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2008. 09. 15

最近読んだ本2冊

ちょっと気になってたんですが、東京創元社の来月の新刊予定に入っている、ダイアン・デュエイン 『駆け出し魔法使いとはじまりの本』 って、以前に富士見文庫から出ていた 『魔法使いになる方法』(ダイアン・デュアン) と同じ作品だよね?
創元ってなんか最近、他社作品の復刊・新訳というのが多い?

最近読んだ日本人作家の本、2冊まとめて。

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肉屏風の密室
森福都 / 光文社 (2008/07)

蔡知事は寒い季節になると、“肉屏風”と称して、暖房代わりの侍女たちに隙間なく囲ませ、その中で酒を飲んだり寝たりと破廉恥の限りをつくしていた。ある朝、腹に短剣を突き立てられ、息絶えているのが発見された。容疑者としてあげられた侍女たちは、手を鎖でつながれた上、徹底的に身体検分が行われていた。果たして犯人は? (出版社の内容紹介より)

『十八面の骰子(さいころ)』 に続く、巡按御史が主人公の中国時代ミステリー連作短篇集2作目。
表題作など、不可能犯罪状態を作り出すための設定が強引すぎるとか、ご当地ミステリー的ノリなために殺人トリックバレバレとかいう難はあるけれど、お話としてはおもしろかったです。主人公・希舜のくわしい過去話なども出てくるし。

ところで、なかなか色っぽい表紙絵なんですが、『十八面の骰子』 のハードカバー版とも、文庫版とも、まったく雰囲気が違う。シリーズものなんだから統一したりとかしないのか?


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おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部みゆき / 角川書店 (2008/07)

ある事件を境に心を閉ざした17歳のおちかは、神田三島町の叔父夫婦に預けられた。おちかを案じた叔父は、人々から「変わり百物語」を聞くよう言い付ける。不思議な話は心を溶かし、やがて事件も明らかになっていく。 (出版社の内容紹介より)

作中で語られる怪談話はなかなかおもしろかったんだけど、おちか本人の事件の話となるとどうにも安易な展開に思えてしまう。単なる怪談短篇集だったほうが好みなんだけど、そういうわけにもいかないんだろうなあ……。
いちばん納得がいかない点は、良助のDQNぷりがスルーされていることだ。子供の頃から弱いものいじめをしてはばからないような男で、だいたい凶器を持ち出したのは良助のほうで、それを取り上げられなければ彼のほうが殺人者になっていただろうに(返り討ちにあっても自業自得だよなー)、そんな最低男を結婚相手に選び、今でも愛しく思い出すおちかが主人公という時点でまず白け、他の登場人物がおちかのことを「優しい」「優しい」と言い続ける時点でさらに白けてしまう。そもそも松太郎というのが都合の良すぎる存在だし、茶番劇……とまで言うとさすがに言い過ぎか……。

* Tag : 歴史/時代もの  

2008.09.15 23:04 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

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