* Caramel Tea *

Reading Diary

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2005. 05. 31

模様替え & 『風神秘抄』

テンプレートを変えてみました。
前のも気に入っていたんだけど、もうすぐ夏って時期にはちょっと鬱陶しいかなあと思って…。


本のほうは、荻原規子の新刊 『風神秘抄』 を読んでいます。
「平治の乱」直後の、平安時代末期が舞台のファンタジー。
小・中学生のときは義経とか好きで、子供向けの平家物語やその周辺の小説を読んだりしていました。でも、その後西洋史に興味が移ってからは、このあたりの歴史にはとんと御無沙汰。先週、世界ふしぎ発見!の義経特集を観たら、ちょっとだけ時代背景が思い出せましたが。

風神秘抄
荻原規子 / 徳間書店
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2005.05.31 23:25 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類

2005. 05. 29

『断崖は見ていた』 ジョセフィン・ベル

Fall over Cliff (1938)
ジョセフィン・ベル / 上杉真理 訳 / 論創海外ミステリ14
[ Amazon ]

断崖から男が転落した。事故死という見解に疑問を抱いた医師ウィントリンガムは、男の一族がここ数年謎の事故死を遂げていることを知る。ラストに待ち受ける驚くべき真相に向け、富豪一族を襲った悲劇の幕がいまひらかれる。

ラストに待ち受けていたのは、「(あまりに予想通りすぎることに)驚くべき真相」でした。もうちょっとひねりようもあると思うんだけど…。
おまけに、探偵役の若い医師ウィントリンガムとその妻が、自己満足しきった嫌な人たちで(作者はそうは思っていないようだが)。お互い相手が完璧だと信じて疑わず、始終イチャイチャしているこのバカップルに付き合わされるのは非常に苦痛だった…。

* Tag : 論創海外ミステリ  

2005.05.29 23:44 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2005. 05. 26

『闇の城、風の魔法』 メアリアン・カーリー

Old Magic (2000)
メアリアン・カーリー / 小山尚子 訳 / 徳間書店
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オーストラリアの田舎町で魔力を持つ祖母と二人で暮らす高校生のケイトは、他人の感情を読み取る力を持っている。ある日、ケイトのクラスにジャロードという少年が転校してくるが、彼の家族は度重なる不幸に見舞われ続けていた。ジャロードに無自覚の魔法の力があることを見抜き、さらに何百年も前から彼の一族に強力な呪いがかけられていることを知ったケイトは、ジャロードとともに呪いを遡って中世のイギリスにタイムスリップする。

あまりおもしろくなかった。
呪いをとくためにタイムスリップするまでの前置きが長すぎるし(物語の半分がそれに費やされている)、13世紀のイギリスへ行って、呪いをかけた強力な魔法使いと対決することになってからの展開はかなりありきたり。
おまけに、ケイトが大真面目にやっている清めの魔術が、ヤギの血やヒキガエルなどを使って満月の晩に行なうだなんて、いくらなんでも胡散臭すぎるよ…。(ついでにジャロード一家のドツボな不幸っぷりは、あそこまでいくともう、悲惨を通り越してギャグに思えました…)

2005.05.26 23:53 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2005. 05. 23

『ヴィーナス・プラスX』 シオドア・スタージョン

Venus Plus X (1960)
シオドア・スタージョン / 大久保譲 訳 / 国書刊行会
[ Amazon ]

男が目を覚ましたのは、謎の世界レダム。そこでは荒唐無稽な建物がそびえ立ち奇天烈な服を着た<男でも女でもない>人々が闊歩していた…。孤高にして最高のSF作家、シオドア・スタージョンが放つ幻のジェンダー/ユートピアSFの傑作。

ジェンダー論の部分に関しては、真摯に書かれているものの基本的なことばかりだし、ジェンダーSFとはいっても、衝撃的とか認識を新たにさせられるといった感じの作品ではなく、むしろオーソドックスな感じ。(50年近くも前に書かれたものだからかな? そのわりには人々の認識はあまり変わっていないなあという気がするが…)
しかし、人間を「男」「女」にこだわらずに「個人」として捉え、「差異よりも基本的な類似のほうが多い」というのを男女間だけでなく文化・宗教にまで広げて語ることのできる、スタージョンの度量の広さ・優しさ・考え方の自由さには感動すら覚えてしまう…。

2005.05.23 00:52 | Comments(0) | Trackback(0) | SF&ファンタジー

2005. 05. 22

『ナポレオンを創った女たち』 安達正勝

安達正勝 / 集英社新書 (2001.10)
[ Amazon ]

『ナポレオン法典』によって、「男は外に、女は内に」という現代の男社会の根幹を築いたナポレオン。その観点から、フランス革命期における女性たちの活躍と立場、そしてナポレオンに大きな影響を与えた女性たちにスポットを当てた評伝。

久しぶりに世界史関連の本を読みました。軽妙な文章で、内容も易しすぎも難しすぎもせず、読みやすかった。ジョゼフィーヌやマリー・ルイーズを始めとするナポレオン周辺の女性たちのことを書いた本は数あれど、それを「ナポレオンの女性観が反映されている『ナポレオン法典』」という視点から書いているのはなかなか目新しいのでは?
浮気性・浪費家・日和見主義など、他の本ではどうしようもない悪妻として描かれることの多いジョゼフィーヌだけど、この本の著者さんは、かなりジョゼフィーヌに好意的、というよりも惚れこんじゃっているように思える。ジョゼフィーヌはナポレオンの「離れてはならなかった幸運の女神・勝利の聖母」とされ、二人の結びつきがかなりロマンチックに描かれています。(同著者の 『ジョゼフィーヌ―革命が生んだ皇后』 を読むと、そのことがさらによくわかるのだけど。で、私が初めてジョゼフィーヌに触れたのがその本だったので、私もジョゼフィーヌのことが大好きになりました。パリ旅行の折には、彼女が愛し離婚後に暮らしたマルメゾンにも行きました。こじんまりとして落ち着いたところなので、ヴェルサイユ宮殿やロワールの古城などの豪華絢爛さに目がクラクラしたあとでは、ホッとできていい場所です(笑)。地下鉄La Défenseの駅から路線バスで行けます)

ナポレオンがジョゼフィーヌに宛てて書いたラブレター、久しぶりに読んだけど、やっぱりすごいな…。あれ、相手を喜ばせようと大袈裟に書いてるんじゃないよね…? 100%本気で書いてるんだよね…?

* Tag : 歴史/時代もの  

2005.05.22 23:24 | Comments(0) | Trackback(0) | その他の話題・雑記

2005. 05. 19

『ストリート・キッズ』 ドン・ウィンズロウ

A Cool Breeze on the Underground (1991)
ドン・ウィンズロウ / 東江一紀 訳 / 創元推理文庫
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1976年5月。8月の民主党全国大会で副大統領候補に推されるはずの上院議員が、行方不明のわが娘を捜し出してほしいと言ってきた。期限は大会まで。ニール・ケアリーにとっての、長く切ない夏が始まった……。元ストリート・キッドが、ナイーブな心を減らず口の陰に隠して、胸のすく活躍を展開する! 個性きらめく新鮮な探偵物語。シリーズ第1弾。 (裏表紙より)

7月にニール・ケアリーシリーズ4作目の翻訳 『ウォータースライドをのぼれ』 が出ると聞いて嬉しくなり、久しぶりに一作目を読み返してみました。
あ~、やっぱり好きだ、この作品。
生粋のニューヨーカーのニール・ケアリーは、コロンビア大学院で18世紀英文学を専攻する学生と、盟友会(ある銀行の秘密組織、顧客のためのトラブル処理係的存在)の探偵というふたつの顔を持つ。家出した上院議員の娘アリーを追い、彼女をロンドンで見かけたという情報をもとに、イギリスへと飛ぶが……。
これまでに邦訳されたシリーズ作品三作のうちでは、一作目のこれがいちばんおもしろいかな。ストリート・キッズだったニールが盟友会の探偵ジョー・グレアムに出会い、彼からプロの探偵術を叩き込まれる様子と、彼との擬似父子関係もしっかりと書かれているから。

映画化の話も進行しているそうですが……。
ニール役の俳優が誰なのかも気になるけど、美少女のアリー役をどんな女優がやるのかもかなり気になるなあ。

2005.05.19 23:54 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2005. 05. 16

『ワイルダー一家の失踪』 ハーバート・ブリーン

Wilders Walk Away (1948)
ハーバート・ブリーン / 西田政治 訳 / ハヤカワ・ポケットミステリ 104

「他の人たちは病気で死んでいく、おたふく風邪か老衰か熱病か瘧りかで、でもワイルダー家の人たちは消えていく」――アメリカ独立戦争時代の街並みが残るワイルダース・レーン。町の名門ワイルダー家では、先祖代々五人の当主が謎の失踪を遂げていた。雑誌記者のレイノルド・フレームが町を取材するためにやってきた日にも、一年前に失踪したきりのフレッド・ワイルダーの下の娘エレンが行方不明になり…。

江戸川乱歩は解説で「ブーリンの作風はカーを継承するものである」と書いているけど、うーん、そうかなあ? カーの作品に比べると、おどろおどろしさはあまり感じられなかった。
過去の失踪事件の人間消失トリックのいくつかはユニークであっても、物語全体としてはインパクトが弱い。犯人もこの人以外には考えられないだろうという人物で、意外性はまったくないし。
それに、シャーロック・ホームズ気取りのレイノルドや、彼が助けようとするワイルダー家の上の娘コンスタンスが、家族が三人も死体で見つかっても葬儀の翌日にはそのことをコロリと忘れているような様子が好きになれなかった。

2005.05.16 23:41 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2005. 05. 15

『Xに対する逮捕状』 フィリップ・マクドナルド

Warrant for X (1938)
フィリップ・マクドナルド / 好野理恵 訳 / 国書刊行会 (世界探偵小説全集3)
[ Amazon ]

劇作家ギャレッドが喫茶店でふと耳にした会話は犯罪計画を暗示していた。わずかな手がかりをもとにゲスリン大佐が姿なき犯罪者に追る。論理的な展開と息詰まるサスペンス。クイーンらが推賞した名作。

本格推理の要素もあるけど、基本的にはサスペンス。
フィリップ・マクドナルドの祖父が、あの有名なファンタジー作家のジョージ・マクドナルドだと知って、ちょっとビックリ。

* Tag : 世界探偵小説全集  

2005.05.15 23:30 | Comments(0) | Trackback(0) | ミステリ&サスペンス

2005. 05. 08

『墓地に建つ館』 レ・ファニュ

The House by the Churchyard (1863)
シェリダン・レ・ファニュ / 榊優子 訳 / 河出書房新社
[ Amazon ]

ダブリン近郊の村、チャペリゾッド。雨の降る五月の夜更け、教会の墓地で埋葬に備えて墓穴を掘っていると、奇妙な穴が穿たれた謎の頭蓋骨が出土した。一体、誰のものなのか。なぜ穴が? 時代を遡り、1767年にチャペリゾッドで起こった事件が語られる。

全部読み終わってみると、かなりおもしろかったです。 「いくつかのサブプロットばかりがのんびりと展開されて、何が本筋なのかはっきりしない」という取っ付きにくい序盤から、長い物語に根気強く付き合ってきただけに、ラストの大団円の感激もひとしお、といったところ。
「ゴシックホラーの傑作」と出版社の内容紹介文には書かれているけれど、実際はチャペリゾッドの上層階級の人間模様をベースに、その日常生活、舞踏会や晩餐会などの社交、恋愛・結婚話、ユーモア、怪談(墓地に面した古い館に出るという白い手の幽霊)、そして過去と現在の二つの殺人事件などの要素がいろいろと詰め込まれている、そんな感じ。事件が起こる後半になると不気味な雰囲気が漂いはじめますが、それまでの前半はユーモラスでのどかな雰囲気が濃い。チャペリゾッドに駐屯している王立アイルランド砲兵隊の決闘騒ぎや、パドック中尉とクリュフ大尉がボートで溺れかかるシーンなんて、ほとんどコントだ(笑)
また、数多い登場人物の人物描写が、非常にいきいきして鮮やか。チャペリゾッドの人々が(悪人を除いて)、長所も短所も全部ひっくるめたうえで愛すべき人たちとして描かれていて、読み終わる頃には登場人物全員、あまり好きでなかった人物にさえも愛着を抱くようになってしまっています。私は特に、アーント・レベッカとパドック中尉がお気に入り。なんか好きだな、こういうの。

怪奇小説作家というイメージが強かったレ・ファニュですが、「こういうのどかでユーモラスな部分のある作品も書いていたのね~」と、この作品でその印象が一新されました。

* Tag : レ・ファニュ  『墓地に建つ館』  

2005.05.08 23:20 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2005. 05. 07

"The Wyvern Mystery"

『墓地に建つ館』、読み終わりました。感想は明日かあさってにでも。

ところで、訳者あとがきにちょっと気になる文章が。
「また1868年の作とされる『The Wyvern Mystery(ワイヴァーンの謎)』は、ブロンテ姉妹に影響を与えたとされる作品である」
……1868年っていったら、ブロンテ姉妹はすでに死んでいるのでは?
(確認してみると、エミリーが48年、アンが49年、シャーロットは55年に亡くなっている)
10年以上前に死んでいる人間に、どうやって影響を与えるんだ…。
何かの間違い? 「レ・ファニュの作品がブロンテ姉妹に影響を与えた」というのが事実なら、正確にはどの作品のことなんだろう?

で、気になってちょっと調べているうちに、このレ・ファニュの 『The Wyvern Mystery』 が、2000年にイギリス(BBC)でTVムービー化されていることを知りました。
日本では 『アリス』 という題名で、主演はナオミ・ワッツ。デレク・ジャコビも出演しているみたい。
http://www.transformer.co.jp/products/1086.html
(↑こちらであらすじ&予告編を見ることができます。ナオミ・ワッツがひたすらキャーキャー叫びまくってる、って感じですが…)
アマゾンのカスタマーレビューを見ると、あまり出来がよくなさそうだけど…。でも、原作がレ・ファニュ、19世紀のイギリスが舞台のゴシックサスペンス、ということでちょっと興味があるので、レンタルビデオ店で探してみようかな。

* Tag : レ・ファニュ  

2005.05.07 14:02 | Comments(2) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2005. 05. 04

『墓地に建つ館』 ~64章

シェリダン・レ・ファニュ (河出書房新社)

頑張って、やっと300ページ(全541ページ)ほど読みました。
取っ付きにくいのは相変わらずで、私がヴィクトリア朝に書かれたゴシック・スリラーに飢えていなかったら、もうとっくに投げ出してるよ…(苦笑)
やっと事件が起こり始めました。外科医が頭を殴られて瀕死の状態で見つかり、彼と非常に仲の悪かった男が失踪。一方で、幽霊屋敷に引っ越してきた謎めいた青年の素性や、村に凶悪な殺人犯が紛れ込んでいるらしいことが少しずつ明らかになっていく。しかし、これらの話が、舞踏会や食事会などの村のイベント、王立アイルランド砲兵隊の将官たちのドタバタ騒ぎ、女呪術師の妙な陰謀、村の令嬢たちの恋愛話などの合間合間に語られるので、輪郭があまりはっきりせず、サスペンスとしていまひとつ盛り上がらない…。

* Tag : レ・ファニュ  『墓地に建つ館』  

2005.05.04 23:15 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

2005. 05. 02

読書中の本 『墓地に建つ館』

シェリダン・レ・ファニュ (河出書房新社)

ダブリン西郊のチャペリゾッド。雨の降る五月の夜更け、教会の墓地で埋葬に備えて墓穴を掘っていると、奇妙な穴が穿たれた謎の頭蓋骨が出土した。――上流階級を舞台とした陰惨な殺人事件、白い手の幽霊が出るという古びた館、死と再生の巧妙な筋立て……凶悪な殺人犯が舞い戻り、事件の意外な真相が明らかになる。ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』にモチーフを与え、ブロンテ姉妹に霊感を与えたアイルランド19世紀ゴシック・ホラー小説の大傑作、本邦初訳。

1863年の作品。
レ・ファニュの長編を読むのは 『アンクル・サイラス』 (女相続人の令嬢が叔父に財産を狙われるゴシック・スリラー。なかなかおもしろかった)に続いて2冊目なんですが、こちらはひどく取っ付きにくい…。主人公と言える人物もいないようだし、100ページほど読んでも何が本筋なのか、どうもはっきりしない(今のところ、幽霊屋敷といわれる「瓦屋根の館」にどこか謎めいたハンサムな青年紳士が引っ越してきた一方で、王立アイルランド砲兵隊の将官たちが喜劇まがいの決闘騒ぎをしているのですが…)。『アンクル・サイラス』 は話のテンポがかなりゆっくりなものの、読みやすかったのになあ。
おまけに、上下ニ段組×500ページ超というかなり長い話なので、読み終わるまでにちょっと時間がかかりそう…。

ところで、この本、表紙の写真が怖いです。

* Tag : レ・ファニュ  『墓地に建つ館』  

2005.05.02 18:56 | Comments(0) | Trackback(0) | 海外文学-19世紀

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
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