* Caramel Tea *

Reading Diary

2008. 07. 01

『氷の華』

Amazon.co.jp で詳細を見る氷の華 (幻冬舎文庫 あ 31-1) / 天野節子

帰り道に寄った本屋で、文庫化されているのを発見。「テレビドラマ化」「米倉涼子主演」という帯つきで。
私、去年末の「このミス」でこの作品が話題になっていたのを見てから気になっていて、2〜3ヶ月ほど前に ハードカバー版 で読みました。
「結婚12年の隆之と恭子は、誰もが羨む夫婦生活を送っていた。ある日、恭子のもとにかかってきた夫の愛人と名乗る女からの電話。そこで告げられた事実が、彼女を殺人へと駆り立てる。罠が罠を呼ぶ、本格ミステリー。(「MARC」データベースより)」という話です。
例によって感想を書きそびれていたんですが(笑)、おもしろかったですよ〜。読者を驚かせることにこだわるあまりちょっと不自然に思えるところがあるのが多少気になったものの、リーダビリティ抜群。それに、どことなく古風で品の良さみたいなものがありました。
これは著者が50代後半になってから初めて書いた作品で、最初は幻冬舎の個人出版部門から自費出版したものを、出来の良さが評判になって、幻冬舎が商業出版しなおしたものなんだそうです。

ドラマの公式サイトももう出来ているのか。
http://www.tv-asahi.co.jp/koori/
夫役は堺雅人なのね。小説では、主人公は有閑ミセスで夫はサラリーマンだったはずだけど、ドラマでは、主人公がピアニストで夫は外科医ということになっているんですね。
主人公が米倉涼子というのはハマリ役なんじゃないかなー。

2008.07.01 23:50 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2008. 04. 01

国内ミステリー2冊

またまた2冊まとめて。

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Amazon.co.jp で詳細を見る大東京三十五区 冥都七事件
物集高音 / 祥伝社文庫 2004-6

(表紙画像はハードカバー版のもの)

血を吐く松、石雨れる家、夜泣きする石、迷路の人間消失、予言なす小さ子、消える幽霊電車、天に浮かぶ文字――。昭和の初めの帝都。早稲田の学生・阿閉万(あとじ・よろず)は、明治時代の古新聞・古雑誌から奇怪な事件を探し出して記事にするというアルバイトに励んでいる。そして迷宮入りとなった明治の事件や今の東京を騒がせている事件の数々を下宿先の大家「玄翁先生」こと間直瀬玄蕃に話して聞かせるのだが、大家は縁側に座ったままでその謎をあざやかに解き明かしていくのだった。
講談調とでも言うのか、調子のいい語り口で書かれた伝奇ミステリ短篇集。全篇通してちょっとした仕掛けがあるのがおもしろいし(某海外古典作家の有名な某短篇集を意識しているのかな?)、昭和初期の東京のちょっといかがわしい風俗が窺えるところや、すべてを論理的に解き明かしてしまうのではなく怪奇の存在する余地を残してあるところがよかったです。
シリーズになっているようなので、他のも読んでみよう。


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Amazon.co.jp で詳細を見る少女漫画家が猫を飼う理由―警視庁幽霊係
天野頌子 / 祥伝社 2007-09

幽霊と話ができる柏木警部補が主人公の警視庁幽霊係シリーズ3作目、三篇収録の短篇集。
楽しく読めたんですけど、第二話の「お盆注意報」はちょっとひどい話だなあ。殺人によって不当に父親を奪われた幼い子供という存在が出来てしまったわけだし、幽霊集団が被害者の奥さんを犯人と対決するようにけしかけたのだって、柏木が迅速に行動していなければ奥さん殺されてしまっていたぞ。無謀すぎる。
ところで、ストーリーとは直接関係ないけれど、第三話の「少女漫画家が猫を飼う理由」のなかで編集者を困らせる漫画家の一例として「ネットでトラブルをおこす人」が挙げられていたのに噴いた。そういうことする漫画家って時々見かけるけど、確かに編集者は「お願いだからやめてくれ…!」と思うだろうなあ……(笑)。

* Tag : 短編集  

2008.04.01 23:54 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2007. 10. 22

『恋する死体―警視庁幽霊係』 天野頌子

Amazon.co.jp で詳細を見る天野頌子 / 祥伝社ノン・ノベル 2006-05
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私立探偵・新堂武彦が心疾患で急死した。警視庁特殊捜査室の柏木雅彦警部補は、元同僚の死を訝しむ先輩刑事と彼が亡くなった病院へ向かう。被害者の霊と会話が出来る柏木は、新堂が死ぬ直前、担当医の医療詐欺を探っていたことを聞き出す。口封じのための殺し? 新堂の秘めた想いまで知ってしまった胃弱な柏木クンが捜査にかけ回る! 見守るのはかわいい女子高生の幽霊。やがて院内の巨大犯罪が浮上して…。捜査室の個性あふれる面々も加わって面白さますますパワーUP、待望の第2弾。 (裏表紙より)

『警視庁幽霊係』→感想) の続編で、今度は長編。
柏木の女子高生守護幽霊・結花や守銭奴霊能力者・三谷の出番は今回少ないけれど、その代わり、柏木の同僚たち――警視庁特殊捜査室の個性的なメンバーが活躍しています。
ミステリー部分も、前作に比べるとかなり良くなっているんじゃないでしょうか(いわゆる「本格推理」ではないんだけど)。
総じておもしろかったんですが、結末あたりの新堂と小夜子の恋話の部分はちょっとなー。子供の親権などが絡んでくる以上、「いい話」として綺麗にまとめられる話じゃないと思うから。

2007.10.22 22:13 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2007. 09. 24

続・サボリ中

すみません、最近サボってます。
9月に入ってから2冊分しか感想書いてないじゃん……。
といっても、読書のほうもさほど進んでいないので、感想書いていない読了本もあまり溜まっていないのだけど(笑)。
一念発起して、その読了本のなかから国内本2冊、簡単な感想を。

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Amazon.co.jp で詳細を見る陰陽師 夜光杯ノ巻
夢枕獏 / 文藝春秋 2007-06

またしても都に起きる妖しげな事件の数々。晴明と博雅がその因果を探り、鮮やかに解決。「月突法師」「花占の女」など9篇を収録! (出版社の内容紹介より)

シリーズ9冊目。おもしろく読みましたが、いつもどおりの「ゆこう」「ゆこう」パターンなので、特筆することはなし。
でも、「月琴姫」での博雅の天然たらしっぷりには噴いた。


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Amazon.co.jp で詳細を見る街の灯
北村薫 / 文春文庫 2003-01

昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。 (裏表紙より)

お金持ちのお嬢さま・英子が、専属女性運転手のベッキーさんに助けられて謎を解いていく連作短篇集。
昭和初期の街の雰囲気とか、「虚栄の市」での江戸川乱歩関連や当時の翻訳事情などはおもしろかったんだけど……。他の事件には興味をひかれず「どうでもいいや」状態だったし、それに「街の灯」はかなり後味悪いし。北村薫の作品にはいつも少しの毒が交じっているものだけど、それとは違う感じの後味の悪さ。
さらに、登場人物たちが気持ち悪くて仕方なかった。優等生ぶっているくせに野次馬根性旺盛、ベッキーさんがくれたアドバイスのおかげだということに気づかずに事件を解決したのは自分だと思い込んでいる鈍い主人公の英子を始め、「街の灯」の登場人物たちは言うまでもなく。それに輪をかけて気持ち悪かったのが、桐原侯爵家の上の兄妹二人の、「銀座八丁」での澄ましかえって内心ではベッキーさんに興味津々といういやらしさでした。
続編 『玻璃の天』 も読むつもりだったんですが……どうしようかな。

ところで、「サッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなんでベッキーさん」というのはどうなのかと……。由来を知ったら、あまりいい気持ちのするあだ名じゃないような。レベッカ(ベッキー)って天晴れではあるけれど、褒められた人物じゃないし。まあ、単なる語感からの連想(別宮[べっく]→ベッキー)で、本人の性格にちなんでいるわけじゃないんだけど。

2007.09.24 19:07 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2007. 01. 15

『闇鏡』 堀川アサコ

Amazon.co.jp で詳細を見る堀川アサコ / 新潮社 (2006-11)
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寒露の夜、京随一の遊女が殺された。凄惨な殺害現場には半月前に死んだ女が居たという。美女の首を掻き切ったのは、都に跋扈する魍魎か、人の心に住む鬼か…。南北朝の争いから10年。室町の京を舞台に、腕っ節は強いが大の幽霊嫌いの検非違使・竜雪が難事件に挑む!

第18回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作。でも、ファンタジーよりも、伝奇系ミステリーって言ったほうがしっくりくる気がする。
前半は「夜の都に魑魅魍魎の存在を感じさせるような物語の雰囲気も、文章の書き方も、私の好みだなあ」と楽しみながら読んでいたんですが、終盤ではその細部までちゃんと考えられた構成に感心させられました(というか、私は半分ホラー・ファンタジーのつもりで読んでいたので、あそこまできっちり「ミステリー」で来たというのがまず驚きだった…)。ひとりの男に対する三人の女たちの三者三様の執着のかなしさ・哀れさにもしんみりしちゃったり…。
しかし、反面、その構成に引きづられたせいで、物語の核となる某男性登場人物の性格が支離滅裂になってしまっているように思えます。それと、個人的には、[本物の鬼やら怨霊やらの存在する余地をもっと残しておいて]くれたほうが好みだったなー。
あと、登場人物や出来事に関して、同じ説明が繰り返されるというのが何箇所もあって、ちょっとくどく感じました。連載小説だったならともかく、読者は前の章で読んだことくらい覚えてますよ…。

ともあれ、次回作が楽しみな日本の作家さんが一人増えました〜。


▼ 新潮社サイトの下記ページで冒頭部分の立ち読みができます。
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/303071.html

2007.01.15 23:49 | Comments(0) | Trackback(1) | 国内作品

2006. 09. 11

『猫島ハウスの騒動』

Amazon.co.jp で詳細を見る若竹七海 / 光文社カッパノベルス (2006.07)
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30人ほどの人間と100匹を超える猫が暮らす通称・猫島。民宿・猫島ハウスの娘・響子は夏休みを迎え、家業の手伝いに精を出す日々。そんなある日、奇妙な事件が起こる。のどかな「猫の楽園」でいったい何が!?

葉崎半島の先、「猫の楽園」として観光地になっている猫島を舞台にしたユーモア・ミステリ。葉崎シリーズの新刊。
とにかく猫たちがたくさん登場するのが嬉しい。キャット・クレイジーと言われようが、猫が出てくるだけでニヤニヤしちゃう。猫島ハウスの料理人ツル子さんの作る料理の描写もおいしそうだし、ポンポンと交わされる登場人物たちの会話も楽しい。
ミステリ部分はちょっと弱い気もするけど、前作・前々作同様、さらっと書かれていた人物や出来事があとで重要な意味を持って再登場するのは伏線好き(?)にとっては嬉しいところ。

ひとつだけ、キャット・クレイジーとして疑問が。猫が[腐乱した人間の死体の指の部分]をくわえてくる、という場面があるのですが…。嗅覚の発達した猫(しかも新鮮な魚を毎日たっぷり食べている猫)は、そういう腐ったものは口にしないんじゃないかなあ。そういえば、パトリシア・ハイスミスの短篇に似たような話があったな(若竹さんのことだから、多分その話を念頭に置いて書いているんだろうけど)。そっちのは腐ってなかったけど。



Amazon.co.jp で詳細を見る※ ところで、リリアン・J・ブラウンのシャム猫ココシリーズの最新刊の表紙絵。うちの猫と格好がそっくりだー! 夏の暑いときにはこんなあられもない格好(ちなみにオス)で、びよーんとのびているのです。最近は涼しくなってきて丸くなってるけど。本屋さんで見かけて妙にウケてしまった(笑)

2006.09.11 19:27 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2006. 09. 10

『ヴィラ・マグノリアの殺人』 『古書店アゼリアの死体』

Amazon.co.jp で詳細を見る Amazon.co.jp で詳細を見る

『ヴィラ・マグノリアの殺人』 若竹七海 / 光文社文庫
『古書店アゼリアの死体』 若竹七海 / 光文社文庫

若竹さんの新刊 『猫島ハウスの騒動』 を読もうと思ったのですが、この葉崎シリーズの細かい部分を忘れてしまっているので(もっとも舞台とほんの一部の登場人物が共通しているだけなんだけど)、先に 『ヴィラ・マグノリアの殺人』 と 『古書店アゼリアの死体』 を再読。
『ヴィラ〜』 のほうは、双子がシングルマザーの母親と若い刑事のロマンスを期待するあたりが「クレイグ・ライスの 『スイートホーム殺人事件』 っぽい?」と思いきや、読み終わってみるとミステリ部分のこんがらがり具合がエリザベス・フェラーズに近いような気がする。
ロマンス小説専門の古書店アゼリアは、こんなお店があったらぜひ行ってみたいなあ。で、店主の紅子さんにゴシック・ロマンスのレア本を教えてもらいたい。(デュ・モーリアはすでに読んでるし、ヴィクトリア・ホルトはあまり好みじゃないので、他の作家のをね)

2006.09.10 23:23 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2006. 08. 27

『敵は海賊・猫たちの饗宴』

Amazon.co.jp で詳細を見る神林長平 / ハヤカワ文庫JA (1988)
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「くび!」 ラテルは自分の耳を疑った。黒猫型宇宙人アプロだけでなく自分までが広域宇宙警察をくびになるとは。彼らがいるかぎり対海賊課の評判は落ちる一方、損害賠償は増える一方だというのだ。チーフ・バスターの紹介で出向いた再就職先で一匹と一人を待ちうけるのは稀代の宇宙海賊匋冥、その武器は人間でもコンピュータでも“猫”にしてしまうCATシステムだった! てんやわんやのアプロとラテルの活躍、好評第2弾!

対海賊課のお騒がせ刑事ラテルとアプロが主人公の「敵は海賊」シリーズ2作目。
最近「○○かわいい」という言葉が流行っていますが、黒猫型異星人アプロには「凶悪かわいい」という形容詞を進呈したい。食い意地は張ってるわ、口は悪いわ、海賊よりも凶暴だわでメチャクチャなんだけど、黒猫型というだけで、そんなところすらラブリーに思える(笑)。
前作 『敵は海賊・海賊版』 に比べてストーリーらしいストーリーはあまりないけれど、ラテル・アプロ・ラジェンドラ(対コンピューター戦闘用宇宙船)・マーシャ(見習い刑事)の4人のどつき漫才のような会話や宇宙規模でのドタバタっぷりを満喫できる作品。すべてを猫に変えてしまう幻想マシン「CATシステム」の存在も楽しい。

2006.08.27 23:15 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2006. 08. 10

『チョコレートコスモス』

Amazon.co.jp で詳細を見る恩田陸 / 毎日新聞社 (2006/03)
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幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。近々大々的なオーディションが行われるらしい。そんな噂を耳にしたからだった。同じ頃、旗揚げもしていない無名の学生劇団に、ひとりの少女が入団した。舞台経験などひとつもない彼女だったが、その天才的な演技は、次第に周囲を圧倒してゆく。

恩田陸版 『ガラスの仮面』? 「飛鳥、恐ろしい子…!(白目)」って感じで。(お約束)
『ガラかめ』 は中学生くらいのときに友達が文庫版を全巻貸してくれて、夢中になって読んだのだけど、ひとつだけ大きな不満を感じたのが、自分の役に没頭しきっているマヤが「舞台全体の調和」というのをまったく考えていないことだった。たとえばマヤが初めて舞台に立った学芸会、マヤは素晴らしい演技だったけれども、あれ、端役ひとりが悪目立ちしてしまってお芝居全体としてはグタグタでしょう(当時、「船頭多くして山に登る」みたいな演劇部の部員だったため、特にその点が気になったわけ/笑)。恩田陸も同じことを考えていたようで、飛鳥が初舞台で迫真の演技を見せたものの「芝居の雰囲気を壊した」と不評だった…という場面からそれがうかがえる。
全体としては、恩田作品にありがちな破綻部分がない代わりに平板に感じられて、最後まで作品世界にひきつけられるということがなかった。やっぱり演劇は実際に劇場で観るに勝ることはない、と思ってしまうなあ。演じる側・観る側の陶酔感というのは、文字で読んでもどうもピンとこない。

この本読んで、久しぶりに舞台を観に行きたくなったよ。東京に住んでいたときは、あちこちの劇場に行けてよかったなあ。今じゃ、チケット代よりも東京や大阪への遠征費用のほうがはるかに高くついてしまうよ…。

2006.08.10 22:15 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

2006. 08. 05

読書中の本 『グッドラック―戦闘妖精・雪風』

『戦闘妖精・雪風<改>』 があんな終わり方してるんじゃ続き読まずにはいられないでしょ、ってわけで、続けて 『グッドラック』 を再読中。

この続編も読み応えがあってとてもおもしろいのだけど、研ぎ澄まされた鋭さと冴えを感じさせる前作に比べると、ずいぶん饒舌に思える。



Amazon.co.jp で詳細を見る『グッドラック―戦闘妖精・雪風』
神林長平 / ハヤカワ文庫JA

突如、地球への侵攻を開始した未知の異星体ジャム。これに対峙すべく人類は実戦組織FAFをフェアリイ星に派遣、特殊戦第五飛行戦隊に所属する深井零もまた、戦術戦闘電子偵察機・雪風とともに熾烈な戦闘の日々を送っていた。だが、作戦行動中に被弾した雪風は、零を機外へと射出、自己のデータを最新鋭機へと転送する――もはや人間は必要ないと判断したかのように。人間と機械の相克を極限まで追求したシリーズ第2作。

2006.08.05 23:00 | Comments(0) | Trackback(0) | 国内作品

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読んだ本の感想メモ、気になる本の情報など。翻訳小説が中心です。特に好きなのは、海外古典ミステリと19世紀イギリス文学。
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