* Category : 「 映画&ミュージカル 」の記事
- 2007-04-05 映画 『見知らぬ乗客』
- 2007-01-24 Wicked
- 2006-11-05 ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」他
- 2006-10-08 ミュージカル "Rebecca (レベッカ)"
- 2006-06-26 映画 「モンテ・クリスト伯」 & 「アマデウス」
- 2006-06-02 映画 「追想」
- 2006-01-26 映画 『オリバー・ツイスト』
- 2005-09-09 ミステリ読書月間 / 『二都物語』
- 2005-08-09 映画 『名探偵登場』
- 2005-04-18 映画 『ガス燈』
2007. 04. 05
映画 『見知らぬ乗客』
(1951年 / アメリカ)アルフレッド・ヒッチコック監督作品の「見知らぬ乗客」をYahoo!動画でやっていたので、観てみました。
Yahoo!動画 - 映画 - 世界名作ライブラリー - 見知らぬ乗客
パトリシア・ハイスミスの同名小説が原作。
レイモンド・チャンドラーが脚色に参加しています。
さらに、クライマックスの暴走するメリーゴーランドのシーンは、エドマンド・クリスピンの 『消えた玩具屋』 が元ネタだと言われているそうです。なるほど、あの場面を映像化するとああなるのか〜。
他に、Yahoo!動画で観られるヒッチコック作品のなかで、海外クラシック・ミステリにつながりがあるものを並べておきますね。
断崖
フランシス・アイルズ(アントニイ・バークリーの別名義)の 『レディに捧げる殺人物語(犯行以前)』 が原作。結末を変えてしまったせいで原作の良さが失われてしまっているけど。(しかしこれ、カラー版なんですね。私が観たDVDはモノクロだったのに。この映画はモノクロじゃないと、光るミルクのグラスの場面が…)
レベッカ
ダフネ・デュ・モーリア原作。主人公役のジョーン・フォンテインが美しい〜、マキシム役のローレンス・オリビエかっこええ〜、ダンヴァース夫人はコワイ…。
第3逃亡者
原作はジョセフィン・テイ 『ロウソクのために一シリングを』。
バルカン超特急
原作はエセル・リナ・ホワイト(これ)。原作よりもコミカルでドタバタ度が高くなっています。
白い恐怖
原作はフランシス・ビーディング(これ)。もっとも原作とはまったく別物のサイコ・サスペンス。イングリット・バーグマンとグレゴリー・ペックの美男美女カップルは目の保養〜♪
2007. 01. 24
Wicked
以前、劇団四季がミュージカル「ウィキッド」を上演するそうだということをちょろっと書きましたが、正式に発表されたんですね。↓ Yahoo!ニュースの製作発表の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070124-00000000-pia-ent
↓ ウィキッド スペシャル・サイト
http://wicked.jp/
↓ 四季のウィキッド ステージガイド
http://www.shiki.gr.jp/applause/wicked/index.html
2007年6月から電通四季劇場 [海]でロングラン公演だそうです。
うわー観たいな〜。
でもわざわざ東京まで観に行くのは大変だし、
何より最初のうちは、なかなかチケットが取れないでしょうね…。
※ ついでに本家ブロードウェイの公式サイト ↓
http://www.wickedthemusical.com/
さらについでに原作のグレゴリー・マグワイア 『オズの魔女記』 ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4886826113/
※ 四季のウィキッドサイトにブログパーツがあったので、貼ってみる。 (3/12追加)
2006. 11. 05
ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」他
ウィルキー・コリンズのヴィクトリア朝サスペンス 『白衣の女』 が原作の、アンドリュー・ロイド=ウェバーの2004年の最新作ミュージカル「The Woman in White (ウーマン・イン・ホワイト)」。ロンドンやNYでの公演が不評で早々と終了してしまったようなので、日本には来ないだろうなあ…とあきらめていたんですが、やるんですねー、日本公演。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061104-OHT1T00059.htm
……ローラが神田S也加ですかい…。
(以前はイギリス版の立派な公式サイトがあったんですが、今ではALWのカンパニーかなんかのサイトのワンコーナーにちょこっと残ってるだけ<ここ>。歌が何曲か聴けるようになってますが。あと関係ないけど、同じサイト内に「By Jeeves」のページもあるんだね…)
(ちなみに、『白衣の女』 は19世紀イギリスのサスペンス・スリラー。女相続人である令嬢ローラの財産をめぐる陰謀に、ローラと個人絵画教師の青年ウォルター・ハートライトのラブストーリーをからめた物語で、1860年に発表されるや大ベストセラーになったそうです。お気に入りの作家コリンズの著作のなかでも、私はこれがいちばん好き。でも何しろ19世紀に書かれた小説なので、この時代のものを読みなれていない人には話のテンポがかなりゆっくり感じられるかもしれません)
一方、劇団四季では来年「Wiked (ウィキッド)」を上演するみたいですね。(先々月に読んだばかりのグレゴリー・マグワイア 『オズの魔女記』 が原作のブロードウェイ・ミュージカル。本の感想はこちら)
「ウーマン・イン・ホワイト」はもう「どうでもいいか…」という気分だけど、「ウィキッド」と、2008年に東京公演があるという「Rebecca (レベッカ)」は観てみたいなあ。(あー、でも、どうせならこれを機に 『白衣の女』 を復刊してくれるといいんだけど>岩波書店。ずっと品切重版未定状態なんだもの…)
2006. 10. 08
ミュージカル "Rebecca (レベッカ)"
私がダフネ・デュ・モーリアの 『レベッカ』 が大好きだということは、しつこいくらい何度も書いていますが、その 『レベッカ』 がウィーンでミュージカル化されたんだとか。英米以外のミュージカルはよく知らないんですが、「エリザベート」や「モーツァルト!」などで有名なミヒャエル・クンツェとシルヴェスター・リーヴァイのコンビの新作だそうで。
公式サイトはこちら ↓
REBECCA - Das Musical (ドイツ語版)
REBECCA - Das Musical (英語版)
日本語の記事だとこちら ↓
「レベッカ」:世界初演の最新ミュージカル、ウーヴェ・クレーガー主演
公式サイトで聴ける歌、いいですね。観てみたいなあ。ドイツ語はまったくわからないけど、ストーリーはしっかり覚えているのでなんとかなりそう。
2008年と2010年には東京公演もあるそうですが、日本人キャストの公演なのかな?
『レベッカ』 はヒッチコック監督の映画も有名ですが(こっちも大好き)、最近は「Yahoo!動画」で無料で観ることができるんですね。
Yahoo!動画 - 映画 - 世界名作ライブラリー - レベッカ
500円のDVDでも出てるし。どちらも画質はかなり悪いようだけど…。
公式サイトはこちら ↓
REBECCA - Das Musical (ドイツ語版)
REBECCA - Das Musical (英語版)
日本語の記事だとこちら ↓
「レベッカ」:世界初演の最新ミュージカル、ウーヴェ・クレーガー主演
公式サイトで聴ける歌、いいですね。観てみたいなあ。ドイツ語はまったくわからないけど、ストーリーはしっかり覚えているのでなんとかなりそう。
2008年と2010年には東京公演もあるそうですが、日本人キャストの公演なのかな?
『レベッカ』 はヒッチコック監督の映画も有名ですが(こっちも大好き)、最近は「Yahoo!動画」で無料で観ることができるんですね。
Yahoo!動画 - 映画 - 世界名作ライブラリー - レベッカ
500円のDVDでも出てるし。どちらも画質はかなり悪いようだけど…。
* Tag : ダフネ・デュ・モーリア
2006. 06. 26
映画 「モンテ・クリスト伯」 & 「アマデウス」
ちょっと前にBSで放送されていたのを録画しておいた映画「モンテ・クリスト伯」(2002年・アメリカ/イギリス/アイルランド)を、週末に観ました。……なんだ、あの脚色のひどさは。
小学生のときに子供向けの 『岩窟王』 を読んだきりだから確かなことはわからないけど、メルセデスとの関係もありきたりなハッピーエンドも、原作と全然違う気がする。
あんまりひどいので、原作ではどうなっていたのか確かめるためにも 『モンテ・クリスト伯』 を読んでみたくなっちゃった。
今年の夏の課題本にしようかな。
母が借りてきた(先日NHKで放送していたモーツァルト特集を観て興味持ったらしい) 「アマデウス」 も観ました。こちらは文句のつけようもない素晴らしい作品。今回観たのはディレクターズカット版で20分の未公開シーンが追加されているそうなんですが、オリジナル版を観たのがもう何年も前のことなのでそれがどのシーンなのかよくわからんかった…。
そういえば、この話は舞台も観に行ったんだっけ。サリエリ役は松本幸四郎、モーツァルト役が市川染五郎でした。
2006. 06. 02
映画 「追想」
私のお気に入り映画のひとつ、イングリット・バーグマン主演の「追想」が3月にDVD化されていたことを、今頃になって知りました。ロシア革命時に父ニコライ2世ら家族とともに処刑されたとされる皇女アナスタシア。しかし彼女は密かに生き延びていたのではないか…という歴史上のミステリー(えーっと、近年、DNA鑑定で決着がついたんだっけ? いつもルイ17世の話とごっちゃになっちゃうよ)をもとにした1956年の映画。
実はアナスタシアではないかという記憶喪失の女性アンナをバーグマンが、彼女を利用してロマノフ王家の財産を手に入れようとする将軍ボーニンをユル・ブリンナーが演じています。
(Amazon.co.jp のページで予告編を見ることができます。「予告編を見る WMP 500K」のところ)
中学生のときにアナスタシアの話目当てで衛星放送でやっていたこの映画を観て、イングリット・バーグマンのファンになったんだったっけ。白いドレスの正装姿のバーグマンが本当に美しい。物語のミステリアスな雰囲気を高める音楽も印象的な、素敵な作品です。
バーグマンといえば、彼女がアカデミー主演女優賞を獲ったサスペンス映画「ガス燈」が、「プライドと偏見」のジョー・ライト監督でリメイクされるらしいですね。
http://www.vogue.co.jp/entertainment/news/060209_01.html
舞台は19世紀末のロンドンから現代のカリフォルニアに変更するみたいですが、タイトルにもなっているガス燈のアレンジとかどうするんだろ? デビュー時のアンジェラ・ランズベリーが演じていた小生意気なメイドさんは? まったく別の話になりそうだなあ。
(映画「ガス燈」については こちら で詳しく語ってます(笑)。ほんの少しだけネタバレ気味なのでご注意を。最近、500円くらいの廉価版も出ていますね。画質がどうなっているのかは知らないけど)
2006. 01. 26
映画 『オリバー・ツイスト』
【 公式サイト 】
試写会に当選したので、観に行ってきました。
実は先日読んだ原作があまりおもしろくなかったので、行こうかやめておこうか迷ったのですが(そもそも試写会に応募したのも忘れていたぐらいで…)、「映画は原作とは別物で、おもしろくなっているかもしれない」と思いなおして出かけました。
……行かなくてもよかったかも。
オリバーの出生話とメイリー一家がばっさり切られている他は、原作にかなり忠実。映画独自の展開や観点というのがほとんどなくて、原作を楽しめなかった私には、映画もあまりおもしろいものではありませんでした。
実際にどーんと作っちゃったという19世紀のロンドンの街並みは、確かに見事だったけど……印象に残ったのはそれだけだな…。
(ブラウンロー氏役の俳優さんは、どこかで見たことあるなあと思っていたら、グラナダ版ホームズのワトソン先生だー)
ところで、上映開始から30分くらいして、居眠りしていた隣りの席の若い女性(大学生くらいかな)が大きないびきをかきはじめて、びっくりしました。
あんまり大きいもんだから、ちょっと離れた席の人たちまで振り返っていたくらい。ひじでつつくか何かして教えてあげようかとも思いましたが、相手が若い女性なだけにちと躊躇…。そのうち静かになったけど。
試写会に当選したので、観に行ってきました。
実は先日読んだ原作があまりおもしろくなかったので、行こうかやめておこうか迷ったのですが(そもそも試写会に応募したのも忘れていたぐらいで…)、「映画は原作とは別物で、おもしろくなっているかもしれない」と思いなおして出かけました。
……行かなくてもよかったかも。
オリバーの出生話とメイリー一家がばっさり切られている他は、原作にかなり忠実。映画独自の展開や観点というのがほとんどなくて、原作を楽しめなかった私には、映画もあまりおもしろいものではありませんでした。
実際にどーんと作っちゃったという19世紀のロンドンの街並みは、確かに見事だったけど……印象に残ったのはそれだけだな…。
(ブラウンロー氏役の俳優さんは、どこかで見たことあるなあと思っていたら、グラナダ版ホームズのワトソン先生だー)
ところで、上映開始から30分くらいして、居眠りしていた隣りの席の若い女性(大学生くらいかな)が大きないびきをかきはじめて、びっくりしました。
あんまり大きいもんだから、ちょっと離れた席の人たちまで振り返っていたくらい。ひじでつつくか何かして教えてあげようかとも思いましたが、相手が若い女性なだけにちと躊躇…。そのうち静かになったけど。
2005. 09. 09
ミステリ読書月間 / 『二都物語』
● ミステリ読書月間
「暑くて集中力が途切れがちなときには、ミステリがいちばん読みやすかろう」ということで、7月下旬から始めたミステリ読書月間。
実はまだ続いていて、さらにもうしばらく続く予定ですが、そろそろ、どっしりとした現代文学、それに何か19世紀英文学が読みたくなってきたなあ。
でも、黄金期本格とか現代サスペンスとか、ミステリ小説ばかりたくさん読めて楽しかったです。国書の世界探偵小説全集も4冊読破できたしね。
● 映画 『二都物語』
(1957年・イギリス)
先日BS2で放送されていたのを、録画しておいて観ました。
これ、約50年前の映画なんですが、クリストファー・リーが出演していたんですね〜。
本編を観ているときは気付かなくて、最後のスタッフロールを見てビックリ、思わず本編に戻って確認しちゃいました。
ちなみに、領地の若い娘を無理矢理慰み者にして死に追いやり、さらにその父と弟まで殺してしまう(その他にも悪事多数)という鬼畜なサン・テヴレモンド侯爵役です。
で、物語の内容ですが。
実は、原作の小説はあまり好きじゃないんです。構成がうまくなくてダラダラしているのと、ディケンズの作品のなかでも特に文章が感傷的すぎるように思えて。(あと、フランス革命の描かれ方が偏っている…。まあ、イギリス人だから仕方がないか)
映画のほうは、2時間で手際よくまとめられ、原作のドラマチックさもはっきりと表現されていて、なかなかよかったです。主人公シドニー・カートン(ダーク・ボガード)のやさぐれハンサムぶりもかっこよかったしね。
しかし、何より良いのが、ヒロインのルーシー&チャールズ夫婦が、原作みたいにイライラさせられる人物ではないところ。というより、チャールズはその役立たずぶりを披露する暇がないほど、影が薄かったんですが(笑)。原作読んだ時には、この能天気なお子ちゃま夫婦には本当にイライラさせられたんだよなあ。ルーシーは、苦労の多い少女時代を送ったとは思えない、世間知らずな「お人形さん」ぶりだし。原作の二人だと、カートンが自分たちのためにしてくれたことについて、忘れずに感謝はし続けるだろうけど、自分たちの幸福があまりにも大きな犠牲のうえに成り立っていることの重みを感じることもなく、一生、能天気に笑いながら生きていくんだろうな…。
「暑くて集中力が途切れがちなときには、ミステリがいちばん読みやすかろう」ということで、7月下旬から始めたミステリ読書月間。
実はまだ続いていて、さらにもうしばらく続く予定ですが、そろそろ、どっしりとした現代文学、それに何か19世紀英文学が読みたくなってきたなあ。
でも、黄金期本格とか現代サスペンスとか、ミステリ小説ばかりたくさん読めて楽しかったです。国書の世界探偵小説全集も4冊読破できたしね。
● 映画 『二都物語』
(1957年・イギリス)先日BS2で放送されていたのを、録画しておいて観ました。
これ、約50年前の映画なんですが、クリストファー・リーが出演していたんですね〜。
本編を観ているときは気付かなくて、最後のスタッフロールを見てビックリ、思わず本編に戻って確認しちゃいました。
ちなみに、領地の若い娘を無理矢理慰み者にして死に追いやり、さらにその父と弟まで殺してしまう(その他にも悪事多数)という鬼畜なサン・テヴレモンド侯爵役です。
で、物語の内容ですが。
実は、原作の小説はあまり好きじゃないんです。構成がうまくなくてダラダラしているのと、ディケンズの作品のなかでも特に文章が感傷的すぎるように思えて。(あと、フランス革命の描かれ方が偏っている…。まあ、イギリス人だから仕方がないか)
映画のほうは、2時間で手際よくまとめられ、原作のドラマチックさもはっきりと表現されていて、なかなかよかったです。主人公シドニー・カートン(ダーク・ボガード)のやさぐれハンサムぶりもかっこよかったしね。
しかし、何より良いのが、ヒロインのルーシー&チャールズ夫婦が、原作みたいにイライラさせられる人物ではないところ。というより、チャールズはその役立たずぶりを披露する暇がないほど、影が薄かったんですが(笑)。原作読んだ時には、この能天気なお子ちゃま夫婦には本当にイライラさせられたんだよなあ。ルーシーは、苦労の多い少女時代を送ったとは思えない、世間知らずな「お人形さん」ぶりだし。原作の二人だと、カートンが自分たちのためにしてくれたことについて、忘れずに感謝はし続けるだろうけど、自分たちの幸福があまりにも大きな犠牲のうえに成り立っていることの重みを感じることもなく、一生、能天気に笑いながら生きていくんだろうな…。
2005. 08. 09
映画 『名探偵登場』
(1976年・アメリカ)先週の昼間にNHK-BS2で放送していたのを、録画しておいて観ました。
変わり者の大富豪トウェインの不気味な屋敷に集められた、世界的に有名な5人の名探偵たち。トウェインは午前0時に殺人事件が起こることを予告し、名探偵たちにその謎が解けるか挑戦状をたたきつける……という探偵小説のパロディ映画。
登場する名探偵たちの元ネタは、ポワロ、ミス・マープル、チャーリー・チャン、サム・スペードの4人はすぐにわかったのですが、残るチャールズ夫妻だけはわからなかった…(Amazonのエディターレビューによると、ニック&ノラ・チャールズ夫妻のようですね)
探偵小説のパロディとしてはあまり出来がいいとは思えませんが、コメディー映画としてはなかなかおもしろかったです。
それにこの映画、キャストやスタッフが豪華。脚本はニール・サイモン。大富豪トウェイン役は作家のトルーマン・カポーティ、他にピーター・フォーク、ピーター・セラーズ、マギー・スミスなどなど。そして、アレック・ギネス演じる盲目の執事がとってもお茶目でナイスでした。
ところで、BS2といえば、今月下旬にドラマ「名探偵ポワロ」の新作4本の放送があるのが、すごく楽しみ〜。
2005. 04. 18
映画 『ガス燈』
ガス燈 コレクターズ・エディション1944年の映画「ガス燈」の廉価版DVDが2月末に発売されていたことに、今頃気付く。
これ、19世紀末の霧深いロンドンを舞台にしたサスペンス映画なんですが(原作はパトリック・ハミルトンの戯曲)、数年前に主演のイングリット・バーグマン目当てでビデオを借りてきて観て、すっかり気に入ってしまった作品なのです。
もー、何がいちばんツボだったかって、ジョゼフ・コットン演じるキャメロン警部!!! スコットランドヤードの刑事(警視総監の補佐役らしい)なんですが、貴族を親戚に持ち、従僕がいるフラットに住んでいることから名門出身だと推測。ピーター卿とパーカー警部を足して二で割ったらこんな感じか、あるいはアレン警部か、といった感じの礼儀正しい紳士探偵キャラ。ヒロインの叔母が殺された10年前の未解決事件を密かに調べ直し、ここぞというときにヒロインを助けに来てくれるかっこよさ、おまけに12歳のときに当時人気があったプリマドンナの熱心な崇拝者だったというオマセ少年時代ぶりまで披露してくれて、観ている間中、私のツボは刺激されまくりだったのでした〜。
もちろん、精神的に追い詰められていくヒロインの新妻ポーラ役を熱演しているイングリット・バーグマンも素晴らしいです(この作品でアカデミー主演女優賞を受賞しています)。音楽会に行くときの白いドレス姿がとっても素敵。妻をじわじわと追い詰めていく夫役のシャルル・ボワイエも、ネチネチいやらし〜い怪演ぶり。
映画自体は、ヒッチコックの 「レベッカ」 に雰囲気がかなり似ています。もっとも、「レベッカ」の大ヒットぶりを見て、「じゃあ、うちもサスペンス映画でヒットを狙おう」って感じで作られた作品らしいので、当然と言えば当然…? ストーリーについては、よくよく考えてみると「?」と思ってしまうようなところがあるけど、他の部分が素晴らしいので、まあ、細かいところは気にしないことにする。
ちなみに、ジャケット写真はカラーになっていますが、本編はモノクロ映画。1880年代のロンドンの霧深い夜の雰囲気たっぷりです。
しかし、何が悲しいって、私は同じDVDを去年の8月に2倍近くの値段で買ったのよー!(泣)
(Amazonの商品ページだとこれですね。定価3129円。実際はもう少し安く買えたけど)
古い映画のDVDってすぐに入手困難になってしまいがちだから、発売された直後にあわてて買っておいたのにー! ほんの半年後に半額の値段で売り出すとは。しかも、パッケージも内容もまったく同じみたいだし。うぬぬ、ワーナーめ…。
まあ、とにかく、「レベッカ」など往年のサスペンス映画が好きな方にはお薦めできる作品です。1940年製作版も収録されているし(1944年版はリメイクらしいです。見比べてみると楽しい)、今なら1575円で買えるしね!(泣笑)
