* Caramel Tea *

Reading Diary

2006. 04. 28

『帰ってこない女』

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メアリ・ロバーツ・ラインハート / 高橋由紀子 訳 / 小学館文庫
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「どうしてもまとまった金が必要なのよ」別れた夫の別荘・夕陽館に、小間使いまで連れて乗り込んできたジュリエット。居座る彼女に困惑する前夫アーサー。だがある日、彼女は突然失踪し、風光明媚な島の住民たちは疑心暗鬼に陥る。そしてついに殺人が…。容疑者となった兄アーサーを救うべく、別荘の若き女主人マーシャは必死の探索にかかるが…。サスペンス小説の草分け的女流作家の代表作、登場。

ラインハートの作品を読むのはまだ3作目だけど、そのなかでいちばん好きだ。登場人物の誰も彼も(主人公のマーシャもそのひとり)が重要な情報を出し渋る、というラインハート作品の欠点が炸裂しまくってはいるけれども。真犯人の人物像とかその背景にある物語がややメロドラマチックで私の好み。
ただし、主人公のマーシャはあまり共感の持てる人物ではなく、特に超絶迷惑人間ジュリエットにさんざん苦労をさせられたにも関わらず、「だからといって殺されてもいいわけではない」と何度も繰り返すのには白けます…。(いや御説ごもっともだし、別に喜べとまでは言わないけどさ…)

【以下、ネタバレにつき反転】
話の結末は、事件後しばらくしてマーシャがアレン・ベルと結婚する、というハッピーエンドになっているのですが。
ちょっと待って、アレン・ベルがしたことはお咎めなしなの??? 立派な事後従犯かなんかじゃないのか…。

2006.04.28 22:10 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

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