2005. 05. 22
『ナポレオンを創った女たち』 安達正勝
安達正勝 / 集英社新書 (2001.10)[ Amazon ]
『ナポレオン法典』によって、「男は外に、女は内に」という現代の男社会の根幹を築いたナポレオン。その観点から、フランス革命期における女性たちの活躍と立場、そしてナポレオンに大きな影響を与えた女性たちにスポットを当てた評伝。
久しぶりに世界史関連の本を読みました。軽妙な文章で、内容も易しすぎも難しすぎもせず、読みやすかった。ジョゼフィーヌやマリー・ルイーズを始めとするナポレオン周辺の女性たちのことを書いた本は数あれど、それを「ナポレオンの女性観が反映されている『ナポレオン法典』」という視点から書いているのはなかなか目新しいのでは?
浮気性・浪費家・日和見主義など、他の本ではどうしようもない悪妻として描かれることの多いジョゼフィーヌだけど、この本の著者さんは、かなりジョゼフィーヌに好意的、というよりも惚れこんじゃっているように思える。ジョゼフィーヌはナポレオンの「離れてはならなかった幸運の女神・勝利の聖母」とされ、二人の結びつきがかなりロマンチックに描かれています。(同著者の 『ジョゼフィーヌ―革命が生んだ皇后』 を読むと、そのことがさらによくわかるのだけど。で、私が初めてジョゼフィーヌに触れたのがその本だったので、私もジョゼフィーヌのことが大好きになりました。パリ旅行の折には、彼女が愛し離婚後に暮らしたマルメゾンにも行きました。こじんまりとして落ち着いたところなので、ヴェルサイユ宮殿やロワールの古城などの豪華絢爛さに目がクラクラしたあとでは、ホッとできていい場所です(笑)。地下鉄La Défenseの駅から路線バスで行けます)
ナポレオンがジョゼフィーヌに宛てて書いたラブレター、久しぶりに読んだけど、やっぱりすごいな…。あれ、相手を喜ばせようと大袈裟に書いてるんじゃないよね…? 100%本気で書いてるんだよね…?
* Tag : 歴史/時代もの
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