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2008. 12. 06

読書中の本 『二人の女の物語』

数日前から、アーノルド・ベネット 『二人の女の物語』 (岩波文庫、全3冊) を読んでいます。1908年の作品。
ヴィクトリア朝中期から後期にかけて、イングランド中西部スタフォドシャーの「五つの町」(ファイヴ・タウンズ:ベネットの故郷で、著作のほとんどはここを舞台にしているらしい)を背景に、若い二人姉妹が年を取って老いていくのを描いた小説……のようです。

バーズリーの町でいちばん繁盛している呉服屋のベインズ家。しかし、主人のジョン・ベインズは病気で寝たきりになっており、ベインズ夫人と男性店員サミュエル・ポヴィが店を切り回していた。
ベインズ家には二人の娘がいた。おとなしくて堅実な姉コンスタンスと、気性が激しく美しい妹ソファイア。ベインズ夫人は二人に今通っている学校を退学させ、将来店を任せられるように家業の見習いをさせようと考える。しかし、店を手伝うのが嫌なソファイアは学校の教師になると言い出し、母親を困らせる。
それから二年後、望み通り教師の職についていたソファイアは、店にやってきた卸商のハンサムな外交員ジェラルド・スケールズに一目惚れする。しかし、ソファイアがスケールズに夢中になって目を放した隙に、一人きりで放って置かれた病気の父親がベッドからずり落ちて死んでしまい、罪の意識にかられたソファイアは教師を辞めて店の手伝いを始める。が、結局、スケールズと駆け落ちしてしまう。
一方、コンスタンスはポヴィ氏と結ばれ、ベインズ夫人は店を娘夫婦に任せて、同じく未亡人である姉と一緒に暮らすために家を出て行く。

ここまでが上巻のあらすじ。
若い女性の平凡な生活を描いているだけあって、日常の生活描写が結構細かく、地方の中産階級の暮らしぶりが窺えます。
訪問客にお茶を出すときに、「メイドがお盆に茶道具を載せて持ってくる→ベインズ夫人が鍵束から鍵を出して茶壷の鍵を外す→紅茶の葉をポットに移してまた茶壷に鍵をかける→お茶を入れるためにメイドが盆を持って下がる」ところだとか。


二人の女の物語 上 (岩波文庫 赤 252-2)
アーノルド・ベネット / 岩波書店

「老妻物語」として知られるイギリスの作家ベネットの代表作。作者の故郷「五つの町」を舞台に、二代にわたる女の生涯を、伝統的なユーモアと円熟した筆致で描く。 (カバー折込より)

2008.12.06 22:33 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-20世紀前半

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