* Caramel Tea *

Reading Diary

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2006. 01. 26

映画 『オリバー・ツイスト』

【 公式サイト 】

試写会に当選したので、観に行ってきました。
実は先日読んだ原作があまりおもしろくなかったので、行こうかやめておこうか迷ったのですが(そもそも試写会に応募したのも忘れていたぐらいで…)、「映画は原作とは別物で、おもしろくなっているかもしれない」と思いなおして出かけました。
……行かなくてもよかったかも。
オリバーの出生話とメイリー一家がばっさり切られている他は、原作にかなり忠実。映画独自の展開や観点というのがほとんどなくて、原作を楽しめなかった私には、映画もあまりおもしろいものではありませんでした。
実際にどーんと作っちゃったという19世紀のロンドンの街並みは、確かに見事だったけど……印象に残ったのはそれだけだな…。
(ブラウンロー氏役の俳優さんは、どこかで見たことあるなあと思っていたら、グラナダ版ホームズのワトソン先生だー)

ところで、上映開始から30分くらいして、居眠りしていた隣りの席の若い女性(大学生くらいかな)が大きないびきをかきはじめて、びっくりしました。
あんまり大きいもんだから、ちょっと離れた席の人たちまで振り返っていたくらい。ひじでつつくか何かして教えてあげようかとも思いましたが、相手が若い女性なだけにちと躊躇…。そのうち静かになったけど。
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2006.01.26 00:51 | Comments(0) | Trackback(0) | 映画&ミュージカル

2006. 01. 25

『夜の闇を待ちながら』 レニー・エアース

River of Darkness (1999)
レニー・エアース / 田中靖 訳 / 講談社文庫
[ Amazon ]

時は1921年、イングランドの美しい田園で起きた猟奇殺人事件。領主屋敷で発見された四つの死体は、銃剣とおぼしき凶器で刺し殺されていた。スコットランド・ヤードのマッデン警部補が地道な捜査で犯人を追う。心理分析など、まだ存在しなかった時代のサイコ・スリラー。ロバート・ゴダード絶賛の話題作。

1921年という時代設定に興味を持って読んでみたのだけど、中身は私の苦手な類いの現代サイコサスペンスそのものでした。やたらと長いストーリー、性的強迫観念に囚われた異常性格者による連続猟奇殺人、主人公の警部補と女医の(私には全くどーでもいい)ロマンス、他の捜査官との足の引っ張り合い、他の機関との軋轢…etc。事件の結末が「犯人が主人公たちを襲うも、正当防衛で返り討ちにあって犯人死亡」なーんてのも、現代サイコサスペンスのお約束だし…。(一時期、この手の作品を読み漁っていたことがあって、食傷しちゃったのよ)
アマゾンのカスタマーレビューなどを見るとかなり評判がよいみたいですが、結局、私には縁のなかった作品ってことですね…。

2006.01.25 23:45 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2006. 01. 20

『錬金術』 マーガレット・マーヒー

Amazon.co.jp で詳しく見るAlchemy (2002)
マーガレット・マーヒー / 山田順子 訳 / 岩波書店
[ Amazon ]

万引きしたことをふせておくかわりに、風変わりな女生徒ジェスの身辺を調べよと、教師におどされたローランド。幽霊屋敷のようなジェスの家を訪ねるうち、ローランドはジェスのおどろくべき真実を、そして、自分が幼いころからとりつかれている≪奇術師クワンドウ≫の悪夢の正体を知ることに…。

ファンタジーの皮を被ったヤングアダルト、なマーヒーの作品。YAはティーンエイジャーの主人公たちのいっぱいいっぱいさ加減が苦手なんですが、マーヒーのYA作品に登場するのは好感の持てる少年少女で、楽しく読めます。本作の、優等生の仮面をかぶったローランド、科学大好きっ子のジェスも魅力的な二人。
でも、以前読んだ他の作品と比べて、ちょっとあっさりしすぎのように思える。敵の兄弟の背景がいまいちよくわからないし、ローランドの父の話はいささか唐突だし…。
ちなみに、タイトルの「錬金術」というのは、卑金属を金に変えるとかそういう怪しげな術ではなくて、「医学や薬学、化学、天文学など、現代の科学のもととなった中世の研究」という本来の意味のほうだそう(訳者あとがきより)。本文中では、「魔法」に似て非なるものって感じで使われています。

2006.01.20 23:23 | Comments(0) | Trackback(0) | YA&児童書

2006. 01. 12

読書中の本 『オリヴァー・トゥイスト』

チャールズ・ディケンズ / ちくま文庫  [ amazon ]

今月28日から、映画 『オリバー・ツイスト』 (→公式サイト) が公開されますが、「そういえば、この作品はまだ未読だったわ」と思って、これを機に読んでみることにしました。
実を言うと、「子供が悲惨な目にあい続ける」という話が好きじゃないので、これまでこの作品は敬遠していたんです…。
でも、読み始めてみると、さすがディケンズ。おもしろい。


今月は、日本では 『プライドと偏見』 (→公式サイト) の公開もあって、ディケンズ、ジェイン・オースティンと、19世紀イギリス文学を代表する二大作家の映画化作品が相次いで公開されるわけですね。わんだほー。
ところで、オースティンといえば、下記の本が今月下旬発売予定で、ちょっと気になっています。

『ジェイン・オースティンの読書会』 カレン・ジョイ・ファウラー / 白水社

ジェイン・オースティンの6つの小説を読む、半年にわたる読書会を通して鮮やかに描きだされる悲喜劇と人間模様

2006.01.12 23:29 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2006. 01. 11

『ひとりで歩く女』 ヘレン・マクロイ

She Walks Alone (1948)
ヘレン・マクロイ / 宮脇孝雄 訳 / 創元推理文庫
[ Amazon ]

カリブ海からニューヨークへと向かう船の中で見つかった、若い女性の手記。「誰かが私を殺そうとしています」という文章で始まる長い手記には、西インド諸島を発つ日、滞在していた従兄の屋敷で庭師に手紙の代筆を頼まれたが、そんな庭師は屋敷に存在しないと言われたこと、その後彼女が航海中に体験した奇妙な出来事の数々が書かれていた。そして、船上で若い女性が転落死するという事件が…。

前半はサスペンス色、終盤は謎解きの要素が濃い作品。
事件が起きるまでの経緯が「タイプライターで打たれた、署名のない手記」で語られる…ということで、いろいろ裏を勘繰りながら読んでいたのだけど、案外、ストレートな展開でした。
存在しないはずの庭師を始めとする、夢と現実の境界線の揺らいだ雰囲気は 『暗い鏡の中に』 のほうが優れていたと思うし、また、主人公の若い女性が密かに運ぶ大金を狙う周囲の人々によって次々と身の危険にさらされる…というサスペンスは、著者が読者に「(ネタバレ→)手記を書いた人物は信用できるかどうかわからない」という印象を与えてしまっているせいで弱くなってしまっています。
しかし、それでも、読む者を物語の世界に引き込んでしまうのは、さすがマクロイだなあ。また、さりげなく張りめぐらされた伏線が巧妙で、最後の謎解きもあざやかなので、途中で犯人がわかっても充分に楽しめて、私としては「サスペンス」よりも「本格ミステリ」として評価したい作品。

ところで、巻末解説にこの翻訳(1998年)以前のマクロイの翻訳された作品についての簡単な紹介があるのですが、それを見たら、前から読みたいと思っていた 『殺す者と殺される者』 がますます読みたくなってしまった。復刊してくれないかなあ、創元…。

2006.01.11 23:03 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2006. 01. 09

『さあ、気ちがいになりなさい』 フレドリック・ブラウン

Amazon.co.jp で詳しく見るCome and Go Mad and Other Stories (1940-1951)
フレドリック・ブラウン / 星 新一 訳 / 早川書房
異色作家短篇集2
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前半は「なんだか懐かしいSF」って感じで、「星新一のショートショートに似た雰囲気だなあ」と思いながら読んでいたのですが(星新一が訳しているから…というだけではあるまい)、後半になるにつれ、「異色作家」というタイトルにふさわしい一種独特な雰囲気が感じられるようになった短篇集でした。
いちばん印象に残ったのは、やはり表題作の「さあ、気ちがいになりなさい」。

2006.01.09 23:02 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2006. 01. 08

『甘い毒』 ルーパート・ペニー

世界探偵小説全集19
Sweet Poison (1940)
ルーパート・ペニー / 好野理恵 訳 / 国書刊行会
[ Amazon ]

全寮制のアンスティ・コート私立予備学校では最近、嫌われ者の校長の甥を狙った事件が続発していた。さらに青酸とチョコレートの紛失事件が発生、危険を感じた校長はスコットランド・ヤードに内密の捜査を依頼し、ビール主任警部が派遣される。紛失した青酸とチョコレートが発見されて、事件はひとまず決着したかに見えたが、一月後、ついに毒入りチョコレート事件が…。

「英国パズラー派の最高峰」だというペニーの作品。≪読者への挑戦≫のページも入ってます。
≪挑戦≫以前に犯人も事件の真相も見当がついたのですが、それでも解決編は、これまでの伏線がひとつひとつピタリと当て嵌まっていくのがあざやかで、読み応えがありました。パズラー派の作品は「人物描写がおざなりで、話がおもしろくない」ということも多いのだけど、この作品はそういうこともありませんでした。確かに、巻末の解説で指摘されているように被害者の少年の描写は物足りないものの、読者が自分で解決に至れるだけの提示はしてあると思うし。
ただ、まだ幼い少年が毒で殺される、という話なので、その点では後味の悪さも残ります。いくら被害者が性格が悪かったとはいえ……。(さらに、その子の生い立ちからすれば、ひねくれて育ったのもある程度は仕方ないだろうし、愛情の飢えをお菓子で満たしていたとも考えられるんだよなあ……)

ひとつ、疑問に思った点。
【以下、ネタバレなので反転】
ハーバート・ウィークスは、なぜ自分の学校で殺人を行おうとしたのか? 校長の甥が学校で殺されたとなれば、生徒がいなくなって学校は立ち行かなくなってしまう、と事件の前に自分で指摘しているのに。いくら、レディ・ウィークスに罪を被せようとしていたとはいえ……。

* Tag : 世界探偵小説全集  

2006.01.08 23:53 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2006. 01. 06

『遠い音』 フランシス・イタニ

Amazon.co.jp で詳しく見るDeafening (2003)
フランシス・イタニ / 村松潔 訳 / 新潮クレスト・ブックス
[ Amazon ]

第一次世界大戦が迫りくるなか、グローニアは五歳で聴覚を失った。現実を受けいれられない母。根気強く言葉を教える祖母。聾学校で学んだ手話。音楽好きの青年との幸せな結婚も束の間、夫は戦場へ旅立っていく――。静寂の大地カナダで戦争の世紀を生き抜いた女性の半生。音のない世界の豊かさを実話をもとに力強く描いた感動作。

耳の聞こえない女性グローニアの立場から語られる話だと思って読み始めたので、後半の大部分が夫のジムの第一次大戦の激戦地での体験に費やされているのに少々面食らった。
「イタニは戦争を描かずにこの物語を書くことは不可能だと悟った」(訳者あとがきより)ということだけど、リアリティのある激戦地の悲惨な描写が延々と続くのにちょっと閉口してしまい、その他の良い部分(グローニアと祖母のつながりなど)の静かな感動が薄まってしまったような気がする。戦争の悲劇をいたって簡潔な文章で際立たせてみせた 『ある秘密』 (フィリップ・グランベール)を読んだ直後だから、余計にそう感じてしまったのかもしれないけれど。

* Tag : 新潮クレスト・ブックス  

2006.01.06 23:18 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学

2006. 01. 03

海外ドラマ 『紅はこべ』

BBCのドラマ 『紅はこべ (The Scarlet Pimpernel )』 が、2月1日~3日にNHK-BS2で再放送されるみたいです。
数年前にもBS2で放送されたんですが、前回は衛星放送が観られる環境になかったので、今回初めて観ることができます。嬉しいなあ。
ちなみに、シリーズ1・シリーズ2とあるようで、今回再放送されるのはシリーズ1の全三話。
詳しくはNHKのページで。
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/benihakobe/index.html

「紅はこべ」といえば、この前、出かけた先で入ったブックオフで、探していた 河出文庫版 を入手しました。
表紙は岡野玲子さんのイラスト。
創元推理文庫版 と読み比べてみようっと。
(クリックすると大きい画像で見られます)

* Tag : バロネス・オルツィ  

2006.01.03 18:40 | Comments(0) | Trackback(0) | その他の話題・雑記

2006. 01. 01

A Happy New Year !

新年あけましておめでとうございます。
旧年、Caramel Teaを御覧になってくださった皆様、どうもありがとうございました。
有言不実行ばっかりの非常にいい加減なサイトではありますが、今年もマイペースながらも細々と続けていくつもりですので、よろしくお願いいたします。

以下は、「2005年印象に残った本」。
ただの羅列で、順位はつけていません。読了順に並んでいます。
(表紙画像からAmazonの該当ページにリンクしています)

≪2005年の新刊の中から≫

『彼方なる歌に耳を澄ませよ』 アリステア・マクラウド 『影のオンブリア』 パトリシア・A・マキリップ 『それゆけ、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス

『彼方なる歌に耳を澄ませよ』 アリステア・マクラウド  →感想
『影のオンブリア』 パトリシア・A・マキリップ  →感想
『それゆけ、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス  →感想
(国書刊行会から出たジーヴスもの3冊のなかでいちばんおもしろかったのがこれ)


≪新刊以外の本のなかから≫

『北と南』 エリザベス・ギャスケル 『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティー 『あの薔薇を見てよ』 エリザベス・ボウエン 『墓地に建つ館』 シェリダン・レ・ファニュ
『四人の女』 パット・マガー 『黒い蘭の追憶』 カーリーン・トンプスン 『午後の死』 シェリイ・スミス

『北と南』 エリザベス・ギャスケル  →感想
『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティー
『あの薔薇を見てよ』 エリザベス・ボウエン
『墓地に建つ館』 シェリダン・レ・ファニュ  →感想
『四人の女』 パット・マガー
『黒い蘭の追憶』 カーリーン・トンプスン  →感想
『午後の死』 シェリイ・スミス  →感想

このなかでもベストだったのは 『墓地に建つ館』 かな。なんだか取っ付きにくく、読んでいる最中に「すごくおもしろい!」と思える作品ではなかったのですが、読み終わってあとからじわじわと「あー、おもしろかったなー。読んでよかった」と感じられてくる、そんな一冊でした。

その他の2005年の読了本リスト&感想はこちらからどうぞ ↓
http://www012.upp.so-net.ne.jp/carameltea/list2005.html

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2005年は、以前から「読みたい」と熱望していた作家の本がたくさん翻訳されて、非常に嬉しい一年でした。文藝春秋と国書刊行会のP・G・ウッドハウス、論創海外ミステリのナイオ・マーシュ、それにドン・ウィンズロウのニール・ケアリーシリーズの4作目。
2006年はどうなるでしょ。早速2月にフェラーズとイヴァノヴィッチが出るようだし、期待してもいいかな…?

『ジーヴズの事件簿』 P・G・ウッドハウス 『エムズワース卿の受難録』 P・G・ウッドハウス 『比類なきジーヴス』 P・G・ウッドハウス 『よしきた、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス 『それゆけ、ジーヴス』 P・G・ウッドハウス
『アレン警部登場』 ナイオ・マーシュ 『ヴィンテージ・マーダー』 ナイオ・マーシュ 『ウォータースライドをのぼれ』 ドン・ウィンズロウ

2006.01.01 23:27 | Comments(0) | Trackback(0) | その他の話題・雑記

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
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