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Reading Diary

2009年02月の記事一覧

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2009. 02. 22

映画いろいろ

Yahoo!動画で「アーネスト式プロポーズ」を放送しているのを発見。
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00265/v05516/
去年DVDリリースされて、そのうち観ようと思っていた映画だったのでラッキー♪
原作はオスカー・ワイルドの「真面目が肝心」。ヴィクトリア朝が舞台の喜劇です。

えー、これだけではなんなので、最近観た映画のことでも。

マッチポイント
野心家の青年(ジョナサン・リース・マイヤーズ)がイギリスの上流階級に入り込むことに成功するが、義兄のセクシーな恋人(スカーレット・ヨハンソン)に惹かれてしまい……という、ウディ・アレン監督のサスペンス。意外な結末は、ミステリー小説好きならニヤリとできそう。
テート・モダンやロンドン・アイなどの最近のロンドンの観光名所、郊外にある上流階級の超豪勢な別荘、ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」を鑑賞する場面などがふんだんに盛り込まれていて、ロンドン好きにはオススメ。


荊の城
なんか今頃観たのかって感じですが、「これ、日曜日の午後9時から地上波で放送したのかよ、BBC!」って言いたくなった(笑)。
前編はとても丁寧にドラマ化されていてよかったんだけど、後編が(原作の細かいところを忘れてしまっている私には)ちょっとわかりづらかったなー。
主役の女優さん二人が、動くととっても魅力的で、素晴らしいなーと思いました。


女相続人
これは、先日NHK衛星で放送されていたのを録画しておいて観ました。ウィリアム・ワイラー監督の1949年の作品。
ヘンリー・ジェイムズの 『ワシントン・スクエア』 が原作。地味で引っ込み思案な主人公キャサリン(オリヴィア・デ・ハヴィランド)に、ハンサムな青年モリス(モンゴメリー・クリフト)が財産目当てで近づいてきて……という話。
最後にモリスを拒絶した主人公の姿は誇り高く、実に毅然として見えるのですが、それと同時に「この人は他人に心を開かない、頑なな独身中年女性になってしまうんだろうなあ…」と思わせて、いたたまれない気持ちに……(だからと言って、モリスと結婚しても幸せになれたかどうかわからないしなー)。原作を読んだのがもう何年も前なので、モリスとの別れ方がどうだったのか忘れてしまったけど、原作でのその後のキャサリンはもっと穏やかな感じだったような気がするんだけどなー。
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2009.02.22 23:50 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画&ミュージカル

2009. 02. 16

読了メモ 『スキュデリー嬢』

Das Fräulein von Scuderi (1819)
E.T.A.ホフマン / 吉田六郎 訳 / 岩波文庫
[ Amazon ]

ルイ14世の時代。パリでは謎めいた宝石強奪殺人が相次ぎ、人々を恐怖のどん底に突き落としていた。ある夜、古い家柄の貴族のひとりで小説家の老嬢スキュデリーの屋敷に若い男が押し入り、見事な宝飾品の入った小箱を置いていく。その宝飾品は当代一の金細工師ルネ・カルディラックの作ったものだとわかり、謎の宝石強盗団に盗まれたのだと考えられたが、カルディラックが殺され、弟子の青年ブリュッソンが犯人として逮捕される。ブリュッソンの顔を見て驚くスキュデリー嬢。彼こそ、屋敷に押し入って小箱を置いていった男だったのだ……。

ルイ14世本人を始め、マントノン夫人、火刑法廷などが登場する時代ミステリーの中篇(主人公スキュデリー嬢も実在の人物らしい)。
推理要素は少ないけれど、カルディラック殺人事件についていろいろと聞き込みをして周り、無実の(だと思われる)青年のために奔走するスキュデリー嬢(73歳の老貴婦人)は立派な探偵役だし、探偵小説だと言っても差し支えないでしょう。ミス・マープルの先輩が、19世紀初頭にはもう登場していたんだなー。

この 『スキュデリー嬢』、『黄金の壺』(→感想)とセットになって、光文社古典新訳文庫の来月の新刊で出るみたいです。(岩波文庫版も近日重版予定)

2009.02.16 23:17 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2009. 02. 05

読了メモ 『わが愛しき娘たちよ』

78~84年発表の12篇を収めた短篇集。日本で最初に刊行されたウィリス本でもある。昔の私ったら、『リンカーンの夢』 じゃなくてこっちを先に読めばよかったのになー。(※この記事参照)
コメディタッチのものもいくつかあるけど、シリアス中心。原書の表題作にもなっている「見張り」は、『ドゥームズデイ・ブック』 や 『犬は勘定に入れません』 と同じタイムトラベルのシリーズ。キヴリンやダンワージィ教授が登場します。

最近翻訳されたウィリスの短篇集2冊ではそんなことなかったんだけど、時代を感じさせる作品がいくつかあった。アメリカやイギリスにミサイル撃ち込んだり爆弾投げ込んだりするのが、ロシアや共産主義者なんだもんなあ。
また「わが愛しき娘たちよ」も、ショッキングでいろいろ考えさせられる作品ではあるけれども、「超問題作」として論争を引き起こすほど過激な内容か? と今となっては思ってしまう。
……ってなんだか文句言ってるみたいになっちゃったけど、どの短篇も内容が古びているわけでは決してないし、むしろ、これまでに日本で出たウィリスの短篇集3冊のうちでは質・量ともにいちばんだと思う。



わが愛しき娘たちよ (ハヤカワ文庫SF)
Fire Watch (1985)
コニー・ウィリス / 大森望 訳 / 早川書房
1992-07

寄宿舎惑星の女子寮、その男子禁制の聖域でなにが起こったのか? 性と生殖が切り離された未来のセクシュアリティを描破して、スキャンダルをまきおこした超問題作「わが愛しき娘たちよ」。大空襲下のロンドンを訪問した時間旅行者の冒険を描いてヒューゴー、ネビュラ両賞を受賞した傑作「見張り」。アメリカSF界きっての人気女性作家が幅ひろい作風で、優しく怜悧に、そして過激に読者の知性を挑発する話題爆発の作品集。 (裏表紙より)

2009.02.05 23:41 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
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