* Caramel Tea *

Reading Diary

2009年03月の記事一覧

--. --. --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- --:-- | スポンサー広告

2009. 03. 30

走り書き

読書する時間は取れるようになったんだけど、感想書く時間がなく……。

********************************

本屋で、東京創元社の「文庫創刊50周年」という小冊子をもらってきました。
おおおおおっ、マクロイの 『幽霊の2/3』 と 『殺す者と殺される者』 復刊するのか!(正確には復刊じゃなくて新訳だそうですが)
この2作品が読める日が来るとは。今から待ち遠しい~。

********************************

今読んでいるのは、ポケミスのジーン・スタッブス 『彩られた顔』。
この本、アマゾンに登録されていないので、右サイドバーの「Now Reading」や読書メーターに情報載せられないんだよね……。
スポンサーサイト

2009.03.30 23:18 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

2009. 03. 20

読了メモ 『火山に恋して』

ブログの更新は滞っているけれど、私は元気です…
(更新が滞っているのは、最近あまり本が読めていないので、更新ネタがないという理由もある…)


火山に恋して
The Volcano Lover (1992)
スーザン・ソンタグ / 富山太佳夫 訳 / みすず書房
2001-04

これぞ、小説! 読者は、これがあのソンタグ女史の小説かと、ビックリするだろう。読む楽しみを十分に堪能させてくれる、まさに歴史小説の傑作である。舞台はナポリ、ヴェスヴィオ火山を背景に、英国公使にして稀代の蒐集家ハミルトン卿(カヴァリエーレ)、その奥方で絶世の美女エマ、そして救国の〈英雄〉ネルソン提督、この三人が織りなす華麗かつ奇妙な三角関係がじっくりと描かれる。三者三様の心理と行動、並外れた〈愛と死〉のドラマが展開してゆく。 (裏表紙より)

18世紀末、フランス革命やナポレオン戦争時代のナポリの宮廷を主な舞台とした、愛人エマ・ハミルトンとネルソン提督、そしてエマの夫で英国大使のハミルトン卿の話。
不勉強ゆえに知りませんでしたが、著者のスーザン・ソンタグはアメリカの著名な評論家なんだそうで。それを示すように、著者の歴史批評・社会批評・文化批評などがふんだんに織り込まれており、読み応えがあってとても興味深い作品でした。その一方で、史実のなかにいつの間にか「トスカ」のストーリーが織り交ぜられている、といった遊びの部分もあって楽しかった。
ネルソン提督については、「対ナポレオンのイギリスの英雄」というくらいの知識しかなくって、フランス革命時にナポリ宮廷(ブルボン王家)に味方するような形でナポリの共和国派と戦い(のちにナポリ王から「ブロンテ公爵」という爵位をもらった)、「ブルボン王家の処刑人」と揶揄されていただなんて、そんなことをしていたとは「へえ~」って感じでした。

2009.03.20 23:40 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学

2009. 03. 03

『青い城』 L・M・モンゴメリ

The Blue Castle (1926)
ルーシー・モード・モンゴメリ / 谷口由美子 訳 / 角川文庫
2009-02
[ Amazon ]

内気で陰気でみっともない独身女性・ヴァランシー。心臓の持病で余命1年と診断された日から、後悔しない毎日を送ろうと決意するが…。周到な伏線と辛口のユーモア、夢見る愛の魔法に包まれた究極のラブストーリー! (出版社の内容紹介より)

以前、篠崎書林というところから「New Montgomery Books」と題してモンゴメリ作品の翻訳がたくさん出ていまして、そのなかでも特に人気の高かった 『青い城』 が(アマゾンのカスタマーレビューを見るとオール5つ星)、角川から文庫化されたものです。
これまで他人の顔色を窺って生きてきた女性が、余命1年と宣告されたことから、自分のやりたいことをする「自分自身の人生」を歩み始める物語。

10代の頃の私もこの作品が大好きで何度も読んだものですが、ヴァランシーと同年代になって久しぶりに再読してみると、このヒロインに相当「ビミョー」なものを感じる……。
物語冒頭のヴァランシーは、陰気でひがみっぽくて、それでいていつか理想の王子様が迎えに来てくれることを夢見ていて、これじゃ結婚を申し込んでくれる男性が現れないのも当然だと思えるほど魅力に乏しい。でも、そんな自分を変えようとか、自分から何かしようと考えることはなく、彼女がこんなに惨めなのは独善的で性格のキツイ親族一同に頭を押さえつけられているからだ、ということになってしまっている。このあたりにイライラさせられ、「それ、親族よりも自分自身に問題があるだろ」と説教かましたくなるのです。もっとも、100年前が舞台になっている話だから、女性(特にヴァランシーのように貧乏だとはいえ働かなくても暮らしていける階級の女性)は現代よりも家に縛り付けられていたのかもしれないけれど……。
というわけで、今となってはヴァランシーに共感も同情もできず(余命一年と宣告されてタガが外れたあとの彼女も、性格が悪いように思えて好きになれない)、ゆえにヴァランシーに訪れるロマンスにも以前ほどニヤニヤできないのですが、それでも、おもしろくて読みふけってしまうことには変わりないんだよなー。それだけの魅力を秘めた、何かしら惹きつけられるものを持つ物語なのです。あと、やはり、私はモンゴメリの書く文章が好きなんだろうなあ。

そんなモンゴメリの書く物語が好きな私にとっては嬉しいことに、訳者あとがきによれば、同じように篠崎書林から出ていた 『もつれた蜘蛛の巣』 も角川で文庫化されるそうです(これも読んだことあるけれど、内容忘れてしまった…)。それ以外の作品も、ドラマ「アボンリーへの道」の元ネタの 『ストーリー・ガール』 とか、文庫化されればいいのになあ。(以前にマイディア・ストーリー文庫を出していた実績のある角川なので、ちょっと期待してる)

アマゾンの個別商品ページの「なか見!検索」で、最初の数ページが読めるようになっています。

2009.03.03 23:54 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-20世紀前半

2009. 03. 01

『シャーロック・ホームズの科学捜査を読む』

The Science of Sherlock Homes (2006)
E・J・ワグナー / 日暮雅通 訳 / 河出書房新社
2009-01
[ Amazon ]

「ホームズ物語」を手がかりに、19世紀の実際の事件や実在の人物を数多く取り上げながら、指紋、血痕、毒物、変装、弾道学などの精緻な科学捜査や法医学の魅惑的な世界を初めて紹介。シャーロッキアン必携。犯罪捜査の驚くべき発達史。2007年度MWA(米ミステリ作家クラブ)賞評論・伝記部門賞受賞。 (「BOOK」データベースより)

「ヴィクトリア時代の法科学百科」と副題がついているけど(これは日本のオリジナル?)、それだとちょっと時と場所を限定しすぎだよなぁ。ヴィクトリア朝のイギリスが中心ではあるんだけど、もう少し広範囲の時代(18世紀~第二次大戦くらい)と場所(フランスを主とするヨーロッパやアメリカ)における科学捜査の歴史を、ホームズからの引用を交えながら、読みやすく解説したもの。シャーロッキアン向けなだけでなく、黄金期あたりの探偵小説を読むときにも役立ちそう。
実際に起きた犯罪事件の話が多数出てくるのがおもしろかった。時として「事実は小説より奇なり」だったりする。でもまあ、探偵・推理小説って、事実を元にして小説が書かれたり、逆に、小説の一部を元に犯罪が行われることもあったりして、「事実」と「小説」が密接につながることが特に多いジャンルではあるよね。

2009.03.01 18:24 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

* Site Info

読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
[ 管理人 : Rie ]

* Search

* Recent Entries

* Categories

* Tag List

* Archives

* Other


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。