* Caramel Tea *

Reading Diary

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2007. 07. 29

『コーネル・ウールリッチ傑作短篇集(3) シンデレラとギャング』

Amazon.co.jp で詳細を見る門野集 訳 / 白亜書房
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収録作 : 「黒い爪痕」 「ガラスの目玉」 「アリスが消えた」 「送っていくよ、キャスリーン」 「階下で待ってて」 「シンデレラとギャング」 「ドラッグストア・カウボーイ(初期ロマンス短篇)」

私の夏の定番(笑)、ウールリッチ。この短篇集も夜が舞台の話ばかりで、ちょっとだけ涼しい気分になれました(笑)。あと、1・2巻に比べて、ミステリ度が高くなってるかな?
「黒い爪痕」は、ハリウッド映画のプロモーション用の豹が逃げ出し、その猛獣に襲われたと思しき若い女性の死体が相次いで見つかる…という話。どこかで見たようなあらすじだと思ったら、長編 『黒いアリバイ』 の雛形となった作品なのだとか。
「アリスが消えた」と「階下で待ってて」は、どちらも、主人公(男)の恋人が行方不明になるが、誰も主人公の話を信じてくれず、その恋人の実在性まで疑われてしまう…という消失テーマの作品。特に「アリスが消えた」は 『幻の女』 ばりの真相なのだけど、そんな粗をあまり感じさせずに雰囲気で読ませてしまうところがウールリッチ節。でも、訳者あとがきでも指摘されているように、新婚初夜を別々に過ごすというのは不自然すぎる~。
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2007.07.29 23:51 | Comments(2) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2007. 07. 29

The Comedy of Errors

NINAGAWA×SHAKESPEARE III今日は家族がそれぞれ出かけて、家に私ひとりだったので、リビングのソファーに寝ころがって、扇風機にあたりながら、本を読んだりテレビを観たりしていました。
で、昼間観ていたのが、NHKハイビジョンで放送していた蜷川演出の舞台「間違いの喜劇」。おもしろかったー。(最近、本当にシェイクスピアづいてる…)
キャストは男性俳優だけで、女役も男性が演じるという趣向だったんですが、実際、シェイクスピアの時代には男性しか舞台に立つことができなかったそうなので、当時の舞台もこんな感じだったのかなあと思いながら観ていました。(エイドリアーナ(双子の兄の妻)役とか、女優さんがやったらどんな感じになるんだろ…)
しかし、シェイクスピア作品って、この話にしろ、「オセロー」にしろ、あの「ロミオとジュリエット」にしろ、「おい、ちょっと落ち着いて人の話を聞けって!」と言いたくなっちゃうんですが、「登場人物たちが人の話を聞かないで突っ走る」ことで話が成り立っていることが多いのかな…という気がしました…。


選挙は、午後7時過ぎに涼しくなってから、散歩がてら、片道15分ほどぶらぶら歩いて行ってきました。
昼間は蒸し暑くて堪らないけど、夜になれば涼しくなるのが助かる…。

2007.07.29 22:57 | Comments(0) | Trackback(0) | その他の話題・雑記

2007. 07. 24

『ミスフォーチュン』 ウェズリー・ステイス

Amazon.co.jp で詳細を見るMisfortune (2005)
ウェズリー・ステイス / 立石光子 訳 / 早川書房
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1820年。イギリス一裕福な名門ラヴオール家の当主ジェフロイは、ロンドンの町はずれに捨てられていた赤ん坊を拾う。その男の子を幼い頃に死んだ最愛の妹の生まれ変わりだと思い込んだジェフロイは、妹の元家庭教師で今は館の図書室の司書をしているアノニマと結婚。彼女が自分の嫡子を産んだように見せかけ、ローズと名付けて女の子として育てる。壮麗な領主館ラヴ・ホールで、周りの人々の愛に包まれ、何不自由なく成長するローズ。しかし、思春期になって、自分が男であることを知ったローズは激しく苦悩する。さらにジェフロイが亡くなり、ローズが男であることとジェフロイの実子ではないことを知った親戚たちにより、財産も館も奪い取られ…。

最初のうちはなかなかおもしろかったんだけど、だんだんイマイチな感じに…。
物語前半では、250人もの使用人がいる壮大なカントリー・ハウスを舞台に、ローズが女の子として育てられることになった顛末とその成長の経過、そして自分が男であることを知ったローズがセックス(生物学上の性)とジェンダーの狭間で苦しむ様子が、物語後半では、ラヴオール家の相続争いとローズの出生の秘密が描かれている。しかし、トランスジェンダーを扱った前半部分の(舞台となっている19世紀としては)やけにリベラルというか現代的なところと、「これぞヴィクトリア朝小説」というイメージのテンプレそのものの後半部分の保守的なところが、どうもチグハグというか、分離しているというか、別々の話を無理にくっつけたような感じがする。
まず、前半部分。現代よりもさらに「男らしさ」「女らしさ」が厳格に求められた19世紀を舞台にすることで、その狭間にいるローズの葛藤をよりはっきりと浮き彫りにする意図なのかと思いきや…。ローズって、その時代の社会規範から離れて、かなり自由に育てられているんだよね。使用人の息子と遊ぶことも、村のクリケットの試合に出ることも許されている。ドレスを着せられている以外は、あまり「女の子らしさ」の押し付けはない。現代とさほど変わらず、19世紀という背景がうまく生かされていないように思える。
そして、なぜ19世紀を舞台にしたのか、それに対しての答えとなるであろう、財産騒動とローズの出生の秘密を描いた後半部分。しかし、19世紀を舞台にした小説の「お約束」(でも実際のヴィクトリア朝文学にはこの手の話は意外と少ない)をひたすらなぞっているだけの展開は、陳腐すぎて白けていく一方だった。現代作家が書くならば現代風の味付けが欲しくて、この作品ならそれが「女として育てられた男ローズ」ということになるはずなのだけど、この設定は後半部分に関してはほとんど生かされていない。さらに、ローズ本人が苦労して自分の出生の秘密を探し当てるというのならともかく、他人が調べたことで比較的簡単にわかってしまうという肩透かしっぷり。そもそも、ローズが親戚に全財産を奪われたことだって、ジェフロイが自分の子じゃないのに嫡子だと偽って育てたのが原因なので、同情心も半減…(それって普通は悪者側がやることだし…)。

というわけで、個人的にはこの作品よりも、『ミドルセックス』『荊の城』 をセットで読むことをお薦めしたい気分。

* Tag : 歴史/時代もの  

2007.07.24 22:55 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学

2007. 07. 19

『分別と多感』 ジェイン・オースティン

Amazon.co.jp で詳細を見るSense and Sensibility (1811)
ジェイン・オースティン / 中野康司 訳 / ちくま文庫
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理知的で分別を重んじる姉エリナーと、情熱的で感情表現の激しい妹マリアン。美しいダッシュウッド姉妹は両親と妹マーガレットとともにノーランド屋敷で暮らしていたが、父親が亡くなり、異母兄ジョンが屋敷と財産のほとんどを相続。ジョン夫妻と折り合いの悪い母娘は、たいした財産も持たぬまま屋敷から引っ越さなければならなくなる。そんななか、エリナーは義姉ファニーのもの静かな弟エドワード・フェラーズに密かに思いを寄せ、一方、マリアンは情熱的な美青年のウィロビーと激しい恋に落ちるのだが…。

理知的な姉(=分別)と情熱的な妹(=多感)、対照的な姉妹とそれぞれの対照的な恋愛を描いた作品。
キネマ旬報社版で一度読んでいるんですが、今年初めに新訳が出たので数年ぶりに読んでみました。
……うーん、改めて読んでみると、オースティンの他作品ほど好きじゃないな(初読時にはエリナーを応援しながら読んでいた記憶があるのだけれど)。
エリナーは年齢の割にはあまりに分別がありすぎるのがちょっとつまらないし、逆にマリアンは「わかったから、ちょっと落ち着け!」と言いたくなる感情過多っぷり。
あと、男性陣に魅力がない。特にエドワードの魅力というのがまったくわからん。母親にいつまでも頭押さえられてるし、ルーシーとの婚約は他ならぬ自分自身で決めたことなのにその責任から逃げてるようなところがあるし(いつまでも宙ぶらりん状態でいないで、結婚するなり婚約破棄するなりすればいいのに、はっきりさせないところが優柔不断に思える)。また、ルーシーとエドワードの婚約はどちらか一方が強制したわけでもないにも関わらず、エリナーがエドワードに対してはかなり甘い目で見ているのに、逆にルーシーに対しては厳しすぎるところが、ちょっと納得いかない(もちろん恋するが故の欲目というのもあるだろうけど、エリナーは普段は、他人を公平な目で見るように心がけているような人物なのでね…)。他方、ウィロビーは、ブランドン大佐の姪の件がある時点で情状酌量の余地なしです。それに、エドワードもウィロビーも、どっちも言い訳がましい&責任転嫁が多すぎるのよ。
あと作品全体の傾向として、『自負と偏見』 や 『エマ』 などに比べて、オースティンのユーモアよりも辛辣さが前面に出ているように思えます。


Amazon.co.jp で詳細を見るところで、この作品、エマ・トンプソン主演の映画化作品 『いつか晴れた日に』 が有名ですが、エマ・トンプソンは36歳のときに原作では20歳そこそこのエリナー役をやってるんですよね(エドワード役のヒュー・グラントとは、恋人ではなく姉弟にしか見えなかった…)。でも、改めて原作読んでみると、精神年齢的にはエリナー役はエマ・トンプソンに適役だった気がしないでもない…。

* Tag : ジェイン・オースティン  

2007.07.19 23:34 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2007. 07. 14

『ロック・ラモーラの優雅なたくらみ』 スコット・リンチ

Amazon.co.jp で詳細を見るThe Lies of Locke Lamora (2006)
スコット・リンチ / 原島文世 訳 / 早川書房
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ヴェネツィアを思わせる美しい水の都カモール。盗賊たちの頭領カパ・バルサディの配下で、コソ泥集団の頭をしている青年ロック・ラモーラ。実はそれは表向きの顔で、裏では「悪党紳士団」と称する仲間たちとともに貴族を相手に大胆不敵なコン・ゲームを仕掛けては大金を巻き上げ、“カモールの棘”と呼ばれている天才詐欺師だった。しかし、カパ・バルサディに仕える者たちが灰色王と名乗る正体不明の男に次々と殺される事件が起き、ロックにも灰色王の影が迫ってくる……。

邦題の「優雅なたくらみ」や「天才詐欺師」というフレーズなどから「腕力よりも頭脳勝負」みたいなのを想像していたんですが、かなり血なまぐさい話でした。死亡率めっちゃ高すぎ…。
まだ年若い著者のデビュー作ということでちょっと不安を抱いていたものの、展開の巧さとテンポの良さで、上下二段組580ページというボリュームをダレることなく読ませてくれます。ハリウッドで映画化が予定されているそうだけど、個人的な感想としては実写よりも日本のアニメ絵でアニメ化したほうが似合いそう(アメリカのアニメ絵はアレだから…)。ロックの名前も、ゲーム好きの作者が「ファイナルファンタジー」にちなんでつけたものらしいし。
ちなみに、ロック・ラモーラを主人公にした全七作予定のシリーズの第一巻なのだそうですが、一応これ一冊で話はまとまっています。

2007.07.14 23:27 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2007. 07. 11

『オセロー』 シェイクスピア

Amazon.co.jp で詳細を見るOtheloo
ウィリアム・シェイクスピア / 福田恆存 訳 / 新潮文庫
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ところはヴェニス。旗手イアーゴーは、勇敢で誉れ高いムーア人の将軍オセローが、自分ではなくキャシオーを副官に任命したことに強い不満を募らせていた。議官ブラバンショーの美しい娘デズデモーナと結婚したばかりのオセローに、サイプロス島守備の任が下され、オセローは妻を伴って任地へと向かう。サイプロス島でイアーゴーは策略を巡らせてキャシオーを失脚させ、さらにオセローに対し、デズデモーナとキャシオーの不義密通を疑うように仕向ける…。

最近、いろいろとシェイクスピア作品から派生した作品に接することが多かったので、本家シェイクスピアも読んでみたくなりまして。
これから、1ヵ月に1冊、それが無理なようなら2ヵ月に1冊のペースで読んでいきたいな。
で、「四大悲劇」のなかから、子供向けシェイクスピア全集であらすじだけは知っていたけど、まだちゃんと読んだことのなかった 『オセロー』 を。

オセローは、なぜここまで妻を信用せずにイアーゴーを信じるんだろう…。もともとオセローには、年が離れているだとか民族が違うだとか、デズデモーナに対して気になるものを抱えていて、イアーゴーにつけこまれる下地があったのでしょうね。(とすれば、イアーゴーの悪だくみがなくとも、いつかはオセローとデズデモーナの間に亀裂が入っていたかもしれない)
個人的にはあまり好きになれない話だ。だって、デズデモーナがあまりに浮かばれないんだもの。夫を強く愛するがゆえに他の男性には目もくれなかったにも関わらず、夫はそれを信じてくれず、挙句の果てに殺されてしまう。おまけにその夫は「愛することを知らずして愛しすぎた男の身の上」なんてことを言う。それで殺されちゃうんじゃ、たまったもんじゃないわ。

2007.07.11 23:11 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学

2007. 07. 07

最近読んだ本

最近、ちょっと読書がスランプ気味です。
ペースはいつも通りなんだけど、読んでいても素直に楽しめないというか…。
感想がいつも以上に雑でいい加減なのもそのせいです。
しかし、今週末は台風直撃なので、家でおとなしく本読んでるしかない(笑)
以下は最近読んだ本の羅列。

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Amazon.co.jp で詳細を見るストラヴァガンザ 仮面の都
Stravaganza: City of Masks (2002)
メアリ・ホフマン / 乾侑美子 訳 / 小学館

ストラヴァガンザとは、時空をこえて、一つの世界からべつの世界へと旅することをいう。その旅人が、ストラヴァガンテだ。21世紀のロンドンの少年ルシアンは、ふとしたことで、時空をこえる術を身につけた。ストラヴァガンテとなったルシアンは、異次元の世界、16世紀のベレッツァへと旅立つ。大魔法使い、女公主、スパイ、マンドリエーレ…。ベレッツァで出会うふしぎな人たちとパラレルワールドの大冒険がはじまる。

設定は結構好みだったんだけど、その説明が多くてなかなか本筋に入らず、その後も盛り上がりに欠けるまま終わってしまったのが物足りない。敵役とその陰謀がチャチすぎるんだよなー。まあ、いちおう話が完結しているとはいえ、三部作(※1)の一作目なのでこんなものかな。
主人公のルシアンは、現代イギリスの16歳の少年だとは思えず…。両親とのやりとりからしても、もっと幼く見えます。
(※1 このシリーズの公式サイト覗きに行ったら、来年、シリーズ4作目が出るらしい)


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敵は海賊・海賊たちの憂鬱
神林長平 / ハヤカワ文庫JA

悪の源・宇宙海賊を一掃しようという太陽圏連合の次期首長候補アーマデュークが、火星の無法都市サベイジを訪れた。海賊王・匋冥と対決しようというのだ。その護衛と案内をおおせつかったのが宇宙海賊課刑事のアプロとラテル。だが、護るべきアーマデュークは偽者だった。本物はいったいどこに!? はたしてこれは海賊のしわざなのか?――黒ネコ型宇宙人アプロと、相棒のラテルが騒やかに繰りひろげるシリーズ第3弾! (裏表紙より)

最近、10年ぶりにシリーズ最新刊が出ましたが、まだ三巻目を読んでいる私。
まあ、そのうち追いつくでしょ(笑)


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Amazon.co.jp で詳細を見る血染めの部屋―大人のための幻想童話
The Bloody Chamber and other Stories (1981)
アンジェラ・カーター / 富士川義之 訳 / ちくま文庫

純白の処女の喉元に飾られた血の色の首飾り。さしこむ月光の中、下肢から血をしたたらせる狼少女…。女は、その身体の奥にいつも血の匂いを秘めている。赤頭巾、白雪姫、青ひげ、吸血鬼譚などに着想を得て、性のめざめと変容とを描く、セクシュアルで残酷な短編集。 (裏表紙より)

童話や昔話の数々をカーター風に語りなおしたもの。あらすじ紹介で謳われているほど、セクシュアルさや残酷さを強調した作品ではありません。
同じような趣向の短篇集 『ブラック・ヴィーナス』 が素晴らしかったのでこちらにも期待していたのですが、前者ほど楽しめませんでした。題材の問題かしら。


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この荒々しい魔術
This Rough Magic (1964)
メアリー・スチュアート / 丸谷才一 訳 / 筑摩書房 世界ロマン文庫02

若い無名女優ルーシーは、贅沢なヴァカンスを期待して、紺碧の地中海に浮かぶ緑の島を訪れるが、彼女を待っていたのは得体の知れぬ不吉な影だった――波間のイルカを狙う謎の銃声、農婦の双児の兄スピローのふしぎな失踪、浜辺に流れついた溺死体。そしてある夜、彼女は意外な事実を耳にする。当代随一の人気女流作者の令名にたがわぬロマンチック・スリラー。 (裏表紙より)

ギリシャのコルフ島を舞台にした、若い女性の冒険小説。
題名の「この荒々しい魔術」は、シェイクスピアの 『テンペスト(あらし)』 からの引用。コルフ島はこの戯曲の舞台だと言われているらしいし、他にも作中のセリフや登場人物の名前に引用されていたり、引退したシェイクスピア俳優が登場したりと、さまざまな形で 『テンペスト』 が使われています。
ロマンス要素も出てきますが、サスペンス寄りの作品ですね(そのロマンスのベタさには思わず笑ってしまったけど)。だけど、中盤で早くも犯人が明かされてしまうのが(いくら冒頭からバレバレとはいえ)ちょっと……もう少し引っ張ってほしかったな。

* Tag : アンジェラ・カーター  

2007.07.07 23:42 | Comments(0) | Trackback(0) | その他の話題・雑記

2007. 07. 05

『ジェイン・オースティン ファッション』

Amazon.co.jp で詳細を見るJane Austen Fashion, fashion and needlework in the works of Jane Austen (1999)
ペネロープ・バード / 能澤慧子 監訳・杉浦悦子 訳 / テクノレヴュー
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図書館で目にとまったので借りてきた本。(そういえばこの本、ジェイン・オースティンのページをサイトの片隅に置いているせいか、出版元から「こういう本出します」って宣伝メールが来ていたような…)
オースティンの時代(18世紀末から19世紀初頭)のファッションについて、オースティンの作品や手紙の中から引用しながら解説した本です。
34枚の図版が入っていますが、値段の割りにはちょっと少ないような気が…。いやこんなもんなのかな。

* Tag : ジェイン・オースティン  

2007.07.05 00:51 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2007. 07. 02

『治療島』 セバスチャン・フィツェック

Amazon.co.jp で詳細を見るDie Therapie (2006)
セバスチャン・フィツェック / 赤根洋子 訳 / 柏書房
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目撃者も、手がかりも、そして死体もない。著名な精神科医ヴィクトルの愛娘ヨゼフィーネ(ヨーズィ)が、目の前から姿を消した。死に物狂いで捜索するヴィクトル、しかし娘の行方はようとして知れなかった。4年後、北海にある小さな島の別荘に引きこもっていた彼のもとへ、アンナと名乗る謎の女性が訪ねてくる。自らを統合失調症だと言い、治療を求めて妄想を語り始めるアンナ。それは、娘によく似た少女が、親の前から姿を隠す物語だった。話の誘惑に抗し難く、吹き荒れる嵐の中で奇妙な≪治療≫を開始するヴィクトル、すると失踪の思いも寄らぬ真実が…。 (裏表紙より)

本屋で山積みされているわ、アマゾンでも売り上げ上位(一週間前の時点で20位)だわで気になっていた本なんですが、図書館に行ったら早くも新着本棚に並んでいたので、ありがたく借りてきました。
ドイツで発売後たちまち大ベストセラーとなり映画化も決定しているというサイコスリラー小説ですが、そこそこおもしろくはあるものの、さほど頭抜けたものがあるとは思えませんでした。真相についても、アメリカ産のこの手の小説や映画で見たことがあるようなもので、あまり意外性も新鮮味もありません(ドイツ人作家が書いたものとしてはドイツの人たちにとって「新感覚」だったのかしら…)。解説では「ジェットコースター感覚」と評されているのですが、確かに一気読みできる読みやすさはあるものの、「ページを繰る手が止まらない」ってほどの牽引力はないと思う…。
総じて、あまり期待しすぎなければそこそこ楽しめる、といった感じかな。つまらない作品ではないのですが…。

2007.07.02 23:45 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
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