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2009. 03. 20

読了メモ 『火山に恋して』

ブログの更新は滞っているけれど、私は元気です…
(更新が滞っているのは、最近あまり本が読めていないので、更新ネタがないという理由もある…)


火山に恋して
The Volcano Lover (1992)
スーザン・ソンタグ / 富山太佳夫 訳 / みすず書房
2001-04

これぞ、小説! 読者は、これがあのソンタグ女史の小説かと、ビックリするだろう。読む楽しみを十分に堪能させてくれる、まさに歴史小説の傑作である。舞台はナポリ、ヴェスヴィオ火山を背景に、英国公使にして稀代の蒐集家ハミルトン卿(カヴァリエーレ)、その奥方で絶世の美女エマ、そして救国の〈英雄〉ネルソン提督、この三人が織りなす華麗かつ奇妙な三角関係がじっくりと描かれる。三者三様の心理と行動、並外れた〈愛と死〉のドラマが展開してゆく。 (裏表紙より)

18世紀末、フランス革命やナポレオン戦争時代のナポリの宮廷を主な舞台とした、愛人エマ・ハミルトンとネルソン提督、そしてエマの夫で英国大使のハミルトン卿の話。
不勉強ゆえに知りませんでしたが、著者のスーザン・ソンタグはアメリカの著名な評論家なんだそうで。それを示すように、著者の歴史批評・社会批評・文化批評などがふんだんに織り込まれており、読み応えがあってとても興味深い作品でした。その一方で、史実のなかにいつの間にか「トスカ」のストーリーが織り交ぜられている、といった遊びの部分もあって楽しかった。
ネルソン提督については、「対ナポレオンのイギリスの英雄」というくらいの知識しかなくって、フランス革命時にナポリ宮廷(ブルボン王家)に味方するような形でナポリの共和国派と戦い(のちにナポリ王から「ブロンテ公爵」という爵位をもらった)、「ブルボン王家の処刑人」と揶揄されていただなんて、そんなことをしていたとは「へえ~」って感じでした。

2009.03.20 23:40 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学

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