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2010年07月の記事一覧

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2010. 07. 10

5月に読んだ本まとめ

えーっと、今日は6月40日ですよ。いいですねっ?!


バジリスクの魔法の歌 (創元推理文庫)
パトリシア・A・マキリップ / 東京創元社 (2010年4月)

視点人物や場面が次から次へと切り替わっていって、話に入り込めないまま終わってしまった。でも群像劇というのとも違う感じがするんだよな……。


トマス・ハーディ全集〈3〉青い瞳
A Pair of Blue Eyes (1873)
トマス・ハーディ / 大阪教育図書 (2009年8月)

魅惑的な青い瞳を持つ牧師の娘エルフリード・スワンコートは、教会の修復にやってきた建築家の青年スティーヴン・スミスと恋に落ちる。しかし、身分の低い彼との結婚を親に反対され、駈け落ちしようとするが未遂に終わる。やがて、エルフリードは評論家のヘンリー・ナイトに心を移すが、スティーヴンとの過去を知ったヘンリーは彼女を拒絶する……。
コーンウォールを舞台に、「男性側は過去の恋愛を問題視されないが、女性側には純潔が求められる」というヴィクトリア朝の性のダブルスタンダートを糾弾した、『テス』の前身とも言える作品。だけど、エルフリードのスティーヴンに対する一方的な婚約破棄の仕方がひどすぎてねえ……(相手に伝えもせずに徹底的無視)。これ、男性側が同じことしたら非難轟々だと思うんだけど、女性だと「エルフリードの心変わりも仕方ない」で許されちゃうのかなあ。それもある意味、性のダブルスタンダートなのでは……でも、「女性は一度恋愛スキャンダルに巻き込まれたら終わり」という前提があるからこそ、男性側の場合には責められるのか……?
※近代文芸社からも 『蒼い秘めごと』 という題で翻訳が出ています。



犯罪の中のレディたち 上―女性の名探偵と大犯罪者 (創元推理文庫)
犯罪の中のレディたち 下―女性の名探偵と大犯罪者 (創元推理文庫)
エラリー・クイーン 編 / 東京創元社 (1979年6・8月)

女性が探偵役を務める短篇と、女性が犯罪を行う短篇のアンソロジー。上巻は「女性の名探偵―アメリカ編」、下巻はその続きと「女性の名探偵―イギリス編」「女性の大犯罪者―アメリカ編」「女性の大犯罪者―イギリス編」。
他では翻訳されていないような作家の作品がいろいろ読めるのが嬉しかった。F・テニスン・ジェスは 『ホワイトストーンズ荘の怪事件』 で彼女の章を読んだときには「うげぇ」と思った作家だけれど、これに収録されている「ロトの妻」は割と良かったな。長編が翻訳されている作家は、グラディス・ミッチェル(ミセス・ブラッドリー)、スチュアート・パーマー(ミス・ヒルデガード・ウィザーズもの。パイパー警部とは順調なお付き合いなのね…)、メアリ・ロバーツ・ラインハートなど。


私の大好きな探偵―仁木兄妹の事件簿 (ポプラ文庫ピュアフル)
仁木悦子 / ポプラ社 (2009年11月)




ジゴマ (中公文庫)
Zigomar (1909)
レオン・サジイ / 久生十蘭 訳 / 中央公論社 (1993年12月)

犯行現場にZの文字を残していく強盗団の謎の首領・ジゴマと、パリ警視庁の名捜査官ポーラン、そして銀行家の父親を殺されたモントレイユ兄弟の対決を描いた探偵小説。もともとは新聞連載小説(フィユトン)で、映画化作品は戦前の日本では空前の大ヒットとなったのだとか。スピーディーに展開されていく活劇調で、終わり方が唐突な気がするけれど、私こういうの好きなんだよなー。おもしろかったです。
地の文が文語体(会話は口語体)で訳されていて最初は読み難かったが、そのうち慣れてくるし、かえって風情があって良いと思えてきた。久生十蘭本人の作品も読んでみようかなー。


まちがいだらけのハネムーン (創元推理文庫)
The Black Honeymoon (1944)
コニス・リトル / 東京創元社 (2010年3月)

夫の親戚の屋敷でハネムーンを過ごすことになった新妻ヒロインが、殺人事件に巻き込まれ、父の友人である探偵に密かに調査を頼むのだが……。この探偵が屋敷でこっそり捜査する方法が、執事になって潜り込む、ってところで思わず噴き出した。執事って、どこかの屋敷に入り込む手段として、万能の存在すぎる(笑)
ケチな金持ちの老人がいて、その遺産を欲しがる厄介な親戚たちが取り巻いていて……と、『記憶をなくして汽車の旅』と似た印象。
どーでもいいことなんだけど、作中のある要素で某ドラマを連想して読んでいたら、事件の真相もそのドラマとシンクロしていた。(ネタバレになるのでくわしく書けない)


ヴィクトリア朝の寝椅子 (20世紀イギリス小説個性派セレクション)
The Victorian Chaise-longue (1953)
マーガニータ・ラスキ / 新人物往来社 (2010年3月)

1952年の出産直後の療養中の若い女性が、骨董屋で買ったヴィクトリア朝の寝椅子でまどろみ、目覚めてみると、そこは1864年だった……という話。「意識」を描いた作品なんでしょうね……。


殺す風 (創元推理文庫)
An Air That Kills (1957)
マーガレット・ミラー / 東京創元社 (1995年6月)

出版社の内容紹介には「鬼才の最高傑作」とあるけれど、私には最初に読んだ 『狙った獣』 のほうがインパクトが大きかったなあ。


兄の殺人者 (創元推理文庫)
My Brother's Killer (1961)
D・M・ディヴァイン / 東京創元社 (2010年5月)

兄は卑劣な脅迫者だったために殺されたのか――弟が犯人探しに乗り出す。細かい部分はわりと見当がついたのだけど、それを繋ぎ合わせて真相にたどり着くことはできず、真犯人には素直に驚きました。
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2010.07.10 21:09 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

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