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2008. 10. 05

『雷鳴の夜』

夕食作ったり食べたり片付けたりしながら、BShiでやっていた「あなたが選ぶイタリア絶景50」を観てました。
「どうせ1位は青の洞窟でしょ」と思っていたら、7位に「カプリ島」が出てきて外れた。
しかしイタリアは美しい絶景だらけですね!
大きな都市(ローマ・フィレンツェ・ミラノ・ヴェネチア)は行ったことがあるんだけど、それ以外の都市や地方にも素晴らしい場所がたくさんたくさーんあるのねえ。あちこち「行ってみたい!」と思うところだらけでした。

イタリアとはまったく違う方面ですが、読み終わった本の感想。


雷鳴の夜
The Haunted Monastery (1961)
ロバート・ファン・ヒューリック / 和爾桃子 訳 / ハヤカワ・ポケミス
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旅の帰途、嵐にあったディー判事一行はやむなく山中の寺院に一夜の宿を求める。そこは、相次いで三人の若い女が変死するという事件が勃発した場所だった。到着早々、判事は窓越しに異様な光景を目撃する。昔の兜を被った大男と裸で抱き合う片腕の娘――しかし、そこは無人の物置のはずで、しかも窓すら無い部屋だったのだ。怪奇現象か? 幽霊か? 何者かの悪戯なのか? ディー判事の悩みをよそに、夜が更けるにつれ次々と怪事件が襲いかかってきた! 古代中国に実在した名判事を主人公に、巧妙なトリックと大胆な推理を展開する人気シリーズ。 (裏表紙より)

ディー判事シリーズ、本当は時系列順に読みたかったのですが、『東方の黄金』 のあとの 『四季屏風殺人事件』 『中国湖水殺人事件』 のポケミス版新訳がまだ出ていないので、飛ばしてこれ。ディー判事が漢陽県知事のときの話。
『東方の黄金』(→感想) に比べると本格推理小説としては小粒だけれど(場所と人物が限られているのでどんでん返しの予想もつきやすいし)、登場人物の旅芸人一座のキャラクターがよかったりして、話はおもしろかった。しかし猫の件は、猫飼ってる人間としては「なるほど~」と言うか、「ウカツだった~」って感じ。まさかアレが伏線だったとはにゃあ……。

朝雲観という大きくて古い道観(道教の寺院)が舞台なんだけど、道教の書かれかたがあまり印象の良くないもので、そのあたりが読んでいるあいだ気になっていた。そしたら著者あとがきに「中国人の信仰する三宗は儒教、道教、仏教であり、(中略)公案ものと呼ばれる中国の探偵小説は主として書生、つまり儒教の学者の手になるものであるから、はっきりと儒教寄りの立場をとっており、そういった特色もこの狄判事ものに取り入れた」とあって、合点がいった。細かいところまでこだわって書かれてるんだなー。

* Tag : 歴史/時代もの  

2008.10.05 23:37 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

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