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2009. 04. 12

時代ミステリ×2

今日はとても天気が良くて、暑かった。
これから来る暑い夏のことを思うと、うんざりします……。


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ニューゲイトの花嫁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
The Bride of Newgate (1950)
ジョン・ディクスン・カー / 工藤政司 訳 / 早川書房

ニューゲイト監獄に、美貌の令嬢キャロラインが死刑囚ディックを訪ねてきた。祖父の遺産を継ぐため、遺言どおり二十五歳前に結婚しようと死刑を控えた彼を相手に選んだのだ。が、結婚式の後、事態は急変した。ナポレオン敗北に伴う情勢の変化で、ディックが釈放されたのだ。実は彼は身に覚えのない殺人罪で投獄されていた。復讐に燃える彼は、真犯人を見つけられるのか? 著者の時代本格の嚆矢となった傑作。改訳決定版。 (裏表紙より)

リージェンシー(摂政時代)が舞台。本格推理というより、決闘とか出てきて、冒険活劇っぽい。事件の真犯人については、伏線はちゃんと張られているものの、どんでん返しのための真犯人、って感じだ。
これ、恋愛関連の部分がものすごーく納得いかない。彼女はどうしてあんなに気の毒な目に会わなきゃいけないのだ? もう一人の女より、彼女のほうがよっぽど良いと思うのに。


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彩られた顔 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
The Painted Face (1974)
ジーン・スタッブス / 北見麻里 訳 / 早川書房

(表紙写真とリンク先は洋書)

19世紀末のロンドン。少年時代のニコラス・カラディーンは、ワイン商を営む父、若く美しいフランス人の継母ガブリエル、異母妹オデットにかこまれて、申し分なく幸せだった。特にガブリエルとオデットを熱愛したニコラスだったが、パリから届いたオデットの悲報によってその幸福な日々は突然終わった。それから20年経った1901年、画家として名の売れたニコラスは、偶然見つけたガブリエルの日記を読んで愕然とする。そこには、オデットがパリからスイス国境に向かう列車の事故で悲惨な最期を遂げたことが記されていた。父からはオデットは熱病のために死んだのだと聞かされていたニコラスは、妹の死の真相を確かめるため、元スコットランドヤード警部リントットの助力を得て、パリへと向かう……。

『わが愛しのローラ』(→感想) のリントット警部が再登場。
ポケミスに入っているものの、ミステリ要素は薄くて、かなりメロドラマ調。しかし、ヴィクトリア朝末期とエドワード朝初期のロンドンとパリに生きる女性たち(ガブリエルだけでなく、その忠実な乳母やカラディーン家の家政婦、ニコラスがパリで出会うナタリーとクレール姉妹、それにリントットの妻や娘など)を細やかに描いていて、その点では読み応えがある。(イギリス人とフランス人を対照的に描いていて、フランス人賛美の部分がちょっと鼻についたのだけど)

* Tag : 歴史/時代もの  

2009.04.12 23:57 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

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