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2009. 01. 15

読了メモ 『山猫』

Il Gattopardo (1958)
トマージ・ディ・ランペドゥーサ / 小林惺 訳 / 岩波文庫
2008-03
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1860年春、ガリバルディ上陸に動揺するシチリア。祖国統一戦争のさなか改革派の甥と新興階級の娘の結婚に滅びを予感する貴族。ストレーガ賞に輝く長篇、ヴィスコンティ映画の原作を、初めてイタリア語原典から翻訳。 (カバー折込より)

19世紀後半のシチリア島を舞台に、名門貴族サリーナ公爵家の当主ドン・ファブリーツィオの後半生を描いた小説。題名の「山猫」はサリーナ公爵家の紋章。
イタリア統一運動とともに衰退していく貴族社会。ドン・ファブリーツィオは、過去の栄光にしがみつくようなことはせず、むしろイタリア統一に対する国民投票に賛成票を投じるくらいなのだが、積極的に何かをするということはなく、貴族社会の斜陽を諦観の境地でもって眺めている。
著者本人がシチリア貴族の末裔だったそうで、「美」を崇拝しているようなところだとか、特に何もせずに静観しているようなところなど、文中から垣間見られる価値観が、なるほど「貴族」らしいなあと思った(偏見?)。私には、そのあたりが読んでいていまいち居心地が悪かったんだけど。
あと、食事のシーンがやたら活気に満ちているのがなんかシチリアらしい。(これも偏見?)
機会があったら、ヴィスコンティの映画版も観てみたい。

* Tag : 歴史/時代もの  

2009.01.15 23:40 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学

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