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2008. 11. 01

『ハウス・オブ・マジシャン』 メアリー・フーパー

At the House of the Magician (2007)
メアリー・フーパー / 中村浩美 訳 / 小学館ルルル文庫
2008-10
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明るく健気なルーシーは、酔っぱらいの父親から逃れるため田舎の村を出た。ロンドンを目指す途中、ひょんなことからエリザベス女王に仕える魔術師・ディー博士の館で子守りをすることに。不気味で不思議なものだらけの館も、好奇心旺盛なルーシーには刺激的! ある日、館にやってきた敬愛する女王をひと目見たくて秘密の部屋に隠れていると……。次第にルーシーは、女王を巡る陰謀に巻き込まれていく。 (裏表紙より)

ディー博士の屋敷でメイド兼子守りとして雇われた主人公ルーシーが「私ってば好奇心が強すぎて困りものよね」などといちいち言い訳しながらあちこち覗いてまわり、それを友人に全部話して聞かせ、また女王に対する関心もかなりミーハーなので、「エリザベス朝版 少女メイドは見た!」とかしょうもないことが頭に浮かんできちゃう……。
全体的にあっさりしていて、なーんか物足りない話でした。あくまでローティーン向けの範疇を出ていないというか。エリザベス女王をめぐる陰謀も単純なものだし、それに対するルーシーの関わり方もさほど深くないし(陰謀が表面に出てくるのは物語も終わり近くになってからだ)、ルーシーを始めとする登場人物たちもキャラがあまり立っていないし、何よりジョン・ディー博士の出番がロクにないうえにボンクラな人物として書かれているのがガッカリだ。あと、魔術師の屋敷が舞台の割には、ファンタジー要素がかなり薄い。
「エリザベス女王を巡る陰謀」とか「宮廷魔術師の屋敷」というフレーズに期待しすぎると肩透かしを喰らうけれど、でもまあ、ルーシーがラヴェンダースティックを作って市場で売るのとか、女王の謁見に行く場面とか、日常描写の部分は結構楽しめました。あと、万聖節の前夜(つまりハロウィン)の話が出てきてタイムリーだった。

いかにも続きがありそうな終わり方だなあ……と思って調べてみると、やはり続編(↓)が出ていました。(作者のサイトを見てみたら、シリーズ最後の3作目が来年出る予定らしい)

By Royal Command
Mary Hooper

* Tag : 歴史/時代もの  

2008.11.01 15:40 | Comments(0) | Trackback(0) | YA&児童書

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