* Caramel Tea *

Reading Diary

2007. 01. 08

『サンキュー、ジーヴス ウッドハウス・コレクション(6)』

Amazon.co.jp で詳細を見るThank you, Jeeves (1934)
P・G・ウッドハウス / 森村たまき 訳 / 国書刊行会
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バンジョレレの練習に熱中するバーティー。しかし、その騒音に近所からは苦情が殺到、さらにジーヴスにも辞められてしまう。旧友チャッフィーの領地チャッフネル・ホールの敷地内のコテージを借りたバーティーは、ブリンクレイという新しい従僕も雇い、思う存分バンジョレレに没頭。そこへやってきたのは、チャッフィーのお客のアメリカの大富豪ストーカーとその娘でバーティーの元婚約者であるポーリーン、サー・ロデリック・グロソップ、そしてチャッフィーに新しく雇い入れられたジーヴスだった。ポーリーンとチャッフィーがお互いに一目惚れしたことを知ったバーティーは、二人の恋を後押ししようとするのだが…。

翻訳刊行順はめちゃくちゃになっているけれど、これがバーティー&ジーヴスものの最初の長編。
あーおもしろかったー。堪能しました〜。
なんといっても、終盤のバーティーの行動に感動しました(笑)。いや結局周りの人たちにうまく乗せられているだけなんだけど、それでも、バーティー、いいやつだよなあ。「ウースター様は、おそらく精神的にはいささか取るに足らないお方でございましょうが、金のハートの持ち主であらせられます」とジーヴスがポーリーンに言った言葉のとおりです。だからこそジーヴスは「精神的には取るに足らない」なんて言いつつも(笑)、バーティーのもとで働き続けたいと思うんだろうな〜。ジーヴスがバーティーに(遠まわしに)再就職を申し込むシーンにはほのぼのしました。
ジーヴスの後任者のブリンクレイは、あれ、どんなお酒を飲んだら、あんなふうにイッちゃえるの?(笑)

ところで今回、ジーヴスについて「うやうやしく敬意に満ちた優美な態度で、繊細に整った容貌に陽の光を遊ばせつつ」だの「彼の端正に整った顔立ちのうえに柔らかな笑みが遊ぶ」だのという(やたら美しい)描写がされているのですが……これまで、ジーヴスの外見について書かれていたことってあったっけ? まあ彼のことだからそつが無い顔してるんだろうなーとは思っていたけど、ふーん、そんなにハンサムさんだったのか…。ホントに無敵だな、ジーヴス(笑)

※ ジーヴス・シリーズ登場人物リストに、本書の分を追加してあります。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/carameltea/book/jeeves.html

* Tag : P・G・ウッドハウス  

2007.01.08 23:40 | Comments(2) | Trackback(1) | 海外文学-20世紀前半

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「サンキュー、ジーヴス」 ウッドハウス / TK.blog

『サンキュー、ジーヴス』 THANK YOU, JEEVES 著者:P・G・ウッドハウス (Pelham Grenville Wodehouse) 訳者:森村たまき 出版社:国書刊行会 ウッドハウス・コレクション   <感想> ......

at 2007.01.17

■ この記事へのコメント

バーティーに対して言うジーヴスの「金のハートの持ち主」はある意味最高の褒め言葉かも(笑)。単純明快なバーティーのもとで働くのはジーヴスにとっても最高の勤め先なんでしょーね。
次作も早く読みたいですが次々作もあるのかな?それとも次で終わり?ウッドハウスが好きな割にはどこまでこのシリーズが続くのかが全然わかってなかったりする私です。

遅くなりましたがTB、記事内でリンクさせていただきました♪

by TKAT / URL at 2007.01.17 [編集]

TKATさん、こんにちは。
いつもリンクありがとうございます〜。

ジーヴスだったら、もっと有能だったり身分が高かったりするご主人や、もっとお給料出してくれる人のところでも働けるでしょうから、それにも関わらずバーティーのところにいたがる(ときには策を弄してまで)というのは、バーティーの人柄ゆえなんでしょうね。やはりただの「アホ」や「バカ」ではないと思います>バートラム・ウースター氏。

ジーヴスシリーズ、長編があといくつかあるみたいです。
作品リストが『よしきた』の巻末に載ってましたよー。

by Rie / URL at 2007.01.18 [編集]

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