* Caramel Tea *

Reading Diary

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2006. 09. 30

『殺しの歌が聞こえる』 カーリーン・トンプスン

Amazon.co.jp で詳細を見るAll Fall Down (1992)
カーリーン・トンプスン / 近藤麻里子 訳 / ハヤカワ・ポケットミステリ
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資産家だった夫のマーティンが自殺してから半年。高校教師ブレイン・エイヴァリーは自宅近くの森で、手首を切られて殺された教え子ロージーの死体を発見する。その夜、不気味な童謡の流れる電話がブレインのもとにかかってくる。やがて同じ手口で第二、第三の殺人が起き、そのたびに深夜の電話が。しかし警察は彼女の言うことを信じようとはせず、逆にアリバイのない彼女を疑う。実はブレインはマーティンの死亡時にも、事故で体が不自由になった夫を殺したのではないかと疑われていたのだ…。

デビュー作 『黒い蘭の追憶』→感想)がとてもおもしろかったので、二作目を読んでみたのだけど…。前作の出来の良さはなんだったのと思っちゃうくらい、凡百のサスペンスになってしまっていた。
殺人が起こるたびにブレインにかかってくる不気味なメロディーの電話…という設定も、忘れた頃に出てくるといったふうなので、物語のサスペンスを盛り上げているとは言い難く、また犯人がなぜそんなことをしたのか、その理由も弱くてあまり納得のいくものではない。犯人の正体にも意外性はないし(もっと素直な読み方をすれば「意外」かもしれないが)、その動機はグダグダでところどころ破綻しているように思える。全体的に、練りこみ不足で構成がうまくいっていないという印象。
主人公ブレインが気に入らなかったのも、おもしろく読めなかった理由のひとつかな。高校教師であるブレインは生徒を一段上から見ている感じがするし、ブレインと仲の悪い女性・対比される女性(母親、マーヴィンの前妻、元恋人の現妻など)が悪く書かれていて、結果的に無意識のブレイン賛美になっているようなところがイヤ。
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2006.09.30 22:52 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2006. 09. 25

『オズの魔女記』 グレゴリー・マグワイア

Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West (1995)
グレゴリー・マグワイア / 廣本和枝 訳 / 大栄出版
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オズの国のマンチキンで、緑の肌をした女の子が生まれた。彼女はエルファバと名づけられ、その肌と変わり者の両親のせいで寂しい少女時代を送る。時を同じくして、気球に乗ってやってきた男“ウィザード”がオズの国を支配し、独裁者となった。シズの大学へ進学したエルファバは、最初は疎遠だったルームメイトのお嬢様ガリンダ(グリンダ)とやがて友情を結ぶようになる。校長マダム・モリブルがウィザードのために自分の才能を利用しようとしていることに反発したエルファバは、グリンダをつれてエメラルドの都へウィザードに会いに出かけるが……。

ブロードウェイ・ミュージカル「Wicked(ウィキッド)」の原作。
『オズの魔法使い』を「西の悪い魔女」を主人公にして語り直した物語で、オズの国の政治(弱者・動物迫害に憤慨したエルファバは反政府活動に身を投じる)や民族、宗教などの問題に踏み込んでおり、元になっている児童文学よりもずっとシリアスな内容。ちょっとひねくれているものの聡明なエルファバが魅力的だった前半はとてもおもしろかったのに、後半に入って(ヴィンカスに行くあたりから)なんだかチンプンカンプンに……。かなり偏屈で頑なな女性になってしまったエルファバがどのように考え、何を望んで行動しているかがよくわからなくて置いていかれ状態(前半部分もエルファバの心理描写は少ないが)。それはエルファバだけでなく、彼女の妹・ネサローズ(ドロシーの家につぶされることになる「東の悪い魔女」)やグリンダ、その他の人たちについても同じ。また、主人公エルファバが自分なりの行動の途中でドロシーたちに「退治」されてしまう、という最初から決まってしまっているアンハッピーエンドなので、決着がつけられないままの事柄も多く、ちょっとモヤモヤ……。
ところで、この作品に出てくる地名や民族名などは、ほとんどがオズ・シリーズに基づいているのかな。私は最初の 『オズの魔法使い』 と続編を二つか三つ読んだだけなので、よくわからないんだけど。

そういえば、小学生のとき、クラスで 『オズの魔法使い』 のお芝居をやって、私は「西の悪い魔女」役だったなあ……と、ふと思い出しました……。


※ 追記 (2007/09)
この本、絶版になっていたんですが、他の出版社から新訳が刊行されるようです。9月22日発売予定。


ウィキッド(上) 誰も知らない、もう一つのオズの物語
ウィキッド(下) 誰も知らない、もう一つのオズの物語
グレゴリー・マグワイア / 服部千佳子・藤村奈緒美 訳 / ソフトバンククリエイティブ


※ 追記その2 (2008/11)
この話には続編があって、アメリカでは最近3冊目が出たようです。

Son of a Witch (Wicked Years 2)
2005/10
A Lion Among Men (The Wicked Years, Book 3)
2008/10

2006.09.25 23:07 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2006. 09. 23

訃報

翻訳家の浅羽莢子さんが亡くなられたそうで…。
つい先日、浅羽さんがやっていらしたブログに偶然行き当たり、お仕事を再開されたこと、ジル・チャーチルやセイヤーズを訳していらっしゃる御様子なのを拝見して、「あ、またジェーン・ジェフリイシリーズが読めるんだ」「2007年に『忙しい蜜月旅行』を出す予定というのは本当だったのね」と嬉しくなったばかりだったのに…。
浅羽さんの翻訳はとても読みやすく、それでいて平易すぎずに作品の魅力を存分に伝えてくれるので、浅羽さんが訳された本は安心して読むことができました。セイヤーズ、ジル・チャーチル、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、マーヴィン・ピーク、アン・マキャフリー、ナイオ・マーシュ、ドロシー・キャネル、ジョナサン・キャロル…。たくさんの素敵な作品を素晴らしい翻訳で本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。

2006.09.23 23:08 | Trackback(0) | その他の話題・雑記

2006. 09. 21

ギリシア神話



子供の頃、ギリシア神話を読むのが好きでした(なかでもいちばん好きだったのはペルセウスとアンドロメダの話)。だけど子供向けに書かれた本だったので、もっと詳しい本で読み直したいと最近思うようになっていました。
で、その手始めとして図書館で借りてきてみたのが上の三冊。トマス・ブルフィンチ 『完訳 ギリシア・ローマ神話(上)・(下)』 は、ギリシア神話がさかんに引用される英文学をより深く理解するためには神話を知っておくことが必要、という趣旨で19世紀に「イギリス文学を読む人たちのために」書かれたもの(ギリシア神話にまつわるバイロンやミルトンなどの詩が多数引用されています)。ロバート・グレイヴズ 『抄訳 ギリシア神話』 は有名なエピソードを物語仕立てにした本。
他の本の合間に 『完訳 ギリシア・ローマ神話』 をちびちびと読み始めたのですが、これがおもしろいのなんの。子供の頃の情熱を思い出しました(笑)。しかし、それも、昔覚えた神々や英雄たちの名前が頭の片隅に残っていたからこそ。今からだったらとてもじゃないけど覚えられなくて(とにかく次から次へとたくさんの名前が出てくるので)、読むのに苦労していたと思う。

ところで、この本を読んで初めて、ネクター(不二家などが販売している缶入りの甘ったるいフルーツジュース)の名前が、ギリシア神話の神々の飲み物「ネクタル」から来ていることを知りました。へー、そうだったのか。

2006.09.21 23:49 | Comments(2) | Trackback(0) | 海外文学

2006. 09. 18

『アイルランド幻想』 ピーター・トレメイン

Amazon.co.jp で詳細を見るAISLING and other Irish Tales of Terror (1992)
ピーター・トレメイン / 甲斐萬里江 訳 / 光文社文庫
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盲目の人気作曲家は療養のため故郷アイルランドの邸に移り住む。その庭には古代遺跡の名残とされる石柱が立っていた。夜ごと彼の耳に悲嘆と苦悩に満ちた不思議な合唱が聞こえるようになり…(第1話「石柱」)。――霧の海に育まれた豊かな神話・伝承と、イギリスの度重なる苛烈な植民政策に抗した農・漁民の怒りと嘆きを、ピーター・トレメインは、哀しみの幻想小説集として昇華させた。アイリッシュ・ホラー初紹介。 (裏表紙より)

「ゴシック・ホラー傑作集」という副題がついた、全11篇収録の短篇集。
来月、東京創元社から同著者の歴史ミステリ 『蜘蛛の巣』 (修道女フィデルマシリーズ第1弾)が出るので、その前にこちらを…と思って読んだのですが、これが素晴らしかったー。
「ホラー」というジャンルに限定しない広い意味での「短篇集」としても優れているし、また「幻想怪奇小説」としても素晴らしい。大半の作品が英国の侵略・苛酷な支配や19世紀の<大飢饉>を背景にしており、超自然的なものへの恐怖の他に、虐げられ痛めつけられたアイルランドの人々の激しい怒りや根深い憎悪の恐ろしさがあり、二重の恐怖となっていてゾッとさせられる。理由もなく襲われるというような不条理なものではなく、怒り・恨み・嘆きといった人間の感情から生まれ出たものだから余計怖いというか…。その一方で、アイルランドの民話や伝説に基づいた幻想的な世界のなかで、人々の悲哀の深さや思いの強さが胸を打ちます。
特に印象的だったのは「妖術師」。祖父と両親が相次いで謎の死を遂げた大邸宅に、妻を亡くしたばかりの青年が当主となって遠方から帰ってくる。しかし、その屋敷は奇妙な老人がひとりで切り盛りしており、青年は数々の謎めいた出来事に悩まされるようになる…といった私好みの導入なのだけど、「わーい、ゴシック・ロマンだー」と単純に喜んではいられない苛酷な結末が恐ろしい。

ところで、今月末に出るポール・ドハティーの 『毒杯の囀り』 、そして上記の 『蜘蛛の巣』 と、なぜか突然歴史ミステリが続きますね、東京創元社。

2006.09.18 23:09 | Comments(0) | Trackback(0) | 怪奇小説&ホラー

2006. 09. 15

『トレント乗り出す』 E・C・ベントリー

Amazon.co.jp で詳細を見るTrent Intervenes (1938)
E・C・ベントリー / 好野理恵 訳 / 国書刊行会
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『トレント最後の事件(1913)』 で初登場し、かつアマチュア探偵業からの引退を宣言したはずのフィリップ・トレントものの短篇集。1914~38年発表の12編を収録。
『最後の事件』 以前の話なのかと思いきや、作中の描写から 『最後の事件』 以後の時代(第一次大戦以降)の話だとわかる作品もあるらしい(巻末の解説で一作ずつ検証してます。単に著者が無頓着だっただけなのでは…という気もするけど)。
「古い教会を舞台に仕組まれた巧妙な詐欺事件」「いつも晩餐時に何故かラリったようになる美しい婦人」「ゴルフ場で落雷にあったかのような奇妙な焼け焦げた死体」など、冒頭の謎はなかなかユニークでバラエティーに富んでいるものの、その後の解決編がなんの捻りもなくて平凡なものばかりなので、だんだんかったるくなってくる。例外は、犯人像が(笑える意味で)強烈な「逆らえなかった大尉」、締めの作品に相応しい余韻を残す「ありふれたヘアピン」。

『トレント最後の事件』 は何年も前に読んであまり印象に残っていないのだけど、シャーロック・ホームズのアンチテーゼとして、人間らしい等身大のキャラクターである探偵像を意図して、ベントリーはフィリップ・トレントを創り出したらしい。だけど、私個人の好みを言わせてもらえば、探偵役に人間らしさは求めない。特に探偵が恋に落ちて冷静に捜査ができなくなり、挙句に失敗するというパターンは大嫌いだし。私が人間らしさを求めるのは、探偵ではなくその他の登場人物たち(事件に関わりのある人たち)のほう。難事件をあざやかに解決してくれるエキセントリックな探偵に、事件関係者たちのいきいきとした人物描写と人間ドラマ、これが私の好み。まあ、アンチ名探偵も、アントニイ・バークリーくらい突き抜けちゃえば良いんだけどねー。

2006.09.15 23:55 | Comments(4) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2006. 09. 11

『猫島ハウスの騒動』 若竹七海

Amazon.co.jp で詳細を見る若竹七海 / 光文社カッパノベルス (2006.07)
[ Amazon ]

30人ほどの人間と100匹を超える猫が暮らす通称・猫島。民宿・猫島ハウスの娘・響子は夏休みを迎え、家業の手伝いに精を出す日々。そんなある日、奇妙な事件が起こる。のどかな「猫の楽園」でいったい何が!?

葉崎半島の先、「猫の楽園」として観光地になっている猫島を舞台にしたユーモア・ミステリ。葉崎シリーズの新刊。
とにかく猫たちがたくさん登場するのが嬉しい。キャット・クレイジーと言われようが、猫が出てくるだけでニヤニヤしちゃう。猫島ハウスの料理人ツル子さんの作る料理の描写もおいしそうだし、ポンポンと交わされる登場人物たちの会話も楽しい。
ミステリ部分はちょっと弱い気もするけど、前作・前々作同様、さらっと書かれていた人物や出来事があとで重要な意味を持って再登場するのは伏線好き(?)にとっては嬉しいところ。

ひとつだけ、キャット・クレイジーとして疑問が。猫が[腐乱した人間の死体の指の部分]をくわえてくる、という場面があるのですが…。嗅覚の発達した猫(しかも新鮮な魚を毎日たっぷり食べている猫)は、そういう腐ったものは口にしないんじゃないかなあ。そういえば、パトリシア・ハイスミスの短篇に似たような話があったな(若竹さんのことだから、多分その話を念頭に置いて書いているんだろうけど)。そっちのは腐ってなかったけど。


▼ 文庫化 (2009年5月刊行)

猫島ハウスの騒動 (光文社文庫)


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Amazon.co.jp で詳細を見る※ ところで、リリアン・J・ブラウンのシャム猫ココシリーズの最新刊の表紙絵。うちの猫と格好がそっくりだー! 夏の暑いときにはこんなあられもない格好(ちなみにオス)で、びよーんとのびているのです。最近は涼しくなってきて丸くなってるけど。本屋さんで見かけて妙にウケてしまった(笑)

2006.09.11 19:27 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2006. 09. 10

『ヴィラ・マグノリアの殺人』 『古書店アゼリアの死体』 若竹七海



『ヴィラ・マグノリアの殺人』 若竹七海 / 光文社文庫
『古書店アゼリアの死体』 若竹七海 / 光文社文庫

若竹さんの新刊 『猫島ハウスの騒動』 を読もうと思ったのですが、この葉崎シリーズの細かい部分を忘れてしまっているので(もっとも舞台とほんの一部の登場人物が共通しているだけなんだけど)、先に 『ヴィラ・マグノリアの殺人』 と 『古書店アゼリアの死体』 を再読。
『ヴィラ~』 のほうは、双子がシングルマザーの母親と若い刑事のロマンスを期待するあたりが「クレイグ・ライスの 『スイートホーム殺人事件』 っぽい?」と思いきや、読み終わってみるとミステリ部分のこんがらがり具合がエリザベス・フェラーズに近いような気がする。
ロマンス小説専門の古書店アゼリアは、こんなお店があったらぜひ行ってみたいなあ。で、店主の紅子さんにゴシック・ロマンスのレア本を教えてもらいたい。(デュ・モーリアはすでに読んでるし、ヴィクトリア・ホルトはあまり好みじゃないので、他の作家のをね)

2006.09.10 23:23 | Comments(1) | Trackback(1) | 国内作品

2006. 09. 09

続・ジーヴスシリーズ登場人物リスト

「ジーヴスシリーズ 登場人物リスト」に 『それゆけ、ジーヴス』 の分を追加しました。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/carameltea/book/jeeves.html

『よしきた』 よりも 『それゆけ』 を先にしたのは、原書の出版順に合わせたからです。
(『よしきた』 の巻末の「ジーヴス・シリーズ紹介」によれば、国書版を原書出版順に並べると 『比類なき』 → 『それゆけ』 → 『でかした』 → 『サンキュー』 → 『よしきた』 → 『ウースター家の掟』 → 『ジーヴスと朝のよろこび(未刊)』 になるみたいです)

* * * * * * * * * *

話変わって。
最近、ハードカバーで読んだ作品の文庫化が多い。

早川のデニス・ルヘイン 『シャッター・アイランド』ハードカバー版は結末が袋とじになっていたけど、文庫版はそうではないようですね。

それと、創元の怪奇小説アンソロジー 『淑やかな悪夢』。

Amazon.co.jp で詳細を見る淑やかな悪夢 英米女流怪談集

文庫版の表紙がすてき。
古典女流ならではのしっとりとした雰囲気が気に入っている一冊です。
古い怪奇小説の魅力って「怖いか怖くないか」じゃなくて、その語り口よね。

2006.09.09 16:09 | Comments(22) | Trackback(0) | 未分類

2006. 09. 06

ジーヴスシリーズ登場人物リスト

『でかした、ジーヴス!』 の感想文のなかで、「シリーズ全体の登場人物リストが欲しい」と書いたのですが、とりあえず1冊目 『比類なきジーヴス』 の分だけ、登場人物一覧を作ってみました。

これ→ http://www012.upp.so-net.ne.jp/carameltea/book/jeeves.html

あとの作品も、余裕ができたときに追加していきたいと思います。(使いまわしのレイアウトもどうにかしなきゃ…)

* Tag : P・G・ウッドハウス  

2006.09.06 23:30 | Comments(4) | Trackback(0) | 海外文学-20世紀前半

2006. 09. 05

『親愛なるクローン』 ロイス・マクマスター・ビジョルド

Brother in Arms (1989)
ロイス・マクマスター・ビジョルド / 小木曽絢子 訳 / 創元SF文庫
[ Amazon ]

ある時は辺境惑星の一介の中尉、ある時は極秘任務に就いた傭兵艦隊の提督――。二重生活を送るマイルズは、隠密作戦を成功させたが敵に追われ、艦隊を引き連れて地球まで逃げてきた。だが運悪くTVレポーターに正体を悟られる。とっさの機転で「あの傭兵提督は、わたしの非合法なクローンなんだ!」とでっちあげたまでは良かったのだが…想像もしない災難が。痛快活劇第2弾。

≪ヴォルコシガン・サーガ≫、マイルズ24歳のときの話。
このシリーズ久しぶりに読んだけど、おもしろい~。ストーリーがスピーディーに展開されていくのもいいし、心身ともにヘロヘロになりながら頭の回転の速さと口八丁で続出するトラブルをかわしていくマイルズ、かっこいいエリ・クイン、のほほんな従兄弟のイワンといった個性的な登場人物が好きだ。
しかし、このシリーズってどういう順序で読めばいいのか悩む。翻訳の出版順が原書と違っているし、原書も時系列順に書かれているわけではないようだし…。とりあえず私はテキトーに 『戦士志願』 → 『天空の遺産』 → 『親愛なるクローン』 と読んだのですが…。
と、思ったら、東京創元社のサイトでこのシリーズの紹介ページを発見 ↓
http://www.tsogen.co.jp/wadai/0312_01.html
『無限の境界』 と 『ヴォル・ゲーム』 を先に読んだほうがよかったかなー。(読む前にちゃんと調べとけよ、って話ですね…)

2006.09.05 23:14 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
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