のアンがグリーンゲイブルスにやってくる前の話なんだけど、帯には「アニメ化」の文字が。
結局買わなかったんですが、アニメ化するのなら読んでみようかなあ。
http://ameblo.jp/anne100/entry-10077271710.html
↑ こちらのブログによると、モンゴメリの子孫の方々が依頼して書いてもらったもののようだし、モンゴメリ研究者も絶賛しているそうだし。
新潮文庫と言えば、大手出版社の「夏の100冊」キャンペーンが始まっているようですね。
新潮のエコバックや、角川のブックカバーは欲しいなーと思うんですが、買いたいような本がないんだよなあ……。
2008. 06. 16
創元メルマガより
東京創元社のメルマガの「近刊案内(2008年8月以降の刊行予定分)」より
8月の東京創元社、頑張りすぎでしょ、これは(笑)
マキリップのほうは短編集。
ジョーンズにマキリップとは、盆と正月が一緒に来るようなものだ(笑)。
創元推理文庫の海外ミステリ3冊も、全部気になります。
3つ目のコニス・リトルのは、現代もののコージーだったらスルーするところですが、1940年代の作家なので。
【追記】 原書を探してみた。
ダイアナさんのは "Eight Days of Luke" で、マキリップは "Harrowing the Dragon" ですね、多分。
で、『夜ふかし屋敷の〜』 は、これ かなあ?1941年の作品らしいです。
8月の東京創元社、頑張りすぎでしょ、これは(笑)
【単行本】
◇『ぼくとルークの一週間と一日』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著/大友香奈子訳(創元ブックランド)
【創元推理文庫】(ファンタジー)
◇『ホアズブレスの龍追い人』 パトリシア・A・マキリップ著/大友香奈子訳
◇『ぼくとルークの一週間と一日』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ著/大友香奈子訳(創元ブックランド)
【創元推理文庫】(ファンタジー)
◇『ホアズブレスの龍追い人』 パトリシア・A・マキリップ著/大友香奈子訳
マキリップのほうは短編集。
ジョーンズにマキリップとは、盆と正月が一緒に来るようなものだ(笑)。
創元推理文庫の海外ミステリ3冊も、全部気になります。
【創元推理文庫】(海外ミステリ)
◇『エヴァ・ライカーの記憶』 ドナルド・A・スタンウッド著/高見浩訳
タイタニック号を主題に据えたオールタイムベスト級傑作ミステリ。
◇『ジョフリー・ウォリスの殺人』(仮) D・M・ディヴァイン著/中村有希訳
巧手ディヴァインの才が遺憾なく発揮された、英国探偵小説の王道。
◇『夜ふかし屋敷のしのび足』 コニス・リトル著/三橋智子訳
偽メイドとして、とある屋敷に潜入した私。コミカルなミステリ!
◇『エヴァ・ライカーの記憶』 ドナルド・A・スタンウッド著/高見浩訳
タイタニック号を主題に据えたオールタイムベスト級傑作ミステリ。
◇『ジョフリー・ウォリスの殺人』(仮) D・M・ディヴァイン著/中村有希訳
巧手ディヴァインの才が遺憾なく発揮された、英国探偵小説の王道。
◇『夜ふかし屋敷のしのび足』 コニス・リトル著/三橋智子訳
偽メイドとして、とある屋敷に潜入した私。コミカルなミステリ!
3つ目のコニス・リトルのは、現代もののコージーだったらスルーするところですが、1940年代の作家なので。
【追記】 原書を探してみた。
ダイアナさんのは "Eight Days of Luke" で、マキリップは "Harrowing the Dragon" ですね、多分。
で、『夜ふかし屋敷の〜』 は、これ かなあ?1941年の作品らしいです。
2008. 06. 15
ヴィクトリア朝サスペンス×2
なんだかビミョーにやる気がなくて、読んだ本の感想書くのサボリ気味です……。
レ・ファニュのゴシック・スリラー 『ワイルダーの手』 を読み始めました。
親戚ながら代々醜い争いを繰り広げてきたワイルダー家とブランドン家。マーク・ワイルダーとブランドン家の女相続人ドーカスの結婚によって、その争いに終止符が打たれようとしていた……というところから物語は始まります。
何の前知識もなしで読み始めたのですが、このツンツンした黒髪美人ドーカスと、その従姉妹で気丈な金髪美人のレイチェル・レイクの二人がダブルヒロインなのかな? それに対し、マークやレイチェルの兄スタンリー・レイク大尉といった男性陣が、腹黒・性悪などロクデナシばかりなのがおもしろい。
でもって、語り手の青年チャールズ・ド・クレスロンがなんだか……キモイ。この人、二人の結婚に際しての財産上の契約手続きを手伝ってほしいと旧友のマークに呼ばれたのですが、実はマークのことをあまり好いてはいません。でも、ドーカスが絶世の美女であることを噂で知っている彼は、政略結婚なのでドーカスはマークを愛しているわけではないだろうと考え、「好奇心に横恋慕めいた感情がちらつき」、つまり「あわよくば自分が……」という下心アリアリでブランドン邸へいそいそとやってきます。想像以上のドーカスの美しさに舞い上がったチャールズはなんとか彼女に取り入ろうとしますが、はにかみ屋だわ口下手だわで会話は盛り上がらずに白けきってしまい、ドーカスはそれをフォローしようとさえしません。自分に親切にしてくれないドーカスのことを、内心で「つれない」「高慢」「よほどずぶといのか世間知らずなのか」だのとなじるチャールズ。それでいて、彼女から何か話しかけられると、有頂天のあまり、テンパってしどろもどろに……。あー、これはイタすぎる……(笑)。
そんなチャールズの寝室に、真夜中に老人の幽霊(?)が現れ、「マーク・ワイルダーはこの女を娶るなかれ、さもなくば生きながら埋葬され、ふたたび起つことあるまじ」と告げる……という感じに物語は進んでいきます。(美女ではなく老人の幽霊に夜這いされるとは……チャールズ、ますます可哀相な奴だな/笑)
ところで、レ・ファニュはヴィクトリア朝の作家ですが、ヴィクトリア朝と言えば……
サラ・ウォーターズ 『半身』 が原作の "Affinity" のDVDが、amazon.co.ukで予約できるようになってた。
http://www.amazon.co.uk/Affinity-Anna-Madeley/dp/B000XJF080/
これ、イギリスのITVがドラマ化したものだよね。
ドラマ化のことはこのブログでも以前ちらっと書いたことがあって、いつ放送されるのかなと思って、ときどきITVのサイトをチェックしていたんですが……。春予定だったのが延びたみたいで、ITVではまだ放送されていない模様。
テレビで放送する前から、DVDの予約が始まってるのか。
さらに調べてみたら、今月下旬にサン・フランシスコで開かれる「San Francisco International Lesbian and Gay film festival」で上映されるらしい。
Affinity | Frameline32 | Tim Fywell | USA
レ・ファニュのゴシック・スリラー 『ワイルダーの手』 を読み始めました。
親戚ながら代々醜い争いを繰り広げてきたワイルダー家とブランドン家。マーク・ワイルダーとブランドン家の女相続人ドーカスの結婚によって、その争いに終止符が打たれようとしていた……というところから物語は始まります。
何の前知識もなしで読み始めたのですが、このツンツンした黒髪美人ドーカスと、その従姉妹で気丈な金髪美人のレイチェル・レイクの二人がダブルヒロインなのかな? それに対し、マークやレイチェルの兄スタンリー・レイク大尉といった男性陣が、腹黒・性悪などロクデナシばかりなのがおもしろい。
でもって、語り手の青年チャールズ・ド・クレスロンがなんだか……キモイ。この人、二人の結婚に際しての財産上の契約手続きを手伝ってほしいと旧友のマークに呼ばれたのですが、実はマークのことをあまり好いてはいません。でも、ドーカスが絶世の美女であることを噂で知っている彼は、政略結婚なのでドーカスはマークを愛しているわけではないだろうと考え、「好奇心に横恋慕めいた感情がちらつき」、つまり「あわよくば自分が……」という下心アリアリでブランドン邸へいそいそとやってきます。想像以上のドーカスの美しさに舞い上がったチャールズはなんとか彼女に取り入ろうとしますが、はにかみ屋だわ口下手だわで会話は盛り上がらずに白けきってしまい、ドーカスはそれをフォローしようとさえしません。自分に親切にしてくれないドーカスのことを、内心で「つれない」「高慢」「よほどずぶといのか世間知らずなのか」だのとなじるチャールズ。それでいて、彼女から何か話しかけられると、有頂天のあまり、テンパってしどろもどろに……。あー、これはイタすぎる……(笑)。
そんなチャールズの寝室に、真夜中に老人の幽霊(?)が現れ、「マーク・ワイルダーはこの女を娶るなかれ、さもなくば生きながら埋葬され、ふたたび起つことあるまじ」と告げる……という感じに物語は進んでいきます。(美女ではなく老人の幽霊に夜這いされるとは……チャールズ、ますます可哀相な奴だな/笑)
ところで、レ・ファニュはヴィクトリア朝の作家ですが、ヴィクトリア朝と言えば……サラ・ウォーターズ 『半身』 が原作の "Affinity" のDVDが、amazon.co.ukで予約できるようになってた。
http://www.amazon.co.uk/Affinity-Anna-Madeley/dp/B000XJF080/
これ、イギリスのITVがドラマ化したものだよね。
ドラマ化のことはこのブログでも以前ちらっと書いたことがあって、いつ放送されるのかなと思って、ときどきITVのサイトをチェックしていたんですが……。春予定だったのが延びたみたいで、ITVではまだ放送されていない模様。
テレビで放送する前から、DVDの予約が始まってるのか。
さらに調べてみたら、今月下旬にサン・フランシスコで開かれる「San Francisco International Lesbian and Gay film festival」で上映されるらしい。
Affinity | Frameline32 | Tim Fywell | USA
* Tag : レ・ファニュ
2008. 06. 11
『カスに向かって撃て!』 ジャネット・イヴァノヴィッチ
Ten Big Ones (1994)ジャネット・イヴァノヴィッチ / 細美遥子 訳 / 集英社文庫
[ Amazon ]
あたしはステファニー・プラム。裁判と保釈金をぶっちぎる不届き者を捕まえる、バウンティ・ハンターをしている。たまたま強盗の顔を目撃してしまったばかりに、少年ギャング団に命を狙われるハメになったあたしは、謎多き同業者、レンジャーの留守宅に隠れることになって……。危険も謎もイイ男も、何故かこの女を放っておけない、大人気・大爆笑のシリーズが、集英社文庫で登場。 (裏表紙より)
ステファニー・プラムシリーズ10作目。これまで扶桑社文庫で出ていたのが、今作から集英社文庫にお引越し。
初っ端でステフの車が爆発炎上するところから始まり、今回もゲラゲラ笑いながら読めておもしろかったんだけど、ここのところずっと、事件がステフひとりの手に負えず、絶体絶命のピンチのところで誰かに助けてもらうという状況が何作も続いているのが、やっぱり気になるなあ。ステフ自身の手で事件にケリをつけるところが見たいよ。
ところで、解説をニュースキャスターの安藤優子が書いているんだけど、何が言いたいのかよくわからんかった。
7月の文庫新刊情報に
「集英社文庫 バスルームより気合をこめて ジャネット・イヴァノビッチ 細美遙子」
というのがありました。
集英社文庫で訳者が細美さんというところからして、プラムシリーズの11作目かな?
だとすると、この 『カスに〜』 が2月に出たばかりで、かなり早い刊行ペースだよね。(半年に一作ペース?)
[追記: 題名は 『バスルームから気合いを込めて』 になったらしい。それにプラムシリーズの11作目ということで合っていたみたい]
2008. 06. 07
氷室冴子さん
銀金の続きがいつまで経っても出なくって、どうしていらっしゃるのかなとは思っていましたが、こんな形で知ることになるなんて……。
『なんて素敵にジャパネスク』 が大好きでした……というか、今でも好きです。本棚に並べてあります。
角川のオルコットやジーン・ポーターなど海外古典少女小説「マイディア・ストーリー」シリーズを読むことが出来たのも、氷室先生のおかげ(『マイ・ディア―親愛なる物語』)でした。
ご冥福をお祈りします。
『なんて素敵にジャパネスク』 が大好きでした……というか、今でも好きです。本棚に並べてあります。
角川のオルコットやジーン・ポーターなど海外古典少女小説「マイディア・ストーリー」シリーズを読むことが出来たのも、氷室先生のおかげ(『マイ・ディア―親愛なる物語』)でした。
ご冥福をお祈りします。
2008. 06. 05
『ウースター家の掟 ウッドハウス・コレクション(4)』
The Code of the Woosters (1938)P・G・ウッドハウス / 森村たまき 訳 / 国書刊行会
[ Amazon ]
婚約者マデラインの実家トトレイ・タワーズに滞在中のガッシーから、仲違いをしたので助けてくれという電報をもらったバーティー。さらに、ダリア叔母さんから、マデラインの父親サー・ワトキン・バセットに横取りされたトム叔父さんのウシ型クリーマーを奪取すべく
ウッドハウス・スペシャル新刊の 『エッグ氏、ビーン氏、クランペット氏』 が少し前に出ていますが、ジーヴスもので一冊だけ読み残していたこちらを先に読みました。
『よしきた、ジーヴス』 に続く、長編3作目。
うーむ、ジーヴスものはやっぱり長編よりも短編のほうが好きだなー。特にこの作品は、終盤のカタルシスが足りない……。今回は、ジーヴスのお手柄というよりも、ジュニア・ガニュメデ・クラブのお手柄だもんねえ。しかし、このクラブって、ホント、恐怖の団体だわ(笑)。
※ ジーヴス・シリーズ登場人物リストに、本書の分を追加しました。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/carameltea/book/jeeves.html
これで、既刊分すべて埋まった〜。
しかし、国書刊行会版は、翻訳順と原書刊行順がバラバラになっているので、作中の時系列がちょっとこんがらがってきてしまいました……(例えば、4番目に出たこの 『ウースター家の掟』 は6番目に出た長編 『サンキュー、ジーヴス』 よりも後の話なんですよね)。登場人物リストのあとに、原書刊行順リストを載せておきましたが、やっぱりややこしいなあ。もっとわかりやすく出来ないか、また考えてみないと。
* Tag : P・G・ウッドハウス
