2006. 07. 31
『コーネル・ウールリッチ傑作短篇集(2) 踊り子探偵』
門野集 訳 / 白亜書房[ Amazon ]
収録作 : 「目覚める前に死なば」 「騒がしい幽霊」 「ワルツ」 「晩餐後の物語」 「踊り子探偵」 「黒い旋律」 「妻がいなくなるとき」 「舞踏会の夜(初期ロマンス短篇)」
私にとっては、ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の作品というと真夜中すぎのひんやりとした夜気のイメージがあるので(ウールリッチ作品の感想のたびにこのこと書いてるな)、真夏の暑い日に読むにはうってつけだと勝手に思い込んでいます。この短篇集も、ほとんどの作品が夜が舞台。
特に印象的だったのは、ウールリッチも怪奇小説書いてたの…?と思いきや意外な展開をみせ、弱気な主人公の語りも楽しい「騒がしい幽霊」、『黒衣の花嫁』 などの復讐ものの縮図ともいえる「晩餐後の物語」。表題作の「踊り子探偵」と「黒い旋律」はどちらも若い女性が殺人鬼に立ち向かうサスペンスで、さらに事件担当の刑事と恋に落ちる…というロマンスがあるところも同じなので、どうしても印象が被ってしまうなー。
ちなみに、短篇集第1巻 『砂糖とダイヤモンド』 の感想は こちら。
* Tag : 短編集
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