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2011. 02. 28

2月に読んだ本まとめ

ちょっと早いですが、2月に読んだ本のまとめです。
新年の抱負に「古い作品を中心に、よりマニアックなチョイスを目指したい」と書いたくせに、ここ半年ほど新刊本(刊行されて数ヶ月以内の本)ばかり読んでるなー。
積んである新刊本もあるし、これからも読みたい新刊本が次々と出るし、もうしばらくこの傾向が続きそうです。


メルストーン館の不思議な窓 (創元ブックランド)
Enchanted Glass (2010)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ / 東京創元社 (2010/12)

私はもう、ジョーンズ作品の良い読者ではなくなっているような気がする……。それはさておき、結末でとある事実が暴露され、わりとさらりと扱われているのだが、よく考えてみると、かなりひどい事実だと思う……。


悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫)
Devil Takes the Blue-Tail Fly (1948)
ジョン・フランクリン・バーディン / 浅羽莢子 訳 / 東京創元社 (2010/12)

数年前にハードカバー版を読んだんだけど、内容をよく覚えていなかったので、文庫化を機に再読。


蕃東国年代記
西崎憲 / 新潮社 (2010/12)

装丁買い。倭国の西隣にあるという、架空の島国・蕃東を舞台にした幻想短篇集。ほのかなエキゾチックさも漂わせつつ、平安時代の古典を端正な文章で読んでいるような懐かしさがありました。「気獣と宝玉」に登場する集流の姫君は、「あなたがお嫁にもらってください」と素直に言えないツンデレ幼馴染みなのかと期待してみたら、単なる隣人迷惑美少女だった……。


ポリス猫DCの事件簿
若竹七海 / 光文社 (2011/01)

『猫島ハウスの騒動』 の続編、でいいのかな。猫島の派出所に一人で勤務している七瀬巡査と、マスコットキャラクターを務めるポリス猫DCが主役。この七瀬巡査が頼りなさそうな青年に見えて、ときどき鋭い冴えを見せるのだった。


深く、暗く、冷たい場所 (海外ミステリーBOX)
Deep and Dark and Dangerous (2007)
メアリー・D・ハーン / 評論社 (2011/01)

夏休みに湖のほとりの別荘を訪れた少女アリソンが、子供時代の母と伯母の秘密に巻き込まれていくゴーストストーリー。とは言ってもただひたすら怖がらせるタイプのホラーではなく、彼女にもその死を悲しんでくれる人たちがいたんだ(少々取ってつけたようではあるけれど)、ということにホッとした。子供の頃の秘密を引きずっているアリソンの母は、母親としては困った存在だけど、過去のことなんだからもう忘れてしまおうとするダルシーおばさんのほうが、私は嫌だなあ。
ちなみに、少女が休暇で訪れた先の古い屋敷で恐ろしい出来事に巻き込まれる、という似たような発端のYA向けホラーでは、リアノン・ラシター 『メイク・ビリーブ・ゲーム』 や、ロイス・ダンカン 『とざされた時間のかなた』 もなかなかおもしろかった作品。


魔女メガンの弟子(下) (エリアナンの魔女 2)
ケイト・フォーサイス / 徳間書店 (2011/01)

井辻朱美さん翻訳ということで読み始めた、魔女たちが王妃に迫害されるケルトっぽい世界が舞台の長編ファンタジーの2冊目。前巻よりもおもしろかったのは、イサボーよりも双子の姉イズールトのほうが好きなせいかな。彼女の場面が増えてるから。続きも楽しみになりました。
1巻のあの人物があんなに重要人物だったとは、意外だった。作品内の記述から計算してみると、今24歳くらいのはずだけど、16歳の双子姉妹と張り合うくらいの精神年齢……こんなんで、彼はこの先、ちゃんとやっていけるのか?(笑)


五番目のコード (創元推理文庫)
The Fifth Cord (1967)
D・M・ディヴァイン / 東京創元社 (2011/01)

殺人者の告白の日記とともに、地方都市で起こる連続殺人事件。その現場には、いつも棺のカードが残されていた……。割合シンプルながらも、プロットの巧みさに唸らされた。
ディヴァインは東京創元社で復刻が始まってから読み始め、これまで創元推理文庫で出た5冊は全部読んだけれど、出来に多少の差はあれど、ハズレがないのがすごい。


よくできた女(ひと) (文学シリーズ lettres)
Excellent Women (1952)
バーバラ・ピム / みすず書房 (2010/11)

第二次世界大戦直後のロンドンで、教区活動に勤しみつつ、平穏な一人暮らしをそれなりに楽しんでいる30過ぎの独身女性ミルドレッド。親切で面倒見が良いことから、新しく引っ越してきた隣人たちのドタバタに巻き込まれていく。
「これといった大した事件は起こらない」小説なのだけど、妙におもしろくって、一気に読んでしまった。ミルドレッドに対して不器用なアプローチをかける某男性登場人物と、好意を持たれていることに気づかない天然ミルドレッド、というささやかなロマンス部分(というかそのズレっぷり)も良いわ~。(ピムは「20世紀のジェイン・オースティン」と呼ばれているそうで、このあたり、『高慢と偏見』を連想しました。あとは、ミセス・グレイの厚顔ぶりのあたりとか。もっとも、オースティン作品ほど毒舌じゃないけど)


ボヘミアの不思議キャビネット (創元推理文庫)
The Cabinet of Wonder (2008)
マリー・ルツコスキ / 東京創元社 (2010/11)

中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジー。主人公の少女ペトラは、ボヘミアの王子に奪われた天才時計職人である父の目を取り戻そうと、プラハのお城を目指す。シリーズものだけど、私はこの1冊目だけでいいや……。

2011.02.28 00:20 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

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