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2008. 10. 12

『マーブル・アーチの風』 コニー・ウィリス

コニー・ウィリス / 大森望 編訳 / 早川書房 (プラチナ・ファンタジイ)
2008-09
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毎年恒例の大会に出場するため、妻とともに20年ぶりにロンドンを訪れた男。地下鉄に乗ろうとした男が、駅の構内で突然感じた爆風とは……(ヒューゴー賞受賞のシリアス中篇「マーブル・アーチの風」)。いんちきチャネリングで荒稼ぎしていた女ニセ霊媒師に憑依したのは、オカルト詐欺を糾弾し続けた実在のジャーナリスト、H・L・メンケンの霊だった……というヒューゴー賞受賞のユーモア中篇「インサイダー疑惑」など、ここ十年ほどの間に発表された5編を収録した、日本オリジナル編集の中短篇集。

楽しかったー。堪能しました。
コニー・ウィリスの短篇は、長編のおもしろさとはまた違う魅力があって好きです。いわゆる普通の人々の日常生活的なコメディが、いつの間にかSFに繋がっているようなところが。それと、クリスマスのニュースレター作りに悩まされているヒロインのコメディが侵略SFになっていく「ニュースレター」や、女霊媒師とオカルトを嫌悪する懐疑主義者の霊の「インサイダー疑惑」みたいに、「どうしたらコレとアレをくっつけてみようなんて考え付くんだ」と思ってしまうような、組み合わせの妙。
収録作のなかでいちばん気に入ったのは、「ひいらぎ飾ろう@クリスマス」。近未来を舞台に、顧客の家庭のクリスマスの飾り付けや準備を請け負うクリスマス・プランナーの女性が主人公のドタバタラブコメ。シェイクスピアやE・M・フォースターなど、いろんなネタが詰め込まれているのが楽しい。「他人がやったことのないようなクリスマスを!」と独創性を追及するあまり、クリスマスとまったく関係ないテーマの数々を持ち出してくる客たちの姿には笑ってしまうけれど、でも、どのテーマも結構おもしろそうだったり(笑)。ノーウォールの仕返しディスプレーの凄まじさにもウケた。あそこまでいくと、かえって楽しそう(笑)。

* Tag : コニー・ウィリス  

2008.10.12 21:39 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

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