* Caramel Tea *

Reading Diary

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2008. 03. 30

岩波文庫2冊

最近読んだのを一緒に。両方とも読みやすくておもしろかったです。

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Amazon.co.jp で詳細を見る『大尉の娘』
Капитанская Дочка (1836)
A・S・プーシキン / 神西清 訳 / 岩波文庫

プーシキン晩年の散文小説の最高峰。実直な大尉、その娘で、表面は控え目ながら内に烈々たる献身愛と揺るがぬ聡明さを秘めた少女マリヤ、素朴で愛すべき老忠僕――。おおらかな古典的風格をそなえたこの作品は、プガチョーフの叛乱に取材した歴史小説的側面と二つの家族の生活記録的な側面の渾然たる融合体を形づくっている。 (表紙より)

18世紀後半、女帝エカテリーナ2世の時代のロシア。軍隊に入ったばかりで僻地の要塞に赴任してきた地方貴族の青年グリニョフが、農民一揆の主導者プガチョフと奇妙な交流をかわしつつ、愛する女性(大尉の娘マリヤ)を助けるために頑張る物語。
主人公は最初はお調子者のおぼっちゃんで先行きが思いやられたのですが、いつの間にか責任感と義侠心のある頼もしい存在に成長していて、よかったよかった。


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Amazon.co.jp で詳細を見る『影をなくした男』
Pater Schlemihls Wundersame Geschichte (1814)
アーデルベルト・フォン・シャミッソー / 池内紀 訳 / 岩波文庫

「影をゆずってはいただけませんか?」不気味な灰色の服の男にこう乞われるまま引きかえに“幸運の金袋”を受け取ると、影はたちまち地面からクルクルと巻きとられてしまった――。大金持にはなったものの、影がないばっかりに世間の冷たい仕打ちに苦しまねばならない青年の運命をメルヘンタッチで描いたドイツ・ロマン派の物語。 (表紙より)

おとぎ話(後半では七里靴が出てきます)や昔話っぽいのかと思いきや、意外に諦観というかペーソスの漂う話でした。
影がないというので、他の人々から忌み嫌われる主人公ペーター・シュレミール(召使の若者ベンデルだけはそれを知っても忠実に付き従ってくれますが)。普段は影なんてあまり気にしないので、影が無いくらいどうだって言うんだ?とも思うけれど、まあ無きゃ無いで困るかもね。(この物語の「影」が何かの比喩なのかという煎じ詰め方も出来るのでしょうが、そこまで難しく考えないといけない話でもないと思います)
ロード・ダンセイニの 『魔法使いの弟子』 が「影と引き換えに錬金術を教えてもらう」という話(だったはず…)でしたが、他にも「影と引き換えに…」というファンタジーや童話ってありそう。何かあったっけ?
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2008.03.30 23:23 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2008. 03. 25

『プラハの妖術師』 F・M・クロフォード

The Witch of Prague (1891)
F・M・クロフォード / 木内信敬 訳 / 国書刊行会 [ゴシック叢書11]

ゴーレム伝説と錬金術の町プラハ。マイリンクとカフカの町プラハ――。失われた恋人ベアトリーチェを求め、《メルモス的放浪》を続ける「旅びと」は、この町で、美しい金髪の妖術師ユノーナに邂逅する。「旅びと」を一目見、心を動かされ、彼の心を自分に向わせようと躍起になるユノーナは、ベアトリーチェは死んだ、というが……。妖しい催眠術、奇怪な人工心臓で錬金術的不死を夢みるアラビア人キーヨルクの暗躍、ユノーナに翻弄されるユダヤ青年イスラエル・カフカの恐怖……クロフォードの代表的長篇である本書は、冬のプラハの錯綜した迷路に繰り広げられる、愛のゴシック・サスペンスである。 (カバー折込より)

女主人公ユノーナは翻訳では「妖術師」、原題では「witch」となっていますが、彼女がやっているのは催眠術で人を思いどおりに操ることです。(もっとも、実際の催眠術にできそうなことを超えて、ちょっと超能力と言うか魔術がかっている)
教会や女子修道院、不老不死の実験などゴシック小説的な要素も含まれているものの、ストーリーにはあまり起伏がなく、登場人物たちが変わりばんこに自分の想いを滔々と述べ続けているといった感じ(みなさん、やたら饒舌なのよね…)。そのため少々冗長にも感じられますが、真情吐露が細かく書き込まれているぶん、ユノーナの片想いの切なさ・やるせなさが強く伝わってきます。ずっと捜し求めていた運命の相手を「旅びと」のなかに見つけ、美しく誇り高いがゆえに、術を使わずに「旅びと」に自分を好きになってもらいたいと願うユノーナ。しかし、ベアトリーチェのことを記憶から消しても彼は自分を「最上の友達」としか見てくれず、失望に駆られたユノーナはなりふりかまわずに術を使うようになり……。自発的意思ではなく強制的に相手に自分を愛させても虚しくないかという問題はあれども、そうせずにはいられないというのが「恋」の切なさでもあり狂気でもあるんでしょう。そして、結末で自分がしてしまったことを元に戻すために非常につらい行為を果たすユノーナの姿、それがもたらす結果に胸がジーンとなると同時に、ユノーナは忘れられないヒロインの一人となりました。
それにしても、結末でみんなに忘れ去られているイスラエル・カフカくんのその後が気になるよ。大丈夫だといいんだけど。
それと、細かいところでは、「旅びと」が「カフカくんは頭がおかしくなってしまったから、何かヘンなことを言っても真に受けないように」と嘘を言い含められたあとで、話をしている相手が興奮して何かヘンなことを口走るたびに、「かわいそうに、頭がこわれてしまったんだね!」と片っ端から「頭のおかしい人」認定をしていくのにウケた。あなた、そんな一つ覚えな(笑)

著者のフランシス・マリオン・クロフォードってどこかで聞いたことのある名前だと思ったら、有名な怪談「上段寝台」の人だったんですね。

2008.03.25 23:45 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2008. 03. 23

やったあああ!

バトルが優勝したああああ!

やべー、ネット中継で観てたんだけど、もう興奮しちゃってどうしたらいいか。
トリノで銅メダル獲ったときよりも嬉しいかもしれない。


[ 追記 ]

興奮しちゃって眠れないので(笑)、つらつらと追記。
ブログではフィギュアスケートのことはほとんど書いていないけれど、今回は記念書き込みみたいなもので(笑)。

優勝というのは正直予想外だったので(ごめんバトル。でも、SP1位でもフリーでジャンプミスすること多いし、クワド入れてないし……)、その分、嬉しさも倍増でした。
あと、オリンピック後に怪我したり、調子落としたりしていたところから復活してきてくれた、というのもある。
完璧な演技が終わってバトル本人が大喜びしている時点で手が震えてきて、高得点が出た時点で涙が出てきた……。
ああとにかく嬉しい。バトル、本当におめでとう。

日本は高橋が残念だったけど、小塚くん頑張ったなあ。(バトルファンなのを見てもらえばわかるとおり、スケーティングがきれいな選手が好きなんですよ)

女子は……私は安藤さんのファンなので……。
全日本初優勝した頃の天真爛漫な彼女に魅了されたので、今の世論にビクビクしまくっている様子が気の毒すぎて見ていられない。
肩の手術するのかな。調子悪いところ全部すっかり直して、再び気迫満点で戻ってきてほしいね。

2008.03.23 01:18 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

2008. 03. 19

『アリアドニの遁走曲(フーガ)』 コニー・ウィリス&シンシア・フェリス

Amazon.co.jp で詳細を見るLight Raid (1989)
コニー・ウィリス&シンシア・フェリス / 古沢嘉通 訳 / ハヤカワ文庫SF
[ Amazon ]

アリアドニは16歳。デンヴァー・スプリングズで母親とともに生物ロボットの軍事研究をしていたのに、対ケベックの戦局激化を理由に、中立地域の街に一人で疎開させられてしまった。疎開先で研究を続ける彼女だが、最近故郷からの手紙がとだえたのが気がかり。両親になにかあったのだろうか? 意を決して疎開先を脱走、帰ってみると故郷はすっかり変貌していた…。戦時下をはつらつとして生きぬく少女科学者の青春冒険譚! (裏表紙より)

コニー・ウィリスが同じくSF作家のシンシア・フェリスと組んでティーン向けに書いた、利発な少女が活躍する恋と冒険のジュヴナイルSF。
『最後のウィネベーゴ』 を読んだら、久しぶりに読みたくなって再読。10年ちょっと前、私はこの作品でウィリスを知りました。とても面白かったので他の作品も、と思って 『リンカーンの夢』 に手を出してみたら、そっちはよくわからなかった(苦笑)。
最初に読んだときは、突飛な設定(カナダがケベックと西部合州国に分かれて戦争している……らしかったり、服装や名前その他がギリシア風になっていたり)が説明なしに出てきたり、場面転換が唐突だったりして「独特な書き方だなあ」と思ったんですが、短篇集を読んだ後だと、そのあたりはウィリス作品のクセというか作風なんだろうなあ、とわかりますね。(もっとも、ウィリスとフェリスでどのような役割分担をしてこの共作が書かれたのか不明だけど)
少女向けに書いたというだけあって、かっこいい恋の相手(女ったらしのハンサム王子も出てくるけど、本命はその侍従)、祝祭(パーティー)とそのドレス選び、おしゃべりができて気の利く超高性能コンピュータ・システムなど、乙女のツボ直撃の要素をずらり取り揃えてあってさすがよくわかってるなあ…って感じですが、それ以外の人にも良くできたエンタメとして楽しめる作品だと思います。

* Tag : コニー・ウィリス  

2008.03.19 22:58 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2008. 03. 16

『黄色の間』 M・R・ラインハート

Amazon.co.jp で詳細を見るThe Yellow Room (1945)
メアリ・ロバーツ・ラインハート / 阿部里美 訳 / ハヤカワ・ポケット・ミステリ
[ Amazon ]

太平洋戦争から一時休暇で戻ってくる兄グレッグの避暑のため、メーン州にある別荘を開けにいったキャロル・スペンサー。しかし迎えてくれるはずの管理人はおらず、さらにリネン収容室で身元不明の若い女性の死体とそれを焼こうとして火をつけた形跡を見つける。その女性は「黄色の間」と呼ばれる部屋で寝泊りしていたらしい。いったい何者でここで何をしていたのか? 戦地で負った怪我の療養のため別荘地に滞在しているデイン少佐とともにキャロルは調査を開始するが……。

えー、何これ。同じラインハートのある作品と話がそっくりじゃないの。
没落しかけた名家の末っ子お嬢さまが別荘で殺人事件に遭遇、兄や姉が不審な行動を取っていたせいで事件に巻き込まれる……という話の発端からして、まず同じ。別荘地の他の住人たちの配置もよく似ているし、その後も事件の真相の一部や終盤の犯人側の展開に至るまでとにかく共通点だらけ。
というわけで、既視感ありまくりだわ、そのせいで先の展開が推測できてしまうからには話が長すぎるわで、あまり楽しめませんでした(あっちよりこっちを先に読んでいたら違っていただろうけど。「こっち→あっち」の順で読んだほうが共通点がわかりにくいかも)。登場人物の誰も彼もが「これは事件には関係ないことだから言う必要はないわ」と(実は事件に関係大アリ)重要な情報を隠そうとするというラインハート作品の欠点も、相変わらず大炸裂してるし……。

2008.03.16 23:06 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2008. 03. 12

『虜囚の恋』 R・L・スティーヴンソン

R・L・スティーヴンソンの 『虜囚の恋』 を手に取ってみたんですが、語り手でもある主人公に嫌気が差してすぐに投げ出してしまった。

舞台は1810年代のイギリス。主人公のアンヌ・ド・サンティーヴ子爵(英語読みでセント・アイヴズ)はフランスの貴族階級の出身だが(両親は革命で処刑)、ナポレオン軍に参加。しかしイギリス軍に捕われ、今はエジンバラ城で捕虜となっている。そこへロンドンから使いがやってきて、革命前にイギリスに亡命していた大伯父が会いに来てほしがっていると言い、大変裕福な大伯父が彼を跡継ぎとして考えていることをほのめかす。かくして主人公は大伯父に会うために脱獄してロンドンへ向かうが、同じく大伯父の財産を狙う従兄アランがそれを妨害しようとし……という話みたい。

で、この主人公は物語冒頭でイギリス人女性のフローラに恋をするんですが、彼女のことを下品に揶揄した捕虜仲間に逆上して決闘を申し込み、相手を殺してしまうのです。そこでなんだか馬鹿馬鹿しく思えてしまって。昔は身分の高い女性の名誉が大切なことだったとしても、悪口を言われたくらいで、人がひとり死ななきゃならないようなことだとは思えないんだよなあ。
その後も主人公はなんかノーテンキだし、そんな男の恋物語なんて付き合ってられませんよ……。

ちなみにこの作品、全36章のうち30章まで書いたところでスティーヴンソンが死去。残りの6章はアーサー・キラ=クーチが補完したものだそうです。


『世界ロマン文庫20 虜囚の恋』
St. Ives: Being the Adventures of a French Prisoner in England (1897)
ロバート・ルイス・スティーヴンソン / 工藤昭雄・小沼孝志 訳 / 筑摩書房

2008.03.12 19:48 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2008. 03. 09

『漆黒の鳥』 ジョエル・ローズ

Amazon.co.jp で詳細を見るThe Blackest Bird: A Novel of History and Murder (2007)
ジョエル・ローズ / 松下祥子 訳 / 早川書房
[ Amazon ]

1841年のニューヨーク。煙草屋の看板娘として人気があったメアリ・ロジャーズがむごたらしい死体となってハドソン川に浮いているのが発見され、街中にセンセーションを巻き起こした。治安長官のヘイズ親方が調査に乗り出すが、事件は迷宮入りの様相を呈してくる。一方、作家のエドガー・アラン・ポーはこの事件をモデルに、その謎を解き明かそうとした推理小説 『マリー・ロジェの謎』 を雑誌に発表。ポーがメアリと親しかったことを知ったヘイズ親方は、ポーこそがこの事件の犯人なのではないかと疑い始める……。

エドガー・アラン・ポーの 『マリー・ロジェの謎』 のモデルとなったメアリ・ロジャーズ事件、それに巻き込まれた男たちのドラマを描いた物語。ポーや連続拳銃の発明者サミュエル・コルトなど、実在した人物が多数登場しますが、著者のフィクションである部分も多いようです。
映画やドラマを観ているかのように一場面一場面が短く、視点や場所が次から次へと切り替わるのでブツ切れ感があり、それに話の成り行きを淡々と描写している感じで、どうも話に入り込みづらかったです。また、常にメアリ・ロジャーズ事件の謎が物語の底を流れているわけですが、かなりの部分でチョロチョロ流れになってしまったり、はたまた地下に潜ってしまったり(特にポー本人に焦点が当てられる後半部分)といった感じで、どうにも弱い。
でも、ポーの人生や19世紀半ばのアメリカの出版業やジャーナリズムの様子はよく知らなかったので、ちょっと参考になりました。

* Tag : 歴史/時代もの  

2008.03.09 23:52 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2008. 03. 06

ポール・ドハティ

来月のポケミス新刊に、ポール・ドハティが来た~!(ハヤカワ・オンライン情報)
でも、ずっと待ってたロジャー・シャロットシリーズの続きじゃなくて、密偵ヒュー・コーベットものなのかよ!
でもでも、ドハティの代表作だというヒュー・コーベットシリーズが読めるのもかなり嬉しいな~
ついでに、『赤き死の訪れ』の読了メモをずっと書きそびれていたので、ここで書いておこっと。


Amazon.co.jp で詳細を見る『赤き死の訪れ』
The House of the Red Slayer (1992)
ポール・ドハティー / 古賀弥生 訳 / 創元推理文庫

ロンドン塔の城守、ラルフ・ホイットン卿が塔内の居室で殺された。卿は数日前に届いた手紙に、異常なほどおびえていたという。その後も、同様に手紙を受けとった者たちのもとを、死が相次いで訪れる。それぞれ悩みを抱えながらも、姿なき殺人者を追うアセルスタン修道士とクランストン検死官…。クリスマスを控えた極寒のロンドンに展開する、中世謎解きシリーズの傑作第二弾。 (裏表紙より)

アセルスタン修道士シリーズ2作目。
とっても面白かった。前作も悪くなかったけれど、ミステリ部分も物語の盛り上げ方も格段に良くなってるんじゃないかなあ。連続殺人事件のそれぞれのトリックは派手さはないものの、アセルスタンが抱えている教区の墓荒しの問題の真相も含めた合わせ技で結構満足感があるし、「死んだはずの人間が復讐しに舞い戻ってきたのか」という時代背景にマッチした展開も好みでした。
アセルスタンもクランストンも犯人に対して手厳しかったけれど、私は犯人に大いに同情しちゃうなー。

* Tag : ポール・ドハティ(ドハティー)  歴史/時代もの  

2008.03.06 23:46 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2008. 03. 04

『擬死』 アン・フレイジャー

Amazon.co.jp で詳細を見るPlay Dead (2004)
アン・フレイジャー / 北沢あかね 訳 / ランダムハウス講談社文庫
[ Amazon ]

ジョージア州サヴァナ。北米で最も美しいこの歴史都市で、解剖中の死体が息を吹き返し、再び死ぬという事件が発生した。それを皮切りに似たような事件が相次ぎ、街は“ゾンビ事件”の恐怖に包まれる。殺人課の女刑事エリーズは捜査に乗り出すが、まったくやる気のない相棒刑事のグールド、あやしい娼館の女主人、そして自分の過去にまつわる忌まわしい噂に行く手を阻まれ……。期待の新人による、新感覚の恐怖ミステリ! (裏表紙より)

オカルト・ホラーものかと思ったら、よくあるタイプの普通のミステリー小説でした。アメリカ南部が舞台で、「ヴードゥー」やら「呪術」やらというキーワードが出てくるところは、J・D・カーの後期作品をちょっと連想してみたり。
暗い過去を抱えた主人公たち(エリーズとグールド)が事件を追ううちに自分の過去とも向き合うことになり、それを乗り越えていく……といった定番の展開なのですが、その過去がらみの話にページを割きすぎて事件の話とどっちつかずになっているし、最後はなんだか「なあなあ」で終わってしまっているしで、なんとも食い足りない感じでした。
犯人の意外性は十二分だったけど。(グールドのダメっぷりも半端じゃなかった。と言うか、この物語って、彼がヒロインですよね?)


【原書】
Play Dead
Anne Frasier

2008.03.04 21:38 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
[ 管理人 : Rie ]

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