* Caramel Tea *

Reading Diary

--. --. --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- --:-- | スポンサー広告

2009. 02. 16

読了メモ 『スキュデリー嬢』

Das Fräulein von Scuderi (1819)
E.T.A.ホフマン / 吉田六郎 訳 / 岩波文庫
[ Amazon ]

ルイ14世の時代。パリでは謎めいた宝石強奪殺人が相次ぎ、人々を恐怖のどん底に突き落としていた。ある夜、古い家柄の貴族のひとりで小説家の老嬢スキュデリーの屋敷に若い男が押し入り、見事な宝飾品の入った小箱を置いていく。その宝飾品は当代一の金細工師ルネ・カルディラックの作ったものだとわかり、謎の宝石強盗団に盗まれたのだと考えられたが、カルディラックが殺され、弟子の青年ブリュッソンが犯人として逮捕される。ブリュッソンの顔を見て驚くスキュデリー嬢。彼こそ、屋敷に押し入って小箱を置いていった男だったのだ……。

ルイ14世本人を始め、マントノン夫人、火刑法廷などが登場する時代ミステリーの中篇(主人公スキュデリー嬢も実在の人物らしい)。
推理要素は少ないけれど、カルディラック殺人事件についていろいろと聞き込みをして周り、無実の(だと思われる)青年のために奔走するスキュデリー嬢(73歳の老貴婦人)は立派な探偵役だし、探偵小説だと言っても差し支えないでしょう。ミス・マープルの先輩が、19世紀初頭にはもう登場していたんだなー。

この 『スキュデリー嬢』、『黄金の壺』(→感想)とセットになって、光文社古典新訳文庫の来月の新刊で出るみたいです。(岩波文庫版も近日重版予定)

2009.02.16 23:17 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

■ この記事へのトラックバック

トラックバックURL ↓

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー専用)

※ スパム対策のため、TBは承認制になっています。表示されるまでに時間がかかることもありますので、ご了承ください。

■ この記事へのコメント

■ コメントの投稿

※ 「送信する」をクリックすると、コメント確認画面が出ます。「認証用キーワード」を半角数字で入力して再度送信してください。迷惑コメントを防ぐためですが、お手数をお掛けして申し訳ありません。

* Site Info

読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
[ 管理人 : Rie ]

* Search

* Recent Entries

* Categories

* Tag List

* Archives

* Other


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。