* Caramel Tea *

Reading Diary

2008年07月の記事一覧

--. --. --

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- --:-- | スポンサー広告

2008. 07. 30

日曜日の出来事

この前の日曜日、用事があったので暑さでへばりそうになりながら出掛け、ついでに久しぶりに大きな本屋に寄ってきました。
品揃えのよい本屋はやっぱりいいねえ~。
そこで、ポケミスの 『らせん階段』 (エセル・リナ・ホワイト)に「早川書房のオススメ」とかいう帯がついているのを発見。
「どうしてこの作品が……?」と思いつつ、よく見てみると、NHK-FMでラジオドラマ化されるんだとか。くわしくはこちら ↓
青春アドベンチャー これからの放送予定 NHKオーディオドラマ
青春アドベンチャーって、懐かしいなー。中学生くらいの頃、よく聞いてました。
原作はあまりおもしろくなかったけれど(読んだときの感想はこちら)、ひさしぶりに聞いてみようかなあ。
人里離れた寂しい場所に建つお屋敷で働き始めた若いメイドが主人公で、近隣の町で若い女たちを襲った殺人鬼が次は自分を狙っているのではないかという予感に怯えながら、激しい嵐の夜の屋敷で頼る人もいない状態となり……というゴシック・サスペンスです。


えー、ここからは、ちょっとイタイ話。
その日はスカートにサンダルという格好だったんですが、本屋を出たあとで派手にすっ転び、膝を怪我してしまいました。
血がダラダラ、傷口はなんともグロテスクな状態に……。これはちゃんと消毒しないとヤバそうだ……。
さいわい、大きな駅のすぐ横だったので、駅の事務室に行って、手当てしてもらえるところがないか聞いてみたら、救急セットを貸してくださり、消毒したあとで絆創膏をはることができました。
と、ここまでなら、「いい年して、転んで膝をすりむくなんて」というちょっと恥ずかしい話で済むのですが、実は、3~4ヶ月前に同じように転んで、同じく膝を怪我したばかりだったんです……。やっとそのときの傷が消えてきたなーと思っていたところだったのに……。
私は運動音痴でバランス感覚が悪いうえに、右足首がほんのちょっとだけ内向きになっているようで、子供の頃からよく、何もないところで転んでは膝を怪我していました。そのせいで、両膝とも古い傷跡でボコボコになってます……もうヤダ……。
スポンサーサイト

2008.07.30 23:54 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

2008. 07. 26

6月に読んだ海外ミステリ3冊

感想書いていない本が溜まりに溜まっているんだけど、いちいち一作品ずつ感想を書く気にもなれないので、まとめて行きます。
まずは6月に読んだ本、ミステリ編。

***********************************************

ワトスンの選択 (海外ミステリGem Collection 14)
Watson's Choice (1955)
グラディス・ミッチェル / 佐久間野百合 訳 / 長崎出版

「シャーロック・ホームズ生誕百周年記念」に銘打たれた仮装パーティー。ユーモアに溢れたこの余興はせまりくる殺人事件の幕開けにすぎなかった。女性探偵ミセス・ブラッドリーの推理が冴えわたるスプーフ・ミステリの代表作。 (帯より)

枝葉の部分が多い上に、真相は肩透かしなのだけど、それがG・ミッチェル特有のオフビートのせいなのか、それとも単に作品の出来が良くないだけなのか、よくわからない。
でも、ホームズ関連という取っ付きやすさはあるし、ミセス・ブラッドリーも比較的大人しめなので、G・ミッチェルの作品としては読みやすいんじゃないかと思う。
ついでに、今月の論創海外ミステリの新刊はミッチェルの 『タナスグ湖の怪物』。最近、ミッチェルも次々と翻訳されていますね。

***********************************************

論理は右手に (創元推理文庫 M ウ 12-3)
Un Peu plus loin Sur la Droite (1996)
フレッド・ヴァルガス / 藤田真利子 訳 / 東京創元社

パリの街路樹の根もとに落ちていた犬の糞から出た人骨。元内務省調査員の変わり者・ケルヴェレールは、独自の調査を開始する。若い歴史学者マルク=通称聖マルコを助手に、彼はブルターニュの村の犬を探り当てる。そこでは最近老女が海辺で事故死していた。骨は彼女のものなのか?ケルヴェレールが、聖マルコ、聖マタイとともに老女の死の真相に迫る。“三聖人シリーズ”第二弾。 (裏表紙より)

シリーズ1作目 『死者を起こせ』 が面白かったので、6年ぶりの翻訳となるこの2作目を楽しみにしていたんだけど、どうもイマイチだった。本格ミステリ的にもキャラクター的にも。
でも、訳者あとがきを見ると、3作目も翻訳されるっぽいので、それに期待。できれば、次作はあまり間が空かないうちに翻訳してもらいたいなあ。

***********************************************

ノヴェンバー・ジョーの事件簿 (論創海外ミステリ 71)
November Joe: The Detective of the Woods
ヘスキス・プリチャード / 安岡恵子 訳 / 論創社

カナダの森林地帯で鹿狩りのガイドをつとめる青年ノヴェンバー・ジョー。森が生んだ申し子と言われるほど狩猟に長けた彼は、地方警察に協力する名探偵でもあった。大自然のなかで起こる九つの事件にジョーが挑む。「カナダの森のシャーロック・ホームズ」の異名をとる名探偵の事件簿。『クイーンの定員』にも選ばれた本書を「ホームズのライヴァルたち」第三弾として刊行する。 (カバー折込より)

ノヴェンバー・ジョーが大自然のなかに残された痕跡を追って犯人に辿りつくというのが基本で、ややワンパターン気味。
ところで、先日、ドロシー・L・セイヤーズの「探偵小説論」(創元推理文庫 『顔のない男』 収録)を読み返していたら、こんな記述があった。
一八二〇年から一八五〇年にかけて、フィルモア・クーパーの小説は大人気を博するようになった。(中略)クーパーは、『開拓者』や『鹿殺し』や『モヒカン族の最後』など一連の作品で、足跡をたどったり、折れた小枝、木の幹に生えた苔、落ち葉の様子を観察したりして、インディアンが獲物を追い詰める手堅い方法を紹介し、欧米の青少年を熱狂させた。(中略)クーパーに追随し、そのまねをするのをよしとしなかった作家たちはもっといい方法を考え、森林地の狩人たちのロマンスを自国の環境に移し変えることにした。一八六〇年代になると、少年時代にフィルモア・クーパーを読んだ世代が、作家や読者として、自分たちの国の荒野で犯罪者の臭跡を追うようになった。 (p330)
ということは、「カナダの森のシャーロック・ホームズ」なんてキャッチフレーズを付けられているけれど、この作品は、ホームズの系譜というよりも、フィルモア・クーパーの子孫なのでは?

* Tag : 論創海外ミステリ  

2008.07.26 19:10 | Comments(2) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2008. 07. 11

『スコットランド・ヤード物語』

Amazon.co.jp で詳細を見る内藤弘 / 晶文社 1996
[ Amazon ]

市民の10人に1人が犯罪者だといわれていた19世紀初頭のロンドン。世界最初の近代警察、ロンドン警視庁(通称スコットランド・ヤード)は誕生した。パトロール中、巡査たちはなぜ街路灯によじのぼったのか? 警察の「早朝めざましサービス」とは何か? 幕末の江戸にやってきたロンドンの警官たちの仕事とは? 膨大な資料を駆使して、運営の実際からシャーロック・ホームズ物語に隠されたエピソードまで、スコットランド・ヤードの知られざる歴史を浮き彫りにした、渾身書き下ろし。 (カバー折込より)

英国ミステリ好きにはおなじみ、スコットランド・ヤード。私なんか、当たり前のように「スコットランド・ヤード」「スコットランド・ヤード」と連呼しているけど、「スコットランド・ヤード=イギリスの首都警察の本部(ロンドン警視庁)」だと知らない人からしてみれば(そっちのほうが多数派だろうね)、「何それ?」状態だよな……と先日、ふと思いました。昔、スコットランド王家の在ロンドン邸があった場所が「スコットランド・ヤード」と呼ばれており、その場所に1829年にロンドン警視庁が置かれたことからこの名で呼ばれるようになったらしい。(その後、2回移転しています。私も初めてロンドンに行ったときには現在の建物を見に行ってきました(笑)。「New Scotland Yard」と書かれた看板がくるくる回ってるんだよね~、勿論中に入る用事なんてないので前を通っただけだったけど。しかし、本書によると、建物内に「首都圏警察歴史博物館」があるらしい。一般客でも見学できるのかな?)

で、本の内容について。
ヴィクトリア朝におけるスコットランド・ヤードの説明が中心で、それについてはとにかく詳しく書かれています。ロンドン警視庁の組織体系や仕事の内容などから、警官の一日の細かいスケジュールや給与事情にいたるまで。他の資料本からの引用なんてのもなくて、当時の内部記録に直接当たっているし。
もっとも、私は20世紀に入ってから――探偵小説黄金期当時の警察の様子も知りたかったのに、そのあたりはほとんど触れられていなくて、それはちょっと残念だったな。特に、バロネス・オルツィの 『レディ・モリーの事件簿』 に関連して、女性が警官や刑事として働き始めた経緯を知りたかったんだけど……。

あと、英国ミステリではスコットランド・ヤードの刑事が地方で起きた事件の捜査に派遣されてくるという話が多く、その点では日本の警視庁とは仕組が違っていて、ちょっと不思議に思っていたんですよね。それで、その説明があるといいなと思っていたのだけど、「ヤード刑事はまた、地方の警察から捜査の依頼がくるたびごとに地方へ出張した。(p192)」の一文で済まされていました……(苦笑)。
しかし、その次の行に気になる一文を発見。「一八二七年ごろから、本庁の刑事は総監命令で上流社会のひとびとが外出するとき、または海外旅行をするとき、ボディ・ガードとしてかれらのおともをするようになった。この慣行はそののちもずっとつづいた」。個人的なボディ・ガードも仕事に含まれていたのか。このようなシチュエーションが出てくる小説があったら、読んでみたいなあ。

ついでに。イギリスの警察というと、この映画が観たい。とっても楽しそう……。
映画『HOT FUZZ ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』
http://hotfuzz.gyao.jp

* Tag : 歴史/時代もの  

2008.07.11 00:36 | Comments(0) | Trackback(0) | その他の話題・雑記

2008. 07. 03

『トレマリスの歌術師(1) 万歌の歌い手』 ケイト・コンスタブル

Amazon.co.jp で詳細を見るThe Singer of All Songs: The Chanters of Tremaris book1 (2002)
ケイト・コンスタブル / 浅羽莢子・小竹由加里 訳 / ポプラ社
[ Amazon ]

三つの月に司られる世界・トレマリス。そこでは、かつて「歌による魔法」が広く行われ信じられていたが、今は忘れられようとしていた。トレマリスの国々のひとつ、氷の壁に囲まれた小国アンタリスは月の女神タリスに仕える巫女たちの国。巫女たちは氷の歌術で壁を強め、外敵の侵入を防ぎ、山中にひっそりと暮らしていた。ある日、見習い巫女のカルウィンは、何者をも通さぬはずの氷壁の内側に、見知らぬ外地の若者が大怪我をして倒れているのを発見する。ダロウと名乗るその若者は、砂漠の帝国メリツロス出身の鉄芸師(鉄芸を操る歌術師)だった。徐々に回復するにつれ、ダロウはサミスという邪悪で強力な歌術師に追われていること、そしてサミスは九つの歌術すべてを修め、全トレマリスの帝王になる野望を抱いていることを話す。カルウィンは、ダロウを助けるため、禁じられている氷の壁の外に出て、仲間とともに、サミスの野望を阻止する旅へ出ることになる――。 (カバー折込より)

「歌術」という歌う魔法が使われている世界・トレマリスを舞台にした三部作の一作目。
サミスを追いつ追われつつ、行く先々で仲間を得つつ世界中を駆けずり回るって感じで、ストーリーをこなしていくのが精一杯でなんだか忙しない話だった……という印象です。私の好みからすれば、もっと登場人物や背景世界の描写を細かく書き込んでほしかったなあ。
カバーイラスト&挿画は萩尾望都さん。そのせいか、カルウィンとダロウの恋愛(結構年の差カップル?)が余計に少女漫画っぽく思えてきたり……。

訳者に故・浅羽莢子さんの名前が出ていますが、途中まで翻訳したあとで亡くなられ、もう一人の訳者の方があとを引き継いだんだそうです。


【原書】
The Singer of All Songs (Chanters of Tremaris Trilogy)
by Kate Constable

2008.07.03 23:38 | Comments(2) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2008. 07. 01

『氷の華』

Amazon.co.jp で詳細を見る氷の華 (幻冬舎文庫 あ 31-1) / 天野節子

帰り道に寄った本屋で、文庫化されているのを発見。「テレビドラマ化」「米倉涼子主演」という帯つきで。
私、去年末の「このミス」でこの作品が話題になっていたのを見てから気になっていて、2~3ヶ月ほど前に ハードカバー版 で読みました。
「結婚12年の隆之と恭子は、誰もが羨む夫婦生活を送っていた。ある日、恭子のもとにかかってきた夫の愛人と名乗る女からの電話。そこで告げられた事実が、彼女を殺人へと駆り立てる。罠が罠を呼ぶ、本格ミステリー。(「MARC」データベースより)」という話です。
例によって感想を書きそびれていたんですが(笑)、おもしろかったですよ~。読者を驚かせることにこだわるあまりちょっと不自然に思えるところがあるのが多少気になったものの、リーダビリティ抜群。それに、どことなく古風で品の良さみたいなものがありました。
これは著者が50代後半になってから初めて書いた作品で、最初は幻冬舎の個人出版部門から自費出版したものを、出来の良さが評判になって、幻冬舎が商業出版しなおしたものなんだそうです。

ドラマの公式サイトももう出来ているのか。
http://www.tv-asahi.co.jp/koori/
夫役は堺雅人なのね。小説では、主人公は有閑ミセスで夫はサラリーマンだったはずだけど、ドラマでは、主人公がピアニストで夫は外科医ということになっているんですね。
主人公が米倉涼子というのはハマリ役なんじゃないかなー。

2008.07.01 23:50 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

* Site Info

読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
[ 管理人 : Rie ]

* Search

* Recent Entries

* Categories

* Tag List

* Archives

* Other


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。